会社の会長が急逝した。

89歳。
僕の父親は55歳で他界したわけで、そんな僕にとってはこの会長さん、年齢的に天寿を全うした大往生と言って良いと僕的には思うのだが、それは第三者的な見方ね、やっぱり。
軽々しく社長相手に前後の状況もわからないくせに「大往生でしたよね」なんて言うほど僕もいつもより二酸化炭素量が多い空気が読めない奴ではないつもりだ。

そんなわけで今週は慌しく過ぎていったわけさ。

僕も含め社員一同、通夜、葬儀の準備応接そして参列したわけだが、その際げっそりやつれた社長を目の当たりにし「お悔やみ申し上げます」と「しっかりしろよ」の異種格闘技選が脳内で繰り広げられてたのです。

僕って非情なのだろうか?

などと思ってもないこと思ったふりしてみたりなんかしちゃったりなんかしちゃってさ。
(↑必要以上に最低な人間に貶めるふざけた言葉の羅列)

そんな自己完結も、一族の誰とも知らぬ美女を見つめながら「喪服プレイもええなぁ」なんてのたもう尚也の言葉で、ああ、こいつよりマシだな僕は、なんて思ったわけです。

(´・ω・`)

そうそう、昨日。
ずいぶん前に退職された方が日常を取り戻しつつある事務所に香典を持ってやってきた。

「会長が亡くなられたの知らなかった。だけどね、土曜日、不思議な夢をみたんよ。何年も見ていない会長の夢、現役時代のように叱咤されてる夢みたのよ。だから亡くなったって聞いて本当におどろいたよ」

会長亡くなったのは土曜日。

「知り合いの方のところに会長、廻っていかれたんですよ、きっと」

そう言った僕には忘れられない思い出がフィードバック。
20年前、大学生で一人暮らし、遊び呆けててた俺は不意に父親に会いたくなった。
5時間かけて実家にたどり着いてみると、母は驚いて「今電話しようと思ってたの。今ならまだ息あるから声かけてあげて!」って・・・え?え?
混乱した頭で「お父さんただいま」って手を握るとかすかに握り返したような気がした・・・その数秒後に息を引き取ったわけなんだけどね。
療養中ってのは知ってたけど、末期の癌って知らされてなかったから・・・。

「きっと、お父さんがまぼ、呼んだんだね」

って、母。

僕は思うんだ。
不思議なことだけど、こういうのは本当にあるんだよ。