能天気 ミーです!

皆様こんばんは!!



自分の誕生日が

判定日

だったという話の

続きです。



46歳の自分の誕生日は、

お腹に来てくれた

"奇跡の一個ちゃん"

判定日となりました。



今回の移植は、 

お互い言葉に出さずとも、

私たち"チーム・夫婦"の中で、

恐らく


最後の

チャンス


になるだろう

と思っておりましたので、


特に、


旦那くんの後悔

が無いよう



私の体で気をつけてほしいこと

が何かあれば

リクエストしてもらうことにして、



二人で

全てをやりきろう


全てを

出し切ろう

後悔の

ないように!


そんな気持ちで挑んだ

周期となりました。


そして、

移植後の

旦那くんからのリクエストが

こちらです。↓


期間はとりあえず

移植判定日

まで。カチンコ



・寒さ対策万全よろしく

→ホッカイロ2個張り


・睡眠よろしく

→遅くとも12時までに就寝で

7-8時間の睡眠キープ

(今まで平均6時間がざらでした)


・重たいものは持たないで

大量の食材買い物時には同行してもらう、

同行無理ならもの運びのみ手伝ってもらう、

代わりに買いに行ってもらう、

などで対応



全て

旦那くんが後悔しないため

のリストです。


科学的根拠に照らし合わせる話など

一切無用。


いうなれば、




ベルまじな〜いベル

(ねえ、どうして伸ばすの?もぐもぐ)




そんな気持ちで受け止め、

何も言わず問わず

全てを

黙々と受け入れました。


そして、

私から旦那くんに

確認したことも

一つありました。


病院前に(妊娠)検査薬

 使う?

 使わない?


回答→使わない。だって正確に結果出ないかもしれないから。変に惑わされて一喜一憂するのも嫌だし。



検査薬は

一本だけストックがあったので、

病院判定前に

一人でコソッと使って、

"ショック緩和"(ネガティブ平常運行電車)

を図ろうと

思ったりもしておりましたが、

↑の通り、

見事にばっさり切り落とされたので、

それを聞いてからコソコソするのも

かっこ悪いと思い、

まあそうか、

そうするか、

頭を切り替えました。




飛行機飛行機飛行機



判定日の4日前、

他県に住む一人暮らしの私の母が、

飛行機に乗って

愛猫と共に

久々に

我が家に遊びに来ました。



この予定は

3ヶ月前から決まっていたことでした。


母には、

前回3年前の移植と流産の話、

その後続けている治療のことも

話を聞いてもらっておりますが、

互いの性格上、


・感情的な話

・細々した話し


は抜きに、

顔を見て話せる時に


ざっくりと"出来事を伝える"


だけのやり取りを交わしてきました。

(業務報告・連絡)



なので、

こちらから情報を言わなければ、

一切詮索なしで

"見守りに徹して"くれている

母ですが、

ある時、

かなり距離が離れていて行きづらく

更に山の中にある有名な神社の


"お守り"


「お参りしてきたからね」


と、

送ってきてくれたことがあり、

(お財布に仕舞っています財布)

母の

"子を思ってくれる気持ち"

暗黙の中ひしひしと

伝わって来ました。


それなので、

今回の移植周期のことで、

色々心配かけたり

気を遣わせたら、

せっかく久々に会える時間が

集中して楽しめなくなってしまう

と思い、

私の心の中で、



今回移植したことは

母には話さず

判定日も

しれっと一人で出かけて

聞いてこよう。

その他の時間は

久々の母親孝行に

徹しよう。



そう決めていました。


ところがその作戦は

瞬殺で崩落しました。


母が来て二日目の夜のことです。


私がリビングの隣の和室で

寝る支度をしていた時、

旦那くんが、

ソファでくつろいでいた母の元に行き、

話しかけました。



「お母さん、

ちょっとお話よろしいでしょうか。

実は、

数日前に、

ミーのお腹に

俺たちの受精卵を

戻したんです。

今とても大事な時期なので、

すみませんが、

ーが

あまり無理して

動かないように

させてやって欲しいんです。

不便かけますが

どうか協力

宜しくお願いします!」




一瞬の出来事でした。



完全ノーマークだった

爆弾発言

この通り

旦那くんから

飛び出したわけでした。。。





ちょ、

ちょ、

ちょいちょいちょーい!

なんと余計なことを、、!

せっかく長いこと楽しみにしてた

久々の母娘外出計画が

なくなってしまうじゃあないかーいっむかっ

ムキーッムキーッムキーッ




そんなセリフが

前歯まで出かりましたが、




「あらそうだったの。

はい、わかりました。

一緒に行動するときは

無理させないように

気をつけて付き合ってもらいますね。



と穏やかに返した

母の声が聞こえて来て、




ふぁっ

外出中止

までとは

ならなかったか〜

ホ〜ッDASH!DASH!



と安堵し、

口からはみ出しかけた

私の旦那くんへの

抗戦開始ゼリフ

口の中で噛み砕いて

喉の奥に流し込みました。




まあまあ

穏やかに穏やかに。

全ては後悔しないため。

全てはベストを尽くすため。

こうなったら

母にも

伴走協力もらって

ラストスパート

Let's 

together

だな?

走る人走る人走る人

(駆け抜けろーっ!!!!!)



就寝前、

母から


「治療頑張って続けてたんだね。

私一人でも別に遊びに行けるんだから、

無理して付き合ってくれなくて

いいからね。」



と穏やかに言われました。


「うん、わかった。

でも私も一緒に遊びたいから、

無理しない程度に動くね。

有難う。」



と返しました。


そして

翌日は、

予定通りだけれど、

少しいつもより控えめスケジュールで、

母娘ドライブを楽しみ、

早めの就寝を取り、

翌朝

"その日" 

を迎えました。



病院は朝8:30の予約でした。


母に全てを知らせてしまった今、

結局、

朝食抜きで3人で出かけることにして、

病院の診察時間の見立てを2時間とし、

2時間後の10:30頃に

カフェで落ち合おう、

それからブランチでもしよう、

そんな約束をしました。



母は待ってる間、

目下の趣味の絵馬"御朱印巡り"

をしているとのことでした。



母と別れ、

旦那くんと二人になり、

二人で病院に向かって

歩き始めました。


私「ねえねえ、今日、診察室に一緒に入る?

入らない?私はどっちでもいいのだけど。」


旦「うん。それどうしようか考えてた。

ミーがどっちでもいいなら、じゃあ、すごく悩むけど、、、

中には入らず待っていようかな?」


私「うん!いいと思う。そうしよう!」


しばらく黙って歩く。

最後の交差点で信号待ちで止まった時、


私「・・ねえねえ、旦那くん。

あのさ、今、こんなこと言うもんじゃないの

わかってるんだけど、、

なんていうか、もちろんね、

願ってはいるんだよ!

でもね、やっぱり、

どうしても自信がなさすぎて、、。

だから、今回も、もしやっぱりダメだったら、旦那くんに「ごめんね」って先に謝っておきたくて。って今のうちに伝えさせて。。」


旦「うん。オッケー。

ミーの気持ちわかったよ。笑。

けどさ、俺、今、ここまで来れたことだけでも

なんかすごく満足だからさ。

どんな結果になっても、絶対大丈夫だって、

ちゃんと思えてるよ。だってベスト尽くせたもん。」


私「あ、その気持ち私も同じ!

"もしも"の残念が起きたら、

旦那くんには"悪いな"の気持ちで

いっぱいにはなるけど、

私自身はというと、

なんか今がもう満ち足りてて、

あとはもうどうなっても大丈夫、

受け入れれるって気持ち!笑」


旦「うん。俺もほんと同じ。

ここまでこれて嬉しいし満足してるからさ。

だからどうなっても本当大丈夫だよ。笑」


と、

互いに

これまで"黙殺"してきた"複雑な感情"

このタイミングで吐き出し

病院へ到着しました。



朝一の院内はまだ人が少なく

静かでした。


ソファに座り込むと、

すぐに採血呼び出しメールが。


私「行ってきます。」

旦「はい。よろしくね。」


血をとられる時は

頭の中を空にしました。


看「40分ほどで結果が出ますので、お待ちください」

私「はい。」



そこから、

旦那くんとソファに黙って座り、

旦那くんはスマホを見てましたが、

私は引き続き頭の中を空にし続けて

ボーッと座っていました。


40分が過ぎ

60分が過ぎ

90分が過ぎ、

100分が過ぎましたところで、


母に

「ごめん、まだ呼ばれてなくて時間がかかりそうだから、30分以上は遅くなりそうです。」


とLINEを送ると、


母から

「今待ち合わせのカフェに入りました。本持って来てるから、こっちのことは気にしなくていいよ。ゆっくり落ち着いてね。」

と返信が来ました。


120分が経ち、

150分が経ちました。



嗚呼、

こんだけ待たされて

落とされるなんて

じゃのう。。。



160分が経ち、

呼び出しメールが来ました。


その時は入り口付近のソファに座っていて、

ドクタールームまで

とても離れていたため、

旦那くんに、


私「診察室まで一緒行かない?

それともここで待ってる?」


と聞くと、


旦「うん。一緒行く。」


の返事が。


ドクタールームの前に着き、

覚悟を決め、



私「じゃあ行ってくるね。」


と言い

待っていてもらうよう

そばのベンチを目で促すと、



旦「あれ?俺も一緒に入る話じゃないの?」



私「え?あれ?

今日は入らないって言ってなかった?

あ、さっき一緒にって言ったのは、

近くまで一緒にの意味だった!

誤解させたね!ごめん!汗」



旦「ああ、そういうことか。

けど、もうその気になったし、

俺も中入らせてもらうよ。」



私「わかった。よろしく。」



土壇場で

ごちゃついた展開になりましたが、

自然の流れに身を任せよう、

と思い、

旦那くんの気持ちに任せました。




二人「失礼します。」



室内はまだ誰もおらずでした。


診察券リーダーに携帯をかざしました。



目の前の机には何の用紙もなく、

先生の机の上に

裏向きに置かれた

一枚の用紙がありました。



私は一眼で、



やはり

だめだったか、、、



と悟りました。

が、

その気持ちも表情も

旦那くんには隠しました。



旦那くんが、

先生の机の上のPC画面を

じっと見ていました。



旦那くんから、

「うーん、、、」

"ため息"の混じったような

小さな声が聞こえたので、

旦那くんも"察したか"と思い、


私「もしかして何か見えた?」


と聞きました。


旦「いや、画面に何か書いてあるけど、

字が小さ過ぎて見えないなーって。

ミーは何かわかる?


と聞き返されました。


一瞬、

先生より先に言ってしまって

いいものかどうか迷いましたが、

迷った顔すらバレていると思い、

もういいや、

と、


私「あのね、あの紙でわかっちゃった。

やっぱりダメだったみたい。。。苦笑」


旦「ああ、そうか〜。苦笑。

ミー、裏の文字、見えたの?」


私「ううん。何にも見えてないけど、

前陽性だった時はね、確か、目の前に

もっとたくさん書類が置いてあったの。

いつ出産予定ですよ、とかそういう紙。

今回はなしってことで。苦笑」


旦「そうかそうか。

いいよいいよ。仕方ないね。苦笑。」


と、

二人で

ほろ苦〜い気持ちで、

諦めを受け入れた時、

男性先生が

入ってこられました。




先「大変お待たせしました〜。

まず、

本日の結果ですが〜、、、、

はい、

おめでとうございま〜す。」





二人「・・・・

・・・・・

え??


ほ、

本当ですか、、

!?、、、」




先「はい。

無事着床されていますよ〜。

数値もいいですね〜。」



と、

先生の目の前の紙を

表にしながら、

私たちに見せてくれました。



E2 457

PROG 10.25

HCG 219.8



二人「・・・・

・・・・・!!!


わ、、

本当ですか、、、、


良かったです、、、、

!!!!」



お互い顔を見合わせ、

椅子の下で

互いの手を

あせりながら探して

握り合いました。



看護師さんから、

"陽性判定後の案内などの書類セット" 

が渡されました。




先「まだちょっと時期が早いので、

次回エコーしましょうね。

お大事にしてくださいね。」



二人「はい、、、!


有難うございました

、、、、、!」



二人で半ば腰砕け状態で

ドクタールームを後にしました。



奇跡の一個ちゃん

お腹に

くっついてて

くれていました!!!



続きます。