大病院のICUでの生活は
何もかも看護師さんに頼りっぱなしでした。

看護師さん、
ほとんどの方が20代半ばくらいでしょうか。
卒業したばかりの方も見えたと思います。

私より若い方ばかりで
初めはトイレの片付けや身体拭きなど
なんだか恥ずかしく思いました。

でも、その気持ちは
ほんの数日で変わりました。

若い看護師さん、

丁寧で
献身的で
テキパキしていて
意識が高くて。

そんな方ばかりでした。


とっても頼もしい。
精鋭部隊のような(笑)。



今思い出しても、感謝でいっぱいになります。



メモ帳に
その日の担当の看護師さんの
名前や特徴、話したことなどを書いて
なるべく名前を覚えるようにしました。


遮断された部屋でしたが、
たくさんの看護師さんとコミュニケーションが取れていて
過ごしやすかったです。
正確に言うと
妊婦さんのICUは
MFICUと言うみたいです。



救急車はガタガタして
乗り心地はそんなに良くなかった気がします。
でも、
サイレンを鳴らして赤信号も進めるその乗り物は驚く程早く病院に届けてくれました。



着いた瞬間に診察開始です。
その前にトイレに行きたいと伝えたのですが
ダメでした。
救急搬送された患者なので
勝手に動いて何かあったらいけないんでしょうね。


切迫といっても、
点滴が効けば張らないんです。
どこも痛くないので
気持ちとしては本当に元気なんですよね。

さらに、
私は子宮頸管は相変わらずしっかりあったので
ICUに入ると聞いた時はとても驚きました。




MFICUは
ナースセンターの中にあるような感じでした。

ベッドが横並びでいくつかあって、
カーテンで仕切られてるベッドと
薄めの壁で仕切られてるベッドがあり、

カーテンで仕切られてるベッドが埋まっていたので
私は壁で仕切られてるベッドに案内されました。
これはとてもラッキーでした。



すぐに
看護師さんが来て、
入院生活の説明をしてくれました。

先生から許可が出るまで、
シャワーは入れないこと、
トイレはベッドの横に置くポータブルトイレで済ませること、
面会制限など説明を受けました。



ポータブルトイレのことを考えると
壁のあるベッドでとても助かりました。
臭いも、音も遮ってくれますもんね。

翌朝、先生に
「張りが治まりました。
   もう大丈夫です」
と、伝えました。


ところが、
先生の言葉は
「転院にしましょう。
   何かあってからでは遅いです」
とのことでした。




張りも治まって、
せっかく慣れてた入院生活、
先生や看護師さんのいる環境だったのに
転院するの?



なんて考えてたら
もう救急車を呼んだから必要な荷物を詰めるようにと言われました。

歯磨きをして
慌ててトイレに行くと救急車のサイレンが


早すぎました。


そして、
あっという間にストレッチャーに乗っけられて
救急車に乗せられました。


1ヶ月以上ぶりの外の空気は
きっと数秒間だけ。


病床数が500を超える大病院へ移ることになりました。