昨年からの一年越えの不妊治療。
もともとフリーランスの仕事をしていた私でしたが、
ご承知のコロナ。昨年春の最初の緊急事態宣言で、余儀なく自分の活動が止まったことをきっかけに、昨年5月に初めて病院に行くことに。
そして、初めての7月の体外受精では着床ゼロという結果に。
その直後、また仕事に戻りましたが、その矢先に、12歳の愛猫にまさかの喉の癌が見つかり、
余命3ヶ月の宣告。
そこから愛猫の闘病介護と不妊治療と仕事の生活が始まりました。
正直、この時、最優先だったのは、
猫のことでした。
12歳という猫の年齢に、
色々な意見あるかと思いますが、
最近では人と同じに、
めっきり猫寿命も延びていることは周知の事実。
私にとって、12歳の愛猫君は
まだまだ元気で過ごしてくれるだろう年齢でした。
そして、喉の癌というものは、
なんと悲しいかな、、
体は元気なのに、食事が出来なくなる、
という、
恐ろしい癌でした。
何より辛かったことは、
うちのこの子は、
誰よりも小さい時から食べるのが大好きな子だった、ということ。
そんな我が子から、大好きな食べることを奪ってしまう病気になってしまったということ。
早くに気づいてあげれなかった自分に、
この子を恐ろしく苦しめあげる病気に、
本当に恨みました。
病院を4件回ってようやく手術をしてくれる先生に出会い、手術をしてもらいました。
癌の部分をほぼ取り切れた、と言われ、
手術は成功。
しかし、
先生の話し通り、
1ヶ月後に再発。
それでも、手術をしなかったら数週間の命だったでしょうと。
ここから先は抗がん剤を使った緩和ケアのみ。
といっても、
なんの知識もなかった自分たちは、
毎日の愛猫君の体調の目まぐるしい変化に
ついていくのが精一杯で、
何かをしてあげれるなんてレベルでは
到底ありませんでした。
自力で食べれなくなり、
鼻からチューブを入れる経鼻食に。
抗がん剤がよく効いてくれれば、
経鼻食でも、4年生きてる子もいるんですよ、
と
先生から、希望の話をもらいましたが、
叶わずでした。
2回目の自分の採卵と顕微受精。
前回のゼロから、今度は初めて胚盤胞が二つ育ってくれた、その結果の2日後、
愛猫君は旅立っていきました。
宣告を受けた3ヶ月と2日が過ぎた時でした。
自分勝手な話ですが、
愛猫君が、
私たちの治療を見守ってくれていて、
結果が出るまで、
待っていてくれたんじゃないか、
と思ってなりませんでした。
今度は良かったね！
これからもがんばってね！
と、愛猫君が言ってくれたように思えて
ならなかったです。
愛猫君は、猫にも人にも
誰にでもとても愛想良く、
誰からも可愛がられる、
愛嬌たっぷりの
不思議な魅力を持つ子でした。
体が弱っても、
最後まで私たちとコンタクト
し続けてくれました。
いつでも私たちを信頼してくれて、
ご飯を自力で食べれなくなっても、
私たちがあげるご飯を
お腹でしっかり味わってくれていました。
癌で最後には声が出なくなってしまっても、
私たちが呼びかければ、
目を合わせて
声を出す口の動きで、
いつも通り、優しく落ち着いて、
私たちに答えてくれて、
ゴロゴロの音も出なくなってしまった喉で、
ちゃんとゴロゴロの素振りをして
今ね、落ち着いているよ、
大丈夫だよ、
と教えてくれました。
妹分のちび子のことも、
いつもとても可愛がって、
しっかりお兄ちゃんやってくれました。
妹ちび子は、お兄ちゃんに甘えすぎて、
いっつもお兄ちゃんに、
好き勝手怒ったり八つ当たりしたり、
やりたい放題わがままお嬢ちゃんでしたが、
お兄ちゃんの病気に気づいてからは、
それなりに心配し始めた妹を、
お兄ちゃんは、
体が思うように動かなくなった最後でも、
しっぽを動かして応えたり、
尻尾をくっつけて安心させたりと、
最後まで変わらず妹を思いやる
優しい優しいお兄ちゃんでした。
私は、
うちの、
あのちっちゃい体で
毎日1000%のパワーで
生き抜いてくれた愛猫君に、
命の尊さ、
命の愛おしさ、
めいいっぱい、
教えてもらいました。
心からのありがとうでいっぱいです。
うちに来てくれて本当にありがとう。
さらっと書くつもりが、
コッテリになりすぎました！笑
うちの愛猫君に、
不妊治療に、
コロナに、
、、、
命の尊さのこと、
いっぱい教えてもらってばかりです。
なので、
生を受けている身として、
いっぱいもらった大切な経験と一緒に、
前向いてガンガン進んでいかなきゃな、
って
何回でも思うわけなんです。
そして、
元気で、
美味しくごはんが食べれること、
に、
心から感謝して。
今日は、
ストウブ で焼いた
くるみとレーズンといちじくの全粒粉パン
と
圧力鍋であっという間の
豚ヒレのポトフ、キャベツお一人1/6個分
と、
オレンジ
のお昼ごはんを、
元気にもりっと食べました！
愛猫君、いっぱいありがとう！！
またきっと必ず！会おうね！！！！！☘️✨
(お読みいただき、ありがとうございました！)