ひとりじゃ生きて行けない　×　化学基礎・化学

こんにちは。

今回は、まりや作詞で達郎作曲の曲について書いてみます。

・寒い夏

達郎の'88年「僕の中の少年」4曲目です。

＜歌詞＞

始まりは　何気ない
僕の小さなひとこと
いつもと同じ様な
木曜日の朝　君は出て行った

主（あるじ）を失くしたティーカップ
塩素（カルキ）の匂いの水着（bathing suit）
はるか遠い夏の
あの笑い声を　思い出してる

心はまだ16のままだと言った
ふたりだったのに………

大人になると　みんな
話し方を忘れてく
やがて　いつか
青い鳥がいないことに　気付くよ

覚えておいて
取り戻したいものは
若さや時間じゃなくて
僕の窓に灯り点す　愛しい人
いつでもそばに寄り添ってた　君だけ
おかえり　今すぐ

ひとりじゃ生きて行けない
Life is meaningless if you're not here with me

山下達郎寒い夏歌詞&動画視聴 - 歌ネット (uta-net.com)

因みに塩素は英語だとカルキではなく「chlorine」です（発音不明）

何て読むのかは知りませんが、「キャロライン」とかじゃないでしょうか？

塩素は、少量でも吸い込んだら鼻にバーナーの炎を突っ込まれた感じになるらしいです。

元素図鑑にそんな記述がありました。

塩素ガスは戦争で毒ガスとして使われたみたいです。

高校生の頃、化学を必死になって勉強しましたが、やっぱりハロゲンは反応性が高い奴が多いですね。

フッ素（F）や塩素（Cl）、臭素（Br）、ヨウ素（I)、そしてアスタチン（At）ですね。

フッ素は、ネオン（Ne）とヘリウム（He）以外なら誰とでも反応するらしいです。恐ろしい。

アスタチンは8時間強で崩壊してしまいます。半減期が短いです。

アルカリ金属のフランシウム（Fr）は、何と約22分で崩壊してしまいます。

湖に放り込んだら恐ろしい程の大爆発が起こる可能性があります。

そして化学を勉強してる人に是非憶えておいていただきたいことがあります。

塩酸は化合物だと思われがちですが、実は混合物なのです。

理由としては、塩酸は塩化水素（HCl）の水溶液ですので、2種類の物質が混ざっています。だから混合物なのです。

テストでよく問われるのでご注意を。

あと、四酸化三鉄（Fe₃O₄）の鉄の酸化数は、普通に計算したら+8/3（プラス3分の8）ですが、実際は+2か+3なのです。Oが（－2）なのでよく間違えてしまいがちです。

あと、凝固点降下や沸点上昇の計算の時は、電離したイオンの価数を掛け忘れないようにしたいものです。

中和滴定で使われるビュレットと、ビウレット反応も間違えやすいので注意です。

リッチに貸そうかな　まあ当てにすんな　酷すぎる借金　っていうイオン化傾向の覚え方もありますし、

リアカーなきK村　動力借りようとするも貸してくれない馬力　っていう炎色反応の覚え方もあります。懐かしいです。

化学の教科書に、銀（Ag）のことが書いてありました。

まあ普通、銀と言えば

桂頭の銀

割り打ちの銀

銀矢倉囲い

原始棒銀

斜め棒銀

とかですよね。（将棋）

銀は熱伝導性と電気伝導性が金属最大ですし、攻めにも守りにも使えますし、最高の金属ですね。

でも成銀に成ってしまったら、斜め後ろに利きが無くなってしまうので、成る・不成の選択が一番難しいですね。

銀は硫黄に触れると黒ずんでしまいます。

硫化銀（Ag₂S）になるからです。

そして、高美濃囲いから発展した銀冠って囲いがありますね。

あと、硝酸銀水溶液にアンモニア水を過剰に加えたアンモニア性硝酸銀水溶液にアルデヒドを加えて温めると、銀イオンが還元されて表面が鏡みたいになる銀鏡反応が起こります。

最初は

銀香反応

だと思っていました。

でも、銀と香を用いた詰将棋は結構あります。

銀の原子量は108です。

そして銀の動けるマス目は5つです。

腹銀は必至になりやすい形です。

懐古的なアレンジ

この曲はアルバム「僕の中の少年」で一番、懐古的なアレンジが特徴です。

歌詞もかなり意味深です。

この曲を聴いて涙する人もいるみたいです。

印象的な最後の歌詞

最後の歌詞が結構印象的です。

ひとりじゃ生きて行けない
Life is meaningless if you're not here with me

英語の部分を順に訳すと、

人生意味がない、もしもあなたが私と一緒にここにいなければ

みたいな感じです。結構直訳です。