長男が小3の始業式から帰ってきて
「オレ、もう二度と学校行かん」
と宣言しました。
何かあった?
って聞いた、その時は
「隣のクラスの先生が廊下でダメだ!って怒鳴って、それが誰に何を怒ったのか分からんかった。嫌だった。もう行かん。」
その事は、本当にあった事でした。
学校に、もう二度と学校行かんって言ってます。
って言った時、理由を聞かれ、伝えたら
隣のクラスの先生が
「廊下を走ってる子に向かって、ダメだ!っと大声で言いました。誰に伝えてるか分かりにくい表現で誤解させてすみません。」
って事で長男に事実を伝えて謝ってくれました。
新年度で校舎が代わり、廊下が滑りやすくなってる事で廊下を走って怪我しないようにと職員会議で話になり、より強く注意されたらしいです。
謝られても、長男は
あ〜。うん。
って反応で、、私の方がなんだか、すみません。って気持ちになりました。
その行かない理由が和解したから行くのかなって思ってしまってました。
でも、どうしても行かなかった。
学校に二度と行かないって決めた本当の理由がありました。
私が行かせる事を諦めた時、教えてくれました
なんで学校に二度と行かないって決めたの?
「オレ、一年の時、昼休憩で外で遊んでて、時間になってチャイムがなって、みんなが学校の中に入っていくのを見た時、ここは動物園みたいだな。時間が来て柵のある広いところに出され、また時間が来たら部屋に戻される。ここから出たい。って思った」
「でも一年の先生は怖くて出ることが出来んかった」
「二年の先生は、まあまあ優しかった。いつ出るか考えてた」
「三年の先生が良い人だったから、これなら行けるって決めた」
これを聞いた時、その感覚にビックリしました。
なんで今話してくれたん?
って聞いたら
「今なら通じるかな〜って思ったから言った」
確かに!
私は嫌がる長男を学校の先生となだめながら学校に連れて行き、でも脱走して帰ってくる
を何度かした時、野生動物を捕獲して檻に入れようとしてる感覚になった。
それに、三年生の担任の先生は、若い男の先生で最初は学校に行かない長男への対応は、上のベテラン先生からの指導で頑張ってる感じだったけど、誰よりも長男の気持ちを大事にしようとしてくれる人だなって思ってました。
その先生は、後に3年、4年、5年と3年間持ち上がりで長男の担任でした。
時々、夕方、学校に行って長男に、今何して過ごしてるの?ゲーム?楽しい?
先生は今、手品にハマってるよ〜
って感じで、長男と学校の間に居てくれました。
先生が移動になる時に
先生の優しさのおかげで長男は自分の生き方を決める事が出来ました。
ありがとうございます!
って伝えてさよならしました。
学校からしたら、頼りない若い先生、ちゃんと指導してって思われてそうだったけど
学校の先生の中で、本当に子どもの気持ちを優先してくれる優しさのある人でした。
その事に長男は始業式の日、先生を見て感じたんだと思います。
そして隣のクラスの先生の事は、当たり前に繰り広げられてる学校での日常。
学校の檻から出たいと感じたから出た長男。
2017年の沖縄旅行で出会った人は、社会の檻から出て自由に生きてる人でした。
ずっと社会の中で生きることしか知らなかった私たち夫婦からしたら別次元の人でした。
出会う事になってた運命なんだな〜って思います
檻の中の生活は、そこに居ればエサは、決まった時間にもらえる。
ルールを守っていれば褒められる
自分の生きる力を発揮するよりみんなと同じ事を求められる
檻から出たら
自分の力でエサをとらないと生きていけない
いつ寝るか、いつ食べるか、いつ遊ぶか、自分のリズムで生きる
自由がある
どう生きるかは人それぞれだなって改めて思います
私は今世、家族で自由に本当の幸せを感じて生きたいと覚悟しました。
檻の中しか知らなかったけど、長男が学校を飛び出た事で檻の外に世界があることを知りました。
不登校になって親が不安になるのは、学校の中しか生きる世界がないって思うから、
いつか学校に戻ってほしいって思ってしまう。
自分の器を広げて生きる世界を変えるチャンスだと思う事が出来れば、めっちゃラッキーです
ゆき