付き合ってお互い社会人になった頃の話。
社会人になり、お互いの職場が遠かったこともあり、夫(当時は彼氏)と同棲を始めた。
でも、そこで待っていた生活は思っていたものとは違った。
当時の会社はとても厳しくて、毎日「終電がなくなるので帰っていいですか」と確認しなければ帰れないような環境だった
「会社に泊まっていけば?」
そんな雰囲気も普通にあった。
私はそれが嫌で、どんなに遅くても帰宅していた。
ある日、仕事中に重い荷物を運んでいて指を大きく切った。
次の日病院へ行き、縫うことになった。
でも会社の反応は冷たかった。
「ここでずっと働くのは無理だ」
そう思い、入社して2ヶ月ほどで退職した。
その後、彼も仕事を辞めた。
私はすぐに次の仕事を見つけた。
でも彼はなかなか動かず、昼夜逆転。
ゲームばかりの日々。
生活は私が支えていた。
そして、毎日のように怒鳴られ、ケンカになった。
何を言っても「お前が悪い」と言われる。
「俺と付き合ってもらえるだけありがたいと思え」
そんな言葉を何度も言われた。
今思うと、あの頃の私は自分で自分を大切にできなくなっていたんだと思う。
「私なんかと付き合ってくれる人は他にいない」
そんなふうに思っていた。
心が限界だったんだと思う。
だから、夕飯後の片付けすらできない日もあった。
そして今も、食器洗いがどうしてもできない日がある。
あの頃と同じように、心が疲れているサインなのかなと思う。
でも今は、あの頃の自分に言いたい。
もっと自分を大切にしていいんだよ、我慢しなくていいんだよ と。


