昨日今回のGI学会に参加してきたことのブログをUPしました
その中でも触れましたが
学会そのものは、15日の午後から16日までなのですが
実際には14日から旅立ちました・・・往復高速バスなので、移動に半日かかります
その14日午後には
ウィッグメーカーのリネアストリアの東京サロンで
使い続けて薄くなったウィッグの代わりを新調するためにお世話になりました
そして15日の午前中
東宝シネマズ新宿で映画『先輩はおとこのこ』を観てきたのです
TVアニメ『先輩はおとこのこ』は
LINEマンガが原作で・・・・一迅社で全10巻の書籍化されています
昨年の7月よりフジTV系列でアニメ化されて放映されました
そして
わたしは昨年暮れよりBS11で再放送されたのを観ようとしていたのですが
実際には録画視聴で、全話終了してから一気見しようとしていました
そのため今年になって2/14から劇場版が上映されるという情報を見逃し
最寄りの映画館での公開時期を逃してしまいました(*_*;
それを今回の東京行に併せて
もしかしたらどこかでやっていないかな??と思いググって見ると
東宝シネマズの池袋とか新宿で、まだ上映していました(^O^)
ただ池袋は場所的には良いのですが
上映時間がレイトアワーの2120~2255ということで
初日の14日に行けないことはない時間ではあるのですが
そこはお友達が夕食のアポを取ってもらっているので使えない!
そこでもう一軒新宿を確認すると
朝一の0835~1010で上映していました
学会初日の15日に、ちょうど学会の始まる前の時間帯で組み込めそうです(^O^)
お世話になる彼女に確認すると
彼女も「同行しても良い」ということで、ネット予約しておきました
ということで
学会前に新宿に立ち寄っての映画観賞です(^O^)
Story_
まことと咲と竜二、3人が出会ってからもうすぐ一年。
それぞれが悩みに向き合い少しずつ変化する中、学校は春休みを迎える。
まことが咲を意識し始める一方で、咲は父・裕司に会いにハワイを訪れる。
親子水入らずの時間を過ごし、ハワイを満喫する咲。
そんな中ふいに、裕司に「こっちで一緒に住むか?」と聞かれて……。
父を選ぶか、母を選ぶのか。
自分を「特別」に思っている人は誰なのか。「特別」とは何なのか。
咲が思いを巡らせる一方で、三年生になったまことや竜二もまた進路に向けた選択をしていく。
3人が決める答えとは――。
************************************************ 映画版公式HPより *****
TV版では
まことと竜二が高校二年生、そして咲が新入生として入ってきて
咲が”特別な人”として告白してまとわりつき
竜二も抑えつけてきたまことへの想いを吐き出してしまい
その二人の間で揺れ動く(チョット違うかな?!)気持ちに振り回される
一年を描いてきたのです
映画ではその後
まことと竜二が高三、そして咲が高二になって
それぞれの将来も見据えて三者三葉”自分はどうしたいのか?”ということに
向き合わざるをえなくなった三人を描いていきます
ただこの映画を鑑賞する、という意味では
この前の一年を知らないと
この三人に限らず周りの人々との関係というか立ち位置が分からないので
流れを読みにくいのかな??という感じでした
そしてテーマがテーマなので
子と親の関係性というか、親の立ち位置/子への想いについて
考えさせられることがあります
まことの母は、その父(まことの祖父)のせいなのか・・・まことと同じく可愛いものが好き
まことが可愛いもの、そして女の子ぽくするのを毛嫌いしていた
しかし父は、まことの想いを大事にして
妻に内緒でまことの想いを許容してくれる学校を紹介し
まことの想いが固まるのをしずかに見守り続けてくれている
それが母性と違う父性なのかは知らないが
わたしは父孝浩と同じ様に”子の想いを受け入れてサポートしたい”と思っています
※だから”女性になり切れていない! 女でないから!”と言われても構わない!
子の想いに間違いを感じた時に・・・”間違い”とはだれが判断?何が正しい???
どう連れ添っていくのかは、常に悩んではいますが(^O^;)
タイトルは『先輩はおとこのこ』で
”男の子”でもなければ”男の娘”でもない!
TV版では、父に連れ出されたまことが
二人きりの車の中で「これからどうしたい? 女の子になりたいのか?」と聞かれます
それに対してまことは「よくわからない・・・」と答えます
かわいいものが好きで、その中には女の子の格好もあるのだけれど
必ずしも(自分の身体自体を含めて)男(の格好)の状態にも
徹底的な忌避感があるわけではないのです・・・その意味合いでは私も一緒かな(^O^;)
そしてまことは竜二の想いも知り
その想いを受け入れようとしますが
それでもまことと咲は自分の想いに気づき、それを自ら受け入れようとしていきます
まだまだお話は彼らの人生の途上の一地点
これからもそれぞれの人生を歩んでいきます
その時まことの傍らで歩んでいくのは
咲か、竜二か、または他の人なのか?
その時、まことはどういう姿でいるのか・・・
【追記】25/03/27
映画を観てからですが、先日3/23に
BS11で再放送されていたTV版『先輩はおとこのこ』の最終話が放映されました
この中で、まことは初めて祖父(母の父)英一郎の下に向かいます
そしてある雪の晩
英一郎の作ったワンピースを身にまとい外を出歩きますが
ふとカーブミラーに写った姿を見たまことが
「汚しちゃいけないから帰ります」と言います
それに対し英一郎は、地面に横たわって
「汚したっていいんだ!」と返します
まことも英一郎の隣に横たわって聞きます
「もうお母さんとは会わないんですか?」
「ああ・・・後悔はある、だが今は幸せなんだ!」
「大事なものをいくつか捨てたら、どんなものでもひとつくらいは守れる」
「だいじなもの・・・」
そして(まことの)父は
「母さんのことは、父さんが幸せにするから」
「まことはそこで幸せになればいい!」と言ってくれます
まことは「帰らなくちゃ!」と
「我がままかもしれないけれど、僕はひとつも捨てたくない!」
「大事な人も、だいじなコトも・・・、ボク自身も!」
まことは強いと思います
それが出来れば一番いいのだと思います
でもね!
多くの人はすべてのものを手放せずに
出口を見失って、うろたえているように感じています
ブログを見ていても(私が感じる)そんな場面によく出くわします
わたしは英一郎と同じ(^O^;)
「一番大事なものを一つだけ抱えたら、あとはすべて手放す覚悟で臨んでみたら」と・・・
そうすれば道は自ずと開けるし
結果として
手放すつもりだったものでも、手元に残ることもあります(^O^)