最近、

初任給が高額で

40代の子育て現役世代より 待遇がよく

納得いかない、という話をよく聞く。

 

私が就職した時も

不景気で

次に来る バブル世代の初任給に抜かされた。

 

初任給の方が 私や夫より手取りが高くなってしまい

やむなく 少し給料が値上がった。

数千円だ。

しかし、そこから税金を引かれたら マイナスになってしまい

結局 手取りは 新入社員より 低かったのだ。

 

 どうにもならなかった。

 

その後 バブルになり 世間では 給料が上がったところもあるようだが

我が家は、そういうことも なく

むしろ、新しいものを開発しなくても 現存のものが売れるのだからということで

残業無し、仕事無しで、給料は 上がらず。

 

 その後、バブルがはじけて 今度は 新製品の開発が急務となったが

会社の業績は ドン底におちたのだから、残業しても サービス残業で

給料上がらず・・・

 

 その苦しい時代 子供たちは 結局

良いところが 一度もない 不景気の20年で 子供から成人した。

 

 そういうことが あってはいけない。

 

新入社員の給料を あげるのならば、

全員一律、という時代は 終わってしまったが

頑張っている 子育て世代の人には

きちんと その努力を認めるべく 評価してあげてほしいと思う。

 

 良い頭脳を求める為に 初任給をあげるのは わかるけれど

その後、ずっと 平行線の給料が続く状態になることもある。

 

 それが 運不運、ということなのだろう。

 

公務員が 待遇が悪く 就職したい希望をとると

一般の上場企業より上位にいったりするが

上々企業、トヨタや商社などばかりでなく

そこら辺の 名の知らない企業と比べても

福利厚生も 良くないし 給料は 半額で

生涯年収は 半分以下だ。

 

 どうして 公務員が良い、と思ってしまうのか 不思議でならない。

今は そんな時代ではない。

現に 国家公務員の低い年収と 良くない待遇で 就職する人も減っているし

すぐにやめる人も増えているというのに・・・

 

 今は 公務員という時代ではない。

初任給も、子育て世代の年収も 世間の半額だ。

 

 年収は 大事だけれど 就職というのは

本当に その人の運不運が、大きいものだと 思うのである。