今日は日本人の「自己肯定感」と「自尊心」についてお話ししたいと思います。

 

帰国子女の私が感じる事ですが日本は協調性を大切にする国。

「みんな一緒であること」に安心する国。

 

このような思考はいったいどこから来るのか??

 

それは「日本の教育」が影響しているのではないでしょうか?

 

日本の学校ではマニュアル通りの内容を先生が生徒に教え、知識の習得を重視し、子どもたちは皆同じように理解し、行動させられる(暗記型・知識詰め込み型教育)。全員が同じレベルを目指して教育しますよね。

 

私の子どもたちも良く学校の事を家で話してくれたので、自分の考えを積極的に主張したり、何かに対して発言する事がむしろダメなんだなぁという印象を受けました。

 

子どもたちに「日本の学校は軍隊みたいね」と言ってしまった事を今思い出しましたキョロキョロ  

私は小学4年生の時にイギリスへ渡り、小、中、高までイギリスの教育を受けました。イギリスの学校教育は「長所」を伸ばそうと先生たちが手助けしてくれます。「挑戦心」「主張性」など自分の内側にある個々が秘めた力を伸ばす教育をします。

 

日本の教育は「平等性」「集団性」「連帯責任」といったように「協調性」に重点を置きすぎて、個性を伸ばすような教育は軽視されている気がします。この教育が日本人の「自己肯定感」「自尊心」を低くしているのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

 

みなさんご存知ですか?

国立青少年教育振興機構が、日本、韓国、中国、米国の高校生を対象に行なった意識調査(2018)では、「私は価値のある人間である」という質問に「YES」と答えた割合は、日本人は44.9%でした。米国は83.8%、中国80.2%、韓国83..7%。日本だけ突出して自己肯定感が低いのです。とても残念な結果ですよね…。

 

日本人が海外で活躍できない理由がここにあるのではないでしょうか? 自己肯定感、自尊心は人が社会で生きていくなかでとても重要。自己肯定感が必要以上に低かったり、高すぎても恋愛や結婚、仕事、人間関係は上手くいきません。安定した自己肯定感と自尊心が大きなカギとなります。 「他人に迷惑をかけない」「自己主張を良しとしない」「謙遜する」「感情を表に出さない」と言った日本人らしい文化がありますが、この慣習こそ日本人の自己肯定感を下げているのではないでしょうか?

 

日本の教育がもっと自主性を大事にして、個性や思考力を伸ばす教育へと変わっていけばなぁと思う今日この頃です。ただ日本の教育は約150年もの間教育システムが変化していないと何処かで読みました🥲

まだまだ先の話になりそうですね…

 

私は家庭内で子どもたちの「自己肯定感」「自尊心」を高める子育てを心がけています。子どもたちにお手本を見せるのは学校や先生ではなく私たち「親」です。私たち親が「親」としての自覚を持って、子どもたちと向き合う事。その子に合った愛情、声かけをする事で「自己肯定感」「自尊心」を高めることが出来るのだと思います。