『なんでかわからんのやけどね…』


『…………』


『急に悲しくなると…』


『…………』


『それにね、急に手が震えると…』


『…………』


『なんで震えるかわからんけ、それが怖い…』


『………そうね』


何と答えたら理解するのでしょう?


その時、わたしの頭の中をよぎったのは、『心身症』『鬱病』『パニック障害』…


しかし、どれも10才の子どもに理解出来るものではありません。


『そうやったん…そりゃあ突然震えたらビックリしたやろ!』


『うん…』


『今日はお母さんがおるけ、急に震えても大丈夫よ!』


『うん…』


『ゆっくり寝り!』


安心したのでしょう、数分後には爆睡していました。


しかし、わたしは眠れません。


(どうしたものか…)


そればかり考えていました。


10才にわかるような説明の仕方とは?


そうして出た一つの結論は、『逃げずに向き合う』と言うことでした。


『うちの子に限って…』とは思わない!


『そんな弱い気持ちでどうするん?』と否定しない。


わたしもゆぅも、現状を受け止める!


翌日、きちんと話を聞くために、ダンナとちぃに出掛けてもらいました。


ゆぅの口から出た言葉は、切実なものでした。