度重なる借金に愛想もつきました。


しかも、とおるから『この先やって行けない』と言われたのです。


(この機会を逃したら、もう二度とチャンスは来ない…)


『水に流してもう一度やり直そう』


そう思っていたのは、ウソではありません。


子どもたちのためだけではなく、私たちのためにもやり直そうと思っていました。


しかし、状況が変わりました。


しかも、絶対に許すことの出来ない理由…


わたしたちはすぐに実家へ行きました。


『話し合った結果、離婚することにしました。』


両親にしてみれば、寝耳に水の報告でした。


初めは、とおるが入院し収入もなくなったのが原因だと思ってたようでした。


その日は、『もう一度話し合いなさい』と言われましたが、話し合うもなにも…


翌日、とおるも自分の親に話したようでした。


やはり、『もう一度話し合って』と言われたと…


わたしがいないところでの話です。


どんな報告をしたのか…


それは、数日後にわかりました。


わたしの実家も、『子どもたちのためにもやり直しなさい』の一点張りです。


仕方ない…


本当の理由を話すことにしました。