Photograph | |||||
Specifications | Sound | ||||
メーカー/型番 | YAMAHA/No.G-120 |
下記画像をクリックで動画が開きます。 "over the rainbow" 【7MB】[0:35]
"georgia on my mind"(SHINANO/LG130との比較) 【14MB】[1:18] |
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年式 | 1968年5月 | ||||
製造 | NIPPON GAKKI CO.,LTD.(浜松市天竜工場) | ||||
トップ | 最高級特選松2piece | ||||
サイド | マホガニー | ||||
バック | マホガニー2piece | ||||
ネック | マホガニー | ||||
指板 | ローズウッド | ||||
その他 |
・スケール:655.5mm ・サドル:ローズウッド |
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寸評 | |||||
評価:[70点] よく言えばJapanese Vintage、悪く言えばボロギターになります。Yamahaは年代毎にシリアルナンバーの桁数が違ったり、付番のしかたを変えているので、このギターの製造年を特定するのに一苦労でした。 6枚目の写真を見ての通り、「87」から始まるシリアルNo.が刻印されているものの、1987年にG-120モデルはYamahaのラインナップにない訳です。とりあえず「8」を1968年の「8」としても、それより右の数字に「0」がないのでmm月dd日の特定に無理がある。結果として6桁のシリアルNo.は全ギターの通し番号と結論付けました。決め手は、ぎたー'ズさんのHPのDG一覧 【ダイナミックギター(DG)シリアル一覧】コーナーです。
ダイナミックギターというと、クラシックギターのボディーに鉄の弦を張ってみよう、の発想で初めて世に出てきたスチール弦のギターです。このNo.G-120はダイナミックギターの末期と時を同じくしているのですね。
型番が「120」なので定価12,000円、というと現在ならエントリーモデルのお値段なのですが、1968年当時の大卒初任給が25,000円ということを考えると中堅モデルの位置付けでしょうか。エントリーモデルは「No.G-100」やそれ以下の数字のモデルが担当していたようです。ちなみに「No.」が印字されていない黒ラベルの「G-120」もありますが、本モデルとは微妙に年代と作りが違うので、「No.」付きでの紹介とします。
オーナーなのに調査しないとこのギターのことを知らない理由は、拾ったギターになるからです。勤めていたところが建て直しで引っ越しすることになったのですが、引っ越しのお手伝いの時に捨てられているギターケースを発見。中を開けたら、まあ処分するのもわかるな、という状態だったのですが、当時のふじ少年?青年?は大変ふびんに思い…家に連れて帰ったのです。
音は正直、ベニヤ板が鳴っているような有様で、1987年に初めて買ったクラシックギター・YamahaのGC-10とは比べようもないです。本コーナーでも「40点」の評価を付けるつもりでいたのですが…。ところがですね、折角なのでお手入れしたり弾いたりしているうちに、何か生き返ってきて、それなりに鳴りだすようになってしまったのです。やっぱりギターって愛情なんだな、と痛感。細胞壁から水分が飛んで~とはよく言いますが、野暮なことは言いますまい。丹念に気持ちを込めて、愛でて、でいいじゃない?ね。 |
録音は良いコンデンサマイクで音を拾いましたが、機材の設定がいろいろと甘く、正直違いがわかりにくいものとなりました。“Georgia”の方は1Verse毎にギターをとっかえて録音しましたが、とっかえなくてもよかったかも(苦笑)。音色の違いがわかりやすければと思ったのですがね。
PS…また空きましたが、元気にしております。オドメーターは43025.5km。引っ越してから2か月半で900km以上走りました。
斎宮調整池のジョギングも行ってますよ。くろやまんロードの緑はますます濃いです。
調整池も変わらず気持ちいいです。
走破タイムもちょっとずつ上がってきました。これでもまだ半分歩いているんですがね。
以上になります。