二十一年間の人生で、今が絶対に一番のどん底だと私は思う。就活はうまくいかないし、本当に大好きだった彼氏に振られた。しかも、冷めたという理由で。
流石に「泣きっ面に蜂」すぎて、本来ポジティブなはずの私は、立ち直れないほどネガティブになった。自分は誰からも必要とされない人間なのかな、と思った。
彼氏に振られて、自分の未熟さだったり至らなさだったり、色々と考えさせられた。こうしとけばよかったかな、あれは間違いだったかな、今となってはもうわからない答えにぐるぐると悩まされる毎日。心にぽっかりと穴が空いたようなそんな虚しさ。ちょっとした嬉しいこと、ちょっとした悲しいこと、ちょっとした寂しさ、一番に伝えたいと思う相手が急に消えた。パッと蒸発した。
辛い、苦しい。でも、思い返せば、彼と付き合っていた頃、私は私のことが嫌いだった。スーパーポジティブで穏やかな心が持ち味の私は、いつの間にかスーパーネガティブになってよく泣いていた。ちょっとしたことで不安になって泣いていたし、私といても楽しそうではない彼を「楽しませよう!」と、一人で頑張っていた。頑張れば頑張るほど、空回ってしまう自分が嫌いで、疲れてしまっていた。
そんな、ネガティブに支配され、カラカラ一人で空回る私に、彼は飽き飽きして、「会いたい」と思う気持ちも「一緒にいて楽しい」と思う気持ちもなくしていったのだと思う。
別れて初めて、自分はかなりヘビーで、彼に尽くしまくっていたんだと気がついた。
友達に、「相手のことを考えられるのは素敵だけど、それって窮屈そうだよ」と言われて初めて気がついた。よくわからないまま振られてしまったけれど、私が向き合うべき自分はこれだったのか・・・。
勉強になりました。向き合うべき自分、振り返るべき自分を見つめることができたから。私は前を向いて生きていきます。私の好きな、「笑顔で、前向きな私」で生きていきます。お互いを想い合っていた頃の二人を思い出すと、まだ、悲しくて、辛くて、苦しくなるけれど、あなたのことを好きとはもう思いません。本当に大好きで、本当はずっと一緒にいたかった。でも、もう一度やり直したいとは思いません。私にとってあなたは、明るい未来の前に横たわる屍なのです。私はその屍をまたいで、明るい未来へと足を進めます。ありがとう、さようなら。
失恋をした全ての人へ。とても辛いですよね、苦しいですよね。でも、どんなに愛した彼女・彼氏も、屍となる日がきっと来るはずです。会うことはもうないと思うけど、もし会ったら、「生ける屍だ・・・!」と思うようにしましょう。