​「どんな条件があっても美味しい食を」管理栄養士として私が譲れない理由


「どんな条件があっても美味しい食を」管理栄養士として私が譲れない理由

「減塩だから、味気がなくても仕方がない」
「節約中だから、美味しさは我慢しないといけない」

こんなふうに

条件がある食事=美味しくないもの
だと、どこかで当たり前のように感じていませんか?




こんにちは。

care deli主宰/“食=愛”を届ける管理栄養士 ゆうです。


私自身、管理栄養士として、
そして一人の食が好きな人間として
様々な条件の献立やレシピ開発をする中で、この当たり前は違うということを実感しています。

どんな条件があっても、美味しい食事は作れます。
と言いきれます。

これは、理想論ではなく実際に向き合い続けた中で確信に変わったものでもあります。





 ​条件がある食事ほど「美味しさが後回し」にされている現実

現場や日常で、よく耳にする言葉があります。

・減塩食だから、味気のないものが当然
・ダイエット中だから、満足感は我慢するのが当然
・節約中だから、単調な同じ食材でごはんを作るのが当然
・健康のためだから、好き嫌いせず食べるのが当然

これらは、身体のため、生活のため大切にしている制限であることが多いと思うんですね。

でも、その一方で「美味しさが後回し」にされていることが、とても多いなと感じます。




この制限で、食事を続けていて

・食事が心から楽しみの時間となりますか?
・満足感が得られず、間食が多くなってはいませんか?
・継続できず、結局元の食事(美味しいと感じられて、満足感を得られる)に戻っていませんか?

これは本末転倒でものすごくもったいないことですよね。




 「​制限がある=美味しくない」は本当なのでしょうか?


私がこの問いに対してはっきりと言えることは、


そんなことはありません。


です。



その理由は、


減塩でも、しっかりと美味しくすることはできますし、

節約ごはんでも、満足感のある食事を作ることは可能です。

制限があっても、心が満たされるような飽きのこないごはんを作ることはできます。



どんな風にして実現が可能か?お伝えしますね。


例えば、減塩食とする場合

「出汁」や「酸味」を使って工夫しましょう!と言われることがあります。

これはとてもいいヒントですし、実際に取り入れると減塩ができます。





これだけだとわかりにくいと思いますので

今回は私が減塩食のメニューを開発するときに大切にしていること、具体的なメニューと作り方を詳細に解説していきますね。


減塩メニューで、食塩を控える時

「春雨サラダ」をメニューとして取り入れるとします。


「酢の物」でもいいと思います。


なぜいいか?

これに使用する調味料にヒントがあります。


・純米酢

・きび砂糖

・めんつゆor醤油

・出し汁(パック出汁でとったものでも可)

・ごま油(春雨サラダのみ)


この調味料で味付けができます。

そして、どこが減塩のポイントになるか?というと、

めんつゆや醤油の使用量は小さじ1/2〜1ほど、食塩量でいうと0.5〜1gほどとなります。

メインの調味料は「酢」なので、食塩不使用だという点です。


これだけでしっかり味がある料理として完成させることができるんですね。


これが薄すぎて味がしないという方は、普段の食塩摂取量が多く、濃い味に慣れすぎているのかもしれません。

減塩が必要な方は、ここは薄味に慣れることが必要です。

元々、薄味が好みの方は、これで味がしっかり感じられると思います。


減塩メニューを作るときには、

単純に醤油や味噌などの量を減らすのでは、味気がないものになってしまうんです。





例えば、生姜焼きのレシピの中で「醤油」の量を単純に減らすでは、味気がなくなります。


ポイントは、メインとして使用する調味料に食塩が多く含まれるものを選ばない、もしくは代替えすることによって味気のある料理に仕上げることができるのです。


酢の物のように、「酢」がメインになる料理にしたり、生姜焼きであれば、醤油の料理を減らす代わりに生姜の量を増やしたりなどですね。


このような工夫を凝らすことによって、減塩という条件があっても美味しいと感じられる食にすることができるということです。


ただ単純に減らす、ではなく、美味しさを補うという考え方をすることがとても大切なんですね。







 ​私が「どんな条件でも美味しく」にこだわる理由

私はこれまで、さまざまな条件のメニューを考えてきました。

父の闘病中の約5年間も、そうでした。


かれこれ10年弱、依頼も含めて

「これは無理じゃない?」というような条件も含めて向き合い、メニューを開発しました。


・減塩

・低糖質

・栄養バランス重視

・節約

・時短

・野菜多めのレシピ



など、一見するとこれらは「制限」ですよね。


しかし、これらの条件がある中でレシピを考えて試作するということを繰り返していくうちに

確信したことがあります。


それは、どんな条件の中にも「美味しさ」を追求することはできるし美味しい食事にすることができるということです。


条件があるからこそ、難しいこともあることは事実です。

でも、その条件があるからこそ、条件下での美味しさが見つかることがあります。


継続できるかどうかは、美味しい食事であるかどうかも絶対的な条件になると思います。






 「​美味しさを求める」は、わがままではなく「食に必要な要素」


「健康のためには我慢をしなければいけない」と言う方がいます。


これに関しては、「我慢しなくても大丈夫」というのが私の考えです。

美味しさって、我慢するものではなく感じてしまうものなんですよね。

その自分自身から湧き上がる感受性を押さえつけるのは、我慢が美徳とされる日本で、苦しみをうむ原因となっていると感じるからです。


食を美味しいと感じたい!!

それでいいんです。どんな条件があっても、です。



美味しいと感じられることは、


・継続力につながる

・満足感につながる

・心の安定・安心感につながる



こんな大切なことへと影響するんですね。

ただ、お腹を満たすためのものではないのです。


なので私は料理をするときに

あらゆる条件を守ることと同じくらい、

美味しさも追求しているのです。




 ​どんな条件があっても「美味しい食」を届ける


ただ、正しい知識を伝えるだけではなく、

「関わる方の生活の中で、継続できる食事」を考案したいなと思っています。


条件があるから美味しくなくても仕方がない、ではなく、条件があっても美味しくできる方法を一緒に見つけていく。


これが私の役割だと感じています。

これが私の役割だと思っています。


食事は毎日のこと。

だから、継続できるか?ということがとても大事ですし、大事にしなければいけないと思うんですね。


そして何よりも、食は楽しみや満足感があっていいものなのです。






 ​食は人生に寄り添うものだから、もっと自由でいい

「食が空腹を満たすためのものではない」

ということをこの記事でみなさんに知ってほしいなと思います。


忙しい日でも

疲れてる日でも

制限がある日でも

「美味しい」と感じられることによって

心に少し余裕ができたりするものなんです。


ホッとした安心感とも言えます。


だからこそ、「仕方なくこの食事」と諦めないで下さい。

制限があることと、美味しさを諦めることはまったく別です。


制限があっても、美味しい食はできるんです。

これは私が自信をもって言います。

何度も、何年も、「制限のある中での美味しい食」を研究してきたので、わかります。





今、あなたの食が

「こんなものだよね」

「制限があるから美味しくないけど仕方ないよね」

と感じるものだとしたら、

それは嘘で、その食事をもっとよくできる可能性が高いと知ってほしいと思います。


そのことを、これからもずっと伝えていきたいと思います。


「どんな条件があっても、美味しい食を」


そのことを、これからもずっと伝えていきたいと思います。

私が、管理栄養士として大切にしている想いです。