ブログの更新が遅れております驚き



(さかのぼって書いてるのだけどリアルタイムでは絶賛、入院一週間前でして。かなりバタバタしてて...早く追いつきたい)



前回からのつづきですが


クリニックの紹介状を持って、2022年12月19日に、大学病院で初受診することになりました。



その直前の週末。

検索魔と化したわたしは、自分なりにいろいろ調べまくっていた。



細胞診の結果の紙をあらためてじっくり見ていたら、Adenocarcinoma という見知らぬ英単語が書かれていた。





翻訳すると


「腺がん」


と出てくる。



このときはじめて、腺がんの存在を知った。




国立がんセンターが運営するホームページによると


子宮頸がんの組織型は、扁平へんぺい上皮がんと腺がんに大きく分けられます。扁平上皮がんが全体の7割程度、腺がんが2割程度を占めます。


とのこと。


ふむ、腺がんは若干レアパターンなのか...




また、腺がんは、扁平上皮がんより発生位置が上の方らしい。


子宮頚がんって一般的に子宮の入り口!ってイメージだけどそれよりもちょっと子宮体部よりというか。

そして腺がんは進行スピードも早いらしい。近年は腺がんになるひとが年々増えているのだとか。




この週末は、子宮頚がんや腺がんのことをひたすら検索しつづけていた。



今思い返すと、いちばん精神的にキツかったのがこの頃。


といってもたった1ヶ月前だけど泣き笑い



なんだかわけのわからない強力な敵が目の前に立ち塞がっていて、正体がよくわからないのにとんでもなくおそろしいことだけがわかっていて。


得体の知れないものに対する不安が苦しかった。





不安を打ち消そうとして、子宮頚がんのことをひたすら検索してしまうんだけど、ググればググるほど不安になる情報しか見つからないから、さらに怖くなって...


という魔のループ。



病気なんだから睡眠時間もたっぷり取るべきなのに、眠れなくて一晩中検索していたっけ...






話が逸れたけど


そんなわけで、いざ大学病院へびっくりマーク


これから長い付き合いになるかもしれない大学病院よ、どうぞよろしく...真顔


それにしても大学病院って医療ドラマのワンシーン感すごい(能天気か)



ちなみに病院には母が付き添ってくれましたニコニコ




心強かったのが、母が元看護師だということ。


大昔に現役退いてるとはいえ、妙な安心感があった。


私の病気に対しても、まったくメソメソせず、どーーーんびっくりマークとかまえてくれる姿勢に助けられた。



母に泣かれたりするのがいちばん辛いから、むしろ私を引っ張ってくれるたくましさに、本当に救われてる。






この日は診察もあったので、母には待合室で待っててもらって、ひとりで診察室へ。



先生から


「(先週行った)クリニックの先生からは、すでに何か聞いている?」


と聞かれたので、冷静に


「子宮頚がんの結果が出てるって言われました」


と答えた。



この時点で実は、細胞診にもしかしたら誤診の可能性もあるのでは?とか、追加の検査とかしたら実は要経過観察レベルにグレードダウンしたりしないかな?とかわずかな期待を持っていたんだけど、



しょっぱなから、子宮頚がんであること前提に話がすすんでいく不安


どうやらがんなのは間違いないようだ...



そしてやはり、がんの顔つきとしては腺がんの可能性が高い、とのこと。

(これは検査しないと確定できないらしい)



そのあとは検診台(例の脚パカって開くイス)にのって、いわゆるコルポスコピー検査。



コルポスコピー検査とは:

細胞診でひっかかったひとが大抵やる検査で、膣の精密検査みたいなものらしい。

コルポスコープとかいう膣拡大鏡をいれて、膣内や頚部を拡大しながら観察したり、組織を切り取って病理検査で調べたりする。




ここからがなかなか辛かった無気力


カーテンの奥で何が起こってるか見えないからよくわからないんだけど、


膣に器具みたいなものを入れられるのは毎度のことだよね指差し


と油断していたら


いつもの検診の時よりもむりやりあそこの入り口をこじ開けられてるかんじでけっこう辛い。


しかしそんなの序の口だった不安


このあとは組織を取るのかな?と思っていたら


「先にこっちからやろう」


と先生が言い出して。


ん...どっちからはてなマーク


先生:「ちょっとごめんね!お尻からちょっと入るよー!」



お尻からかーーーーーいネガティブネガティブネガティブびっくりマーク



そうしてお尻の穴から何かをぐいぐいと入れられ(たぶんエコーの器具だったぽい)



しばらくしてそれを抜かれたと思ったら



今度は指をもう一度お尻の穴にぶすっと入れられ(たぶん直腸診だったぽい)



なんかもう衝撃だった不安




なんだろう、お尻の穴からアレコレ検査されてると、もはやプライドも何もなくなっていくような、まるはだかにされてる気分になるよね泣き笑い




で、このお尻の穴パニックの余韻から立ち直れずにいるうちに、組織診というものをされていた。



よく「組織診が痛かった」という報告をブログなどみかけるので、痛みを恐れていたんだけど


お尻の動揺の最中に終わっていたので、痛みも何も感じなかった泣き笑い


結果オーライかな。




ひととおりの検査をおえて、その週の木曜日・金曜日でMRIとCTを受けることが決まった。


その結果をみて、翌週月曜日に治療方針を確定するらしい。


他の大学病院をしらないから比較できないけど

なんだかこの病院、めちゃくちゃテンポが良いな泣き笑い



治療方針の可能性についても説明された。



がんが広がっていなければ、広汎子宮全摘出術というなかなか大掛かりな手術。



がんがもし他の場所に広がっていたら、子宮などを切除しても解決にはならないので、手術ではなく、化学療法や放射線療法などで治療していくことになる。



どうかびっくりマーク広がっていませんように...



先生いわく、がんはけっこう大きくて4センチ超えてるけど、広がっているかんじは今日の検査からは見られなかったらしい。


けど詳しくは精密検査しないとわからないものね。





それにしてもずっと気になっていたのが



子宮頚がんってこんないきなりなるものなのか?という疑問。



だって、厚労省でも2年に一回の検査推奨だし、頚がんっていきなりなるもんじゃないから定期的な検査うけてれば早期発見できるって言われてるのに。



わたしが昨年子宮頚がん検査を受け忘れてしまったのは致命的なミスだったとはいえ


2年前までは毎年受けてて、ひっかかったこともなかったのに。



ところが先生によると


腺がんは位置的に子宮頸部の上の方にできるので、子宮頚がん検診でも引っかからないことが多いのだとか。




だから2年前の検診で見落とされてた可能性もあるとのこと。


それに腺がんは進行スピードがかなり早いらしい。もしかしたら2年前は正常だったけどこの2年で進行したかもしれないよね。


それに昨年受けていたとしても、引っかからなかった可能性もあるってことだ。



もしわたしがタイムスリップして過去のわたしに何かを言ってあげられるなら



検診は毎年行くべきなのは前提として、それにプラスして、不正出血やおりもの異常があったら、放置しないですぐに診てもらうこと。


ホルモンバランスが崩れているかも?年齢のせいかも?で片付けないこと。



過ぎた時間は取り戻せないけど、心の底からそう思った。




最後におまけニコニコ


ブログの中でお医者さんなどが言っているセリフは、私の記憶の中で多少ねじまげられて、実際とちょっと異なるセリフになってる可能性もあります。


できるだけ再現したいんだけど、わたしが医療の専門ではないので


医者がそんな単語使う!?みたいな部分がもしあっても見逃してください。ニュアンスはあってるはずなのでご了承くださいな。