2月13日 ヴァチカン美術館 絵画館の6回目です。
今日ご紹介するのはヴァチカン美術館・絵画館の突き当りの大きな部屋の中央右側にあった
ラファエロによる「聖母戴冠」です。
「聖母戴冠」について聖書を調べましたが見つかりません。
ルーヴル美術館のHPで少しだけ理解できる説明に出会いました。
「聖書外典に基づく「聖母戴冠」の主題は、13世紀にヤコブス・デ・ウォラギネの『黄金伝説』に
よって広く普及した。
この挿話は、時間的な順序としては「聖母被昇天」に続くものであり、天上で聖母がキリストに
よって迎えられ、立ち並ぶ多くの福者たちの上に就けられる」
上段と下段で描かれている場面が異なります。
上段は「聖母戴冠」で、下段は「聖母被昇天」後の場面です。
ヴァチカン美術館のHPでは、下段中央で聖母マリアから送られたガードルを持っているのは
聖トマスだそうです。