今日の静岡新聞です
写真は先日、県下で初めて開催されたレインボープライドの時の写真で
わたしも参加しようとしたのですが
事前申し込みしていないと参加できない、と言うことで沿道応援でした(^O^;)
増進法に関しては、成立前から賛否両論
それぞれの立場からいろいろな意見があり
その文言だけを抜き出して、その字面だけを考えていれば”なるほどなぁ~”とは思うのです
ただ皆さんがそれぞれどれだけの知識、バックグラウンドがあるのかというと
その差はあまりにも開きがあると感じています
先日もテレビを見ている時に
「同性婚が認められていないことの違憲判決」をテーマにしていたのですが
画面に流れていた視聴者のコメントに
「なぜそんなに結婚に拘るのだろう? 好きに暮らしたらいいんじゃない!」
と言うのがありました
ストレートの男女が愛し合って一緒になる時
結婚するかしないかは、勝手にすればよく
結婚を選んだ時には
相続権や遺族年金等の配偶者の権利や、看護者への意思決定権等々
何も考えなくても自動的についてくるのです
当り前についてくる権利については
人は無関心
当たり前に付いてこない人がいる、と言うことには
よほど想像力が強く
人を思いやる気持ちも強く、知識がないと
気が付きません(*_*;
===>だから知らないこと、知ろうとしないことは悪なのです
わたし達も(今は)知らせなければいけないのです
その意味では「理解増進法」という、まだまだ中途半端な法律であっても
それなりに話題になって、”わたし達が居る!”と言うことが
より知られれば、それはそれでよいかな、と思っています
ただ「理解増進法」の成立にあたっての文言改編や注釈追加等に対する
危惧も分からないではないです
昔、法学の授業の時に
法律は基本的にはそれほど頻繁に変えることはないように
その時々の時勢に合わせて、どうにでも解釈できるように
玉虫色の表現をするのだ、と聞いたことがあります
それを悪く運用されたら・・・
でも、わたし自身の基本は性善説
「特例法」の時だっていろいろあって
でも先ずは造ってしまおうよ!と
そして施行4年後に”子なし要件”が”未成年の子なし”に改正されました
そして来年は施行20年
2020年には特例法で戸籍改性した人は10000人を超えました
わたしもそのうちの一人です(^O^)/
今だって特例法にはいろいろな意見があり
必ずしももろ手を挙げての文句なしの法律ではないのかもしれません
それでも、わたしはこの法律が出来ていたから
(法律的には)女性に成れました
「理解増進法」もこのままでは決して良くはなくても
先ずは一歩踏み出しました
それをどのように運用するかは
必ずしも政府のお偉いさんだけではないでしょう!
世論がセクマイの人の存在をなんとも思わなくなってさえいれば
何も問題ないはずです
わたし自身はインフルエンサーでもなければ
もちろんこれからも議員先生になることもないでしょう(^O^;)
でもわたしの周りの人に”わたしはここにいるよ”
もう「私の周りにはセクマイの人はいないから知らない」とは言えないよね!
「トランスジェンダーと言ったて、変わらないよ!いい人だよ!」
と思ってもらえるように
暮らしていくことはできる、と思っています
それで終の棲家と思っていた「勝手にRLE」で暮らした地では
積極的に自治会活動にも参加して、三年ほど役員もやって
総会の司会や書記それに夏祭りの屋台総括等で多くの人にわたしを知っていただきました
まぁ直接カミングアウトしたのは四人ほどなのですが
みなさん古くからの団地の住人で、横のつながりもあるし
お一人の処には多くのジジババが毎日集まってはおしゃべりしていて
わたしも話に引っ張り込まれたりしていたので
多分それなりに知られているんだろうなぁ・・・
「理解増進法」も誰かの100%の法律はあり得ないのでしょう
誰かの”いい”は、誰かの”いや”
一部の人間の度を過ぎた行動ばかりを考えるのではなく
それをよりよく運用する環境をみんなで創っていきましょう
多くの人にわたし達をより知ってもらうことで
わたし達の願う社会が創られるのかな
わたし達自身のトランスの進行と同じ様に
年単位、十年単位での進み方でしかないと思うのですが
進み続ければ
いつかは・・・
なるといいですね(^O^)
まだまだセクマイがあたりまえでない
今という時代を生きているわたしだから
埋没せずに、ここにも居るよ!
と、伝え続けていきたいです