「Super Folk Song」通しで聴いてみましたが、全部良かった。感動しました。

もう一曲紹介しておきます。前回は「踊り」の曲でしたが、今回は「祈り」の曲です。

 

・Prayer(1992) 

      作詞:矢野顕子

       作曲:Pat Metheny

 

 

 

歌詞

 

夕暮れの光が溶けて消えないうちに
あなたの名前を呼んでみる
ゆれうごく街 ひとりたたずんでいる時
あなたのことを 思ってる

時を越え 空を越え たどりつくから
降りつもる悲しみに 負けることなく

私の目が閉じられてゆく時が来ても
あなたの声も 指先も 心も
愛に包まれているように

時を越え 空を越え たどりつくから
降りつもる悲しみに 負けることなく

祈ることだけ
今 強く願うことだけ
あなたが 今日も 明日も いつまでも
愛に包まれているように

 

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矢野顕子さんのピアノはキース・ジャレットの「The melody at night, with you(1999)あたりと重なって聴こえますね。あのタッチは音大出のピアノ弾きの友達に聞いても意見が同じで、キースにしか出せないのですが、ためてためて、もうひとつためて「キン」とか、行く時は行っちゃうところとか、共通して良いですね。ちなみに「Prayer」の作曲はあのパット・メセニーです。

 

こうやって、相手を自分の全部を使って思いやって、お別れをする。魂は星になって見守ってくれている。人は地面の上をテクテク歩いてる。木は風にそよぎ、海ではカモメが鳴いている。人生だな、と思いますね。