前の記事の続き。
そう、歌やダンスで表現するためには、華やかでなければならないと思っていた、というところでした。
私には、華やかの「は」の字も見当たらないので、華やかな世界に憧れていた、というのもあるかもしれません。
実際、歌やダンスで表現される方って、華やかですよね。
だから、人を惹きつけるには、華やかさは絶対条件だと思っていたんですね。
ようは、私は表面的なところから取り掛かろうとしていた、という感じかな。
技術的に上手くなれば、とか、見た目の華やかさをどうしたら手に入れられるか、とか、表舞台に立たれている人たちとの繋がりを持てれば、とか・・・
でも、私にとって本当に大切なものは何なのか、私に合うことって何なのか、って考えていたら、何か突拍子もないことをしていたようなことに気づいたのです。
私は歌うことが好きですが、結局のところあまり専門的な勉強はできていなくて、上手い、下手の基準はよくわかりません。
ただ、私が感動したり、観ていたい、聴いていたいと思うパフォーマンスは、やっぱり何か惹きつけられるものがある。
華やかさなのか、情熱なのか、一生懸命さみたいなものなのか。
具体的に言えば、歌の場合、例え歌詞の内容がわからなくても、心が震えるような歌を聴いた時。声の振動が直接心臓に伝わってきているような気もするし、歌い手さんの波動が心に伝わってきているのかもしれない。
結局何だかわからないのです。
たぶん、目には見えないものに心を動かされている。
でも、きっとそれは私だけではないと思うのです。
全ての人にやはり何かを感じ取る心があって、それによって感動したり幸せを感じたりすることができるのだと思うのです。
しかし、何だかわからないものを追い求めるのって・・・
歌うことが好きで、実際に人前で歌った時の高揚感が忘れられなくて、でも、今の自分の歌が人の心を動かすほどのものではないこともわかっていて。
だから、丁寧に歌っていこうと思います。
ただの自己満足ではなく、人に伝えようと思うなら、
自分と丁寧に向き合い、丁寧に歌い、丁寧に踊る。
今の自分のテーマはそこなのかもしれないなぁ・・・
と、今これを書いていて思ったこと。
実行していきます