話は、バガンでの観光を終え、バスで5時間かけてマンダレイに向かっているところから始まります。
バガンは、ミャンマーで一番有名な観光名所であり、
マンダレイは、ヤンゴンに次ぐミャンマー第二の経済都市に当たります。
バスに揺られながら、3時間ほど走った時のことです。
突然!
お腹に違和感を感じ始めました。少し吐き気もあります。
これが、地獄のマンダレイ観光の始まりでした。
何とか無事マンダレイに到着したものの、その頃には腹痛も吐き気もかなりひどくなっていました。
しかしここであきらめては男が廃る。歯を食いしばっては、観光に出かけました。
まず向かったのはマンダレイヒル。
とおーくに見える丘の上のパゴダを目指します。
初めは軽い足取りで昇っていたものの思ったよりも多い階段。
しかも体調も万全ではないので、頂上に着くころにはもうへっとへとになっていました。
そんな時に当然現れたこの巨大な仏陀。
指さす先を見ずにはいられません。
その指の先には、、、
マンダレイ一望。
ミャンマー第二の経済都市は、上から眺めると、緑が豊かでいい所でした。
お腹を抱え、次に向かったのはマンダレイパレス。
その昔王宮だったところで、立派な建物たちです。
完全に観光地化していますが、入り口には迷彩柄の服を着た人たちが建っていて、結構な入場料を取られます。
子どもたちも遠足かなにかあったのか、たくさん来ていました。
お坊さんに写真を撮ってもらっているのが何だかシュールだったので後ろからパシャリ。
ミャンマーの人たちは写真を撮る時、「ハイチーズ」なんて言いません。
「3,2,1」とも言いません。
無言でただただシャッターを切るのです。
いつポーズを決めていいかわかりません。
なーんてことを考えていたら、、、
後ろから大量のお坊さんが!
彼らも修学旅行でしょうか??
さてさてお次はスキニーパゴダを見に。
その名の通り、がりがりに痩せて、肋骨があらわになっています。
そしてその周りにはたくさんの仏陀達。
色んなポーズをした仏陀がいておもしろかったです。
一人でアフレコして遊んでいました。
(このあたりから、腹痛もひどくなってきていて頭がおかしくなってきています。)
そして最後に向かったのはウベイン橋という、世界最長の木造歩道橋。
観光客でごった返しています。
木橋、というからには全部木材でできているのかと思ったら、意外とコンクリートで補強されているところもありました。
それでも、柱が一本の太くて長いチーク材で作られていたり、150年以上もその形を保っているのには感服しました。
お腹が痛くなければもっと楽しめたことでしょう。
しばらくここに滞在し、僕の腹痛がピークに達した頃、目の前に現れたのは、
この景色。
う、美しい、、、、!!
あまりの美しさに、そしてお腹の痛さも相まって、涙が流れてきました。
いやー、強行して良かった!
橋の向こう側にも結構な人が。
なぜ橋とセットで見ないのでしょうか。
マンダレイ観光はここまで。
本当はこの後、マンダレイから列車に乗り、12時間かけて世界で一番高い鉄橋ゴッティ橋を見に行く予定だったのですが、さすがに体調が限界に。あきらめて、ヤンゴンへ帰還しました。
マンダレイの鉄道の駅は思っていたより立派でした。
あぁ、ゴッティ橋見たかった。。