人間関係で困ることがあるのは、なぜでしょう。
それは、他者の考えは、私たちには読めない・見えないから。
何を考えてそう言っているのか。
どういうつもりでこれをしてくれないのか。
そして、私たちの多くは
(安心してください、多数派です)
悪い方へ、消極的な方へ考える(習性)。
「こういう気持ちで言ったんではないか」
「嫌われたから返事が来ないのでは」
「あんなこと言うんじゃなかった」
そうして、その悪い考えがあたかも事実であるかのように思い込む。
程度の差こそあれ、それはよくあることです。
最悪の想定をしたいのです。
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ただ、それが度を超すと、自分もしんどいし、
せっかくの人間関係にとっても、いいことではない。
だから、もしあまりに心が参りそうな場合は、
余計な情報を遮断することです。
チェックリストのようなものに振り回されなくてもいいし、
答えが分からない事象を、深く掘り下げに行く必要ない。
自分にとってピンとくる理由付けだけつかめばいいのです。
好きな思い込みで落とし込んで、自分の心が平穏になるなんて安いじゃないですか。
できればインターネットから離れて、
まったく違う分野の本を読むなり
人と会うなり、外に出るなどすることだと思います。
最初は居心地が悪くても、
だんだんと執着がうすれていくことが多く、
ひょんなことから、
自分の思っていたことが間違いだった、と気づく出来事が起きます。
(相手から何事もなく連絡が来る、など)
誰といても、振れ幅の大きすぎない自分でいたい。
相手の顔色や(妄想でこちらが想像する)気分で、
自分の幸不幸を左右されすぎなくていい。
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人とかかわろうとすれば、多かれ少なかれ
気分を揺さぶられるリスクがありますが、
それでも、それがいい人間関係であれば、
自分自身の人生にとってプラスの効果があるのです。
人とかかわることを恐れず、
自分を整えることをまず前提に。
楽しい時間を増やすことができるといいな。