『光州5・18』 | La・La・La

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王一博という不思議な魅力を持つ人に出会ってしまいました。国籍も、性別も、年齢も全く違う、違いすぎる王一博に興味津々です‼️

気にはなっていたんだけど 

今ひとつ動機付けにかけてグズグズしてたんだけど

やっとこさ いって来ましたニコニコ



『光州5・18』




光州

1980年韓国 戒厳軍は民主化を求める学生を鎮圧する為に各地主要大学に軍を配備していた。


5月18日 全南大学において軍と民主化を求める学生との間に衝突が起こり やがて市民と軍との戦いへと発展していく。


当時 光州市民は『暴徒』と報道され死者は出ていないとされた。


学生のみならず 無防備な無関係の市民までが激しく棍棒・警棒で殴打・銃撃され殺される。


当時の光州を再現する為に詳細なデティールにこだわってセットが作られたということだ。


映画での惨状もかなり激しいものに見えたが 実際にはもっと凄惨なものだったらしい・・・・


光州に配備された軍は25000人。市民側の死者189人とされているが未だ正確な人数は定かではなく2000人とも言われている。


この映画では ドキュメンタリーとしてそこまでのスケールは表現されていない。


ストーリーは兄ミヌ(キム・サンギュン)・弟ジヌ(イ・ジュンギュ) 兄のミヌが思いを寄せる看護師のシネ(イ・ヨウォン) 


その父で退役軍人のパク・フンス(アン・ソンギ)を軸として展開する。


登場人物はフィクションとして描かれている。この映画が目的としているは史実としての再現だけではない。


当時、一般の学生・市民が一方的に『暴徒』と扱われ 


国民を守るはずの軍隊から殴打され銃を向けられ


大切な家族・愛する人を理不尽にも殺され奪われてしまった人々の悲しみと怒り・憤りである。




蜂起した市民軍は全羅道庁に立てこもり5月27日 軍と対決するが・・・・。


市民軍といっても実際には光州市民のごく一部であり 多くは被害を避ける為自宅に待機し 戦いには関与しなかった。


そのことに非難もあったようだが 大切な家族を守る為の手段でもある。


ジヌは『俺達は暴徒じゃない』と叫び 銃弾に倒れる。


一人生き残ったシネの『私たちを忘れないで』という声が 光州の街に悲しく響く。


5/18 学生と軍が衝突した全南大学の正門

 

 市民軍と戒厳軍が衝突した 旧全羅道庁

 

光州事件の慰霊塔


韓国において長い間『5・18』という暗号でのみ表され 光州事件について話すことはタブーとされてきた。


監督のキム・ジフンはこう語っている


『個人や社会は過ちを犯すものだと思う。だがそれを反省し、許すプロセスが重要だと思う。

国と民族のために命を捧げた人に対し、当時の光州市民は暴徒であり不純分子、という当時の報道をうのみにしていた。

大学に入ってから本当のことを知り、懺悔したい、いつか光州事件を題材に映画を撮りたいと思っていた。』  


キム・ジフン監督


今韓国は歴史の真実を知ろうという動きがあるように思う。韓国社会が成熟しつつあるということだろうか?


韓国の成人男性は2年間兵役に就くことが義務付けられている。


退役後も、年に一度銃の扱いについての訓練があるという。


兵役後の男性は 有事に備えて銃を扱える準備があるということだ。





ヒョンビンも兵役を控えている 韓国男性の一人だ…

いつか兵役に就き銃を構えるのであろうか?


その事を思うとやはり胸が痛む…