10巻といえば、流れ星と三点倒立。

 

流れ星の部分、古畑任三郎が登場しそうです。 

 

主人公と洸君は道で分かれて反対方向へ歩き始めました。そして2人とも流れ星を見ました。

 

『流れ星は私の前方に見えた』

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 中略

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『どうしてそれを洸も見る事ができたのか

 私の事を振り返ったんじゃないか

 だからあの流れ星が見れたんじゃないか』

 

そして主人公は走り出します。

洸君への想いから逃れるために。

 

『振り切れ』

 

この辺りのページにはモヤモヤとした感情を表すかのようにもこもこと雲のようなスクリーントーンが散りばめられています。

そして走る場面の『振り切れ』の文字の後に1番大きなスクリーントーン。

漫画でしかできない気持ちの表現です。

 

「アオハライド」は主人公の女の子の方がずーっとかっこいいです。カレシを大切にしようとするし、洸君への想いを断ち切ろうと努力します。そして行動で示します。

 

例えば流れ星というシチュエーションがあったとしても、他の多くの少女漫画だったら、女の子が振り向くと男の子が追いかけてきていたとか―――要するに2人の距離が縮む方向に進みそうです。またまた男の子が女の子をハグする感じで。

「アオハライド」の女の子はかっこいいので反対! 退散。その場からも自分の気持ちからも。

 

自分が洸君を優柔不断で子供っぽいと感じた原因が詳らかになってまいりました。主人公がかっこいいからですね。

それは漫画っぽいかっこよさではなく、高校生の等身大な気がします。

反して、洸君の方は不器用で「なにしとん」と言いたくなります。

 

 

ツボったのは修学旅行でのバンドくんの友達です。

まいた男子のようです。まいた男子は当方が勝手に作った言葉。まいた菜穂先生の「12歳。」に登場する、周りでしょーもないことばっかりしている男子達です。自分の小中学校時代の男子版。

 

 

 

ホテルの部屋に男子が3人。1人は三点倒立をしています。

三点倒立をしている男の子は、他の2人が立ち上がって部屋を出ていくときも

 

「俺三点倒立してっから!!」

 

と三点倒立の姿勢をキープ。分かるわー。続けたいよねー。

ちなみに3人のうち、この男の子については色恋沙汰が描かれていません。きっとカノジョなし。なんとなく(笑)

 

 

主人公とバンドくんの描き方もいーのです。

咲坂伊緒先生は街でこういったいちゃいちゃカップルを観察されているのでしょうか。一般的に描かれるのは寄り添うだけの場面。「アオハライド」では動きがあります。

 

主人公の女の子とカレシの並んだ後ろ姿

女の子は体を横に揺らしてお尻の横辺りで「えいっ」ぽんっとカレシを小突きます。

次のコマはにっこりしたカレシの顔

そして、カレシはお返しに、体を傾け、女の子の頭に「えい」と自分の頭をこつん。

 

そのやりとりを遠く後ろの方から眺めている洸くん。

洸くんの侘しい後ろ姿を見たとき、「ざまーみろ」と思ってしまいました。自分、性格悪いデス。