【レビュー的な何か】舞台『ファンタシースターオンライン2 -ON STAGE-』 | 今も昔も

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「自作歌詞&曲」と「声劇台本」が主食のごった煮ブログ。

おはようございます、今昔です。
今回は12月7日に千秋楽だった舞台版PSO2「」
こちらについて簡単に感想をまとめてみたいと思います。
オンゲーを舞台化という、なかなか斜め上な企画ですので
皆様色々と思うことがあるかと存じます。
が、今から書かせて頂くのは僕個人の意見・感想です。
こういう人も居るんだなーくらいで読んでいただければと思います。

ネタバレもあるかもしれませんのでご注意を!!


■最初に、僕のスペックを
・PSO2プレイヤー(Shipは2、7、8)
 クラスはフォースとブレイバー、バウンサー、レンジャーあたりがメイン。
・プレイヤー歴はリリース初期から
・蒼井翔太ファン(SHOWTA.時代から追いかけてる)
・小西克幸ファン(ディアラバはレイジさん推し)
・同行者はPSO2プレイヤー女性二人(リア友、宵闇文芸部のメンバー)



【 そもそもPSO2って…? 】

ファンタシースターオンライン2、通称「PSO2」。
2012年7月4日にリリースされた、セガのオンラインゲームの名称です。
キャッチコピーは
「終わりなき冒険を、今ふたたび。」「RPGの未来を、君の手に。」

キャラクリが細かすぎることで話題になったりもしました。
知らない方は是非、公式サイトを覗いてみてください!



【 あらすじ 】
公式にも乗っていますが簡単に。

時は2022年。
ナーヴギア…じゃなくて、アミュスフィア…でもなくって
「バーチャルドライブ」という装置を使うことで、オンゲーの自キャラを脳波で動かすことが出来るようになった時代。
ところが、そのバーチャルドライブの機能によって、
PSO2に登場するラスボス的な存在である「ダークファルス【巨躯】」が
現実世界に悪影響を及ぼそうと動き出す…

的な、言ってしまえばSAOに近い設定です。



【 個人的見どころ 】

ストーリーの順序とかには沿わず、思いついた順にいきます!

■キャスト

まず、PSO2のオンゲーにも有名ドコロの声優さんが大勢出演されています。
木村良平、日笠陽子、下野紘、花澤香菜、岡本信彦、諏訪部順一…etc.

ところが舞台に出演されている声優さんは、ほとんどがオンゲーの方には出演されていない方ばかりです。
蒼井翔太、新田恵海、井上喜久子、小西克幸、高橋広樹…etc.

このあたりのキャストを見ただけだと、うたプリやラブライブのファンの方が食いつくのではないでしょうか(笑


そして更に。
作中では「オンライン(ネットゲームの世界)」と「オフライン(現実世界)」と
両方の世界が描かれています。
何が言いたいかというと、ネトゲと現実で性別が違う人ってざらに居るのです。
つまり、オンとオフで別の役者さんが居るわけですね。
例)現実世界のユミはオンラインではユータ。中身は同じ人だが、役者は二人

オンラインの方では戦闘シーンもあったりするためか、
舞台俳優さんが多く起用されています。
テニミュにも出演されていた宮垣祐也、芸人さんなのかな?オラキオ…etc.

オンもオフも、役者さんは超豪華です!



■キャラ設定

まず上手いなーと思ったのは蒼井翔太さん演じる「タクヤ」。
タクヤは人気アイドルであるユミ(演:新田恵海さん)の大ファン。
PSO2で同じチームに所属していたことが分かり、テンションMAXで絡みに行きます。

「同じチームとかなんという幸運!!」
「ユミちゃそ~♪」
「ぐっへへへへ…////」
「ありがとうございまーす!!(土下座」

アッ、これネットによくいるクラスタの症状だ…www
と客席で大爆笑させていただきました。
(しょーたんファンがどう思ったか知りませんが。)



■オンとオフのキャラが同時に動く

これは分かりやすさのための演出だと思いますが、
手前で現実世界のキャラクターが動いてる後ろで、
その人が使っているオンラインのキャラがオフのキャラと同じ動きをする。
という演出が使われています。

漁師であるアキラの動きをアリスがする。
といったような演出で、純粋に笑えるシーンが多くあった印象です。



【 個人的残念なところ 】

■観劇に来ている層

PSO2に直接は関係ありませんが…
僕が見に行った最終日の2公演、どちらにも、
出演されている声優さんのファンで、PSO2を知らなそうな人
という方が多かった印象です。

うたプリの藍ちゃんの痛バック
DIABOLIK LOVERSのキャラクターバック
うたプリのくまプリがででーんとついてるスマホ
ラブライブのストラップが葡萄のようについている…

などなど。
お前ら、「何しに来たの?アークスじゃないの?」というのが正直なところです。
※アークス:PSO2のプレイヤーたちの総称みたいなもの

蒼井くんが好きだから見に来る。というのもアリだとは思います。
ただ、こういうのは「(ヾノ・∀・`)ナイナイ」と思ってしまうのも事実です。

・事前にPSO2の情報を一切仕入れない
(「アークス」という単語など、PSO2の常識が通じていないような人)
・声優さんが出演されている別作品のグッズを大量持ち込み
(ロデオのライブにうたプリTシャツ着ていくようなものだと思います)

会場で、男性アークスが「蒼井ファンの女性が多い」と嘆いているのが聞こえました。
そのくらい、PSO2目当てではなく出演者目当ての方が多い印象でした。


■客層の狙い目は何処?

上記の通り、声優ファンも多く来場していた様子。
パンフには「PSO2を知っていても知らなくても楽しめるよう」と書かれていましたが
その中途半端なところを狙ったせいか、ストーリーに矛盾があったり、
笑いどころが通じなかったりと、違和感もありました。

レアエネミーを2000回以上倒さないとドロップしないアイテムがどれだけ異常か、
アークス以外に通じるのかな…とか。

映像で映された【巨躯】がEXHの見た目だったなーとか(友人談)

EXHの【巨躯】を3人で倒すのがどれだけ辛いか分からないでしょ…とか

PSO2のプレイヤーで、かつ蒼井ファン・小西ファンの僕でも
狙い目迷子感がありました。



【 最後に 】

個人的な総合感想をまとめてみます。

■個人的残念なとこ
・千秋楽なのに空席があったのが勿体無い
・アークス以外が来ているので、劇中にPSO2ネタで笑いどころがあっても笑ってない女性が多かった
・狙った客層がどこなのか分からない
・ストーリーの矛盾と謎が多い

■個人的楽しめたところ
・アークスだからこそ分かる笑いどころが多い(非アークスぷぎゃーとか思ってませんよ、断じて
・テーマが良い(最後にえっちゃんが言う台詞に全て詰まってます
・オンゲーあるあるが多いシナリオだった
・ミラあああああああああああああああ(号泣
・7日の昼公演の舞台挨拶でミラに泣かされた
・田中先生素敵。サドル返ってきてよかったね。
・DF巨躯が格好良い
・BGMのクオリティが高いし、ゲーム中で流れるものがくるとテンション上がる
・サインもらえた
・特典多すぎ(褒め言葉





アークスかつキャストのファンでもある僕はダイホン・レプカ(レプリカの台本)やDVDを買うくらいに楽しめましたが…
片方だけの方ってどうなんでしょう?楽しめました?

両方のファンだからこそ抱く高揚感とモヤット感を解消するために
簡単ではありますがブログに書かせていただきました。

内容が気になるよ!という方は、DVDも販売されるので是非!



■舞台の詳細ページはコチラ

■PSO2公式はコチラ