9/12に、リンパの腫瘤を取り除く手術を受けた弟。
PET CTで顕著なワルぶりを見せていた腫瘤。
胃の血流をまかなう4本の血管のうち最大の左胃動脈を掴んでいる。
この、左胃動脈を諦めて腫瘤を全摘出すると、胃の血流がガラッと変わる。残り3本が頑張り切れるか、ひょっとしたら急に胃に血流が不足して、最悪は腐るか⁈
こわっ!!!
この血管を温存するには、腫瘤を部分的に切除。
それは、、、
このワルががんなら、部分切除することでがん細胞がお腹の中で散らばる腹膜播種の可能性。。。
併せて、肝硬変だから、リンパ腫瘤を部分切除すると、腹水がどんどん出てしまう。
先生は、全部取るつもり、と言っていた。
手術自体は難しくないもので、長くても2時間程度と。
一番の懸念は、肝硬変による出血傾向。
爆弾(静脈瘤)もたくさん持ってますからね…
はてさて、手術当日。
予定より少し早く呼ばれて、弟は自分で歩いて手術室に向かいました。
はい、2時間経っても進捗も知らされず。
こりゃ、血が出ちゃったのかなー、と呑気に待っていたら
3時間半ほど経って執刀医から説明を受けました。
みぞおちからヘソまで開けました
出血は通常程度
開いてみたら、画像から想定したよりかなり広範囲でした
胃の壁、裏側のすい臓も絡んでいた
胃や、すい臓を派手に傷つけるわけにもいかず…
やむなく、全摘出は諦めた
この手術の元々の目的である、正体を突き止めるための生検、ということに立ち返り、生検に十分な部分切除となった
色が良くないところもあり、悪いもののように見えました
生検の結果は、単純なものなら1週間程度
複雑な組織なら2週間ほど
ショックでした
マルっと全摘出して、正体突き止めて
次の闘い(治療)へ と思っていた
どうやら、一筋縄ではいかないようです。。。