今日はなんと言っても、『女子ソフトボール』でしょう。


ダブルヘッダー…


しかも、共に延長…


その2試合を一人で投げぬいた『上野投手』!


今日だけで300球以上投げたとか…


まさに『エース』


そして、『これぞエース』


そんな感じでした。


特に2試合目の『オーストラリア戦』


前の試合の疲れからか、動きも鈍く、足はもつれ、見ている人は『無理じゃね?』と思ったことでしょう。


監督も他の選手たちも、『ヤバイかも…』と思ったはずです。


しかし、ただ一人『まだまだ行ける』と思っている人がいました。


上野投手です。


1点リードされますが、2ランホームランで逆転!


『勝った』と思った最終回に1点返され同点に…


この時点で、普通なら集中力が切れているはずです。


再び延長戦のタイブレーク方式へ…


この『タイブレーク方式』は、野球と少し違います。


ノーアウト2塁から始まるのです。


つまり、常にランナーを背負い、ワンヒットで点が入ると言う、攻撃側にとって有利な方式になっています。


チームとしては同じ条件ですが、投手にとってこれほど不利で過酷な状況はありません。


11回の表に1点入れられ、『もうダメだ~』と思いきや、その裏に追い付きます。


そのまま勝ち越せる最高の舞台だったのですが、同点止まり…


12回に再び1点を失い、『今度こそダメか…』と思っていたところに、再び追い付きます。


1アウト2・3塁で今日あたっている選手がバッターボックスへ!


しかし、敬遠…


満塁になります。


敬遠された次のバッターの心理って、どんなでしょう?


相手に(前のバッターと)天秤にかけられ、『敬遠する→打たれそう』『勝負する→打ちとれそう』と思われた。


ここで変に気負い、『初球内野フライ』なんて結果になりがちです。


しかし、落ちついてバッターボックスに入り、無心で打ったボールは外野へ!


この死闘を制しました。


ドラマにしたら嘘臭くなるような展開…


まさに『事実は小説よりも奇なり』でした。


全力で2試合を投げぬいた『上野投手』への、最高のプレゼントになりました。


明日、金メダルをかけて、再びアメリカと対戦です。


上野投手がまた投げるかも?!


どちらにしても、目が離せない試合になりそうです。