「フラグラント・レディ」
今回ご紹介する品種は、「傷みやすい」バラ、「フラグラント・レディ」です。
京成バラ園にて撮影
京成バラ園にて撮影
京成バラ園にて撮影
京成バラ園にて撮影
京成バラ園にて撮影
「フラグラント・レディ」は、フランス、メイアン 社、1991年作出のハイブリッド・ティ・ローズです。大変に華やかな花色のバラで、遠くからでも、一際目を引きます。「香りの貴婦人」と言う名前を持つだけに、香り豊かな品種でもあります。
交配親(母)は「プリンセス・マーガレット」で、鮮やかなローズピンクの花色は母親譲りのようです。
「プリンセス・マーガレット」
「フラグラント・レディ」も、前回触れた「写真の撮りにくい」品種の一つで、この品種の欠点は、花弁の傷みやすさです。最初に見た時は傷みがあまりにひどくて、写真を撮る対象ではありませんでした。そんな年が何年か続き、ある年、びっくりするほど美しい花が目に入り、ここにこんな綺麗なバラあったかしら? と不思議に思いネームプレートを見ると、それまで「ダメな子」と思ってきた「フラグラント・レディ」でした。
実は超美人だと判明した「フラグラント・レディ」でしたが、その後も、咲き始めから茶色に変色した花ばかりで、年に一枚綺麗な写真が撮れればいい方という年が続きました。
それでも、長い間撮り続けてきたので、なんとか5枚揃えることができました。
あまりにひどい画像はどんどん消去していくのでそんなにひどい画像は残っていないのですが、残っている画像の中で傷み具合が分かるのは、次の画像です。