2017・スイス旅行記(7) in Stein am Rhein
◆(8/8-2)壁画の美しい街 シュタイン・アム・ラインでテンションMAX ◆
★ライン川の始発点・シュタイン・アム・ライン
さて、ザンクトガレンを14:35出発し、ドイツとの国境のボーデン湖畔を列車はゴトゴト。
ローカル線だけど、ヘッドレストがカラフルでかわいい列車です。
沿線の景色も牧歌的での~んびり。牛がいっぱいいます。
途中のローカル駅はホームも駅舎もなく、列車が止まったと思ったら沿道から直接線路を渡って人がのってきたり、列車を降りたひとも線路を渡って向かいの民家に入っていったり。
改札がないので、どっからでも出入り自由なのが、日本ではありえない景色。
まず、駅のホームがないって、どゆこと??
ボーデン湖につながるウンター湖からライン川が流れだす地点がシュタイン・アム・ライン。
直訳すると「ライン川の宝石」。中世そのままの街並みと壁画が有名な町です。
ライン川って、ここから始まるのね。知らなかった。
ザンクトガレンから小1時間かかりました。
シュタイン・アム・ラインの駅。
小さな駅舎はあったけど、線路わきのホームとおぼしきコンクリートには屋根なし。
雨降ってんのに、屋根ないんかい。
そして我々の痛恨のミスは、傘をスーツケースに入れたままロッカーに預けてしまったこと。
ザンクトガレンでは小雨だったので、上着のフードでなんとかしのげたけど、
ここへきて、結構降ってきた。がまんして歩き出したけど、こりゃやばい。やっぱムリ!!
駅に戻って、駅のキオスクで傘を買う。
これが8CHFで、結構大きくて、このあととても重宝したのでした。
ただ、デザインが・・・。傘の中央にでかでかと「OK!」の文字なにがOK?
これしかなかったから、しゃーない。でも快適に雨の中歩けるようになった。
雨のせいか、寒い。15~6度かな。8月だっちゅーのに。
寒がりのM子はすでにライトダウンを着ている。
駅から旧市街までは徒歩5~6分。
駅を出て、突きあたりを右に曲がり、道なりに歩くとライン川の橋が見えてくる。
橋を渡るとすぐ旧市街。
渡ったところの道がとても狭くて、しかも車がばんばん来るので、とてもアブナイ。
こんなに狭いのに対面通行で、角で退避して交互に車が通る。信じられない
しかし、この旗の黒い牡牛?羊?は、なんでひっくり返ってるんだろ。
正面の時計塔のある旧市庁舎が見えてきて、テンションMAX.わくわく最高潮。
★壁画に囲まれたシュタイン・アム・ライン市庁舎前広場
でた!市庁舎!
ひゃ~。すご~い。。かわい~い。
市庁舎前の広場を囲む建て物にも、フレスコ画風の壁画がびっしり。
ホテル・アドラーの、アロイス・カリジェの壁画。メルヘンチック~。
王冠の家。
天気がよければ、もっときれいに映るのに。ざんねん。
赤牛の家。
1階はレストランで、テラスも出ています。
出窓が特徴的な家。
いつまで眺めていても、飽きない街並み。
中世からず~っとここで、このままの姿で、町と人々を見てきたんだなあ。
広場中央の噴水。お花もきれい。
このコウノトリの絵は、母鳥が自分を傷つけてその血をヒナに飲ませている・・・
飢えに困っていた当時を象徴するような絵。
切なくなってきます。
★にぎやかなメインストリートのウンター通り
天気がよければ、テラスもたくさんでていたであろうメインストリート。
看板もおしゃれ。
振り返ると、市庁舎が奥に見えます。
雑貨屋さんの店先もかわいい
この雑貨屋さん、なかもチョーかわいい
このかわいいトカゲちゃんが、とっても欲しかった・・・
ケド、持って帰ることを考えると、、、断念。涙。
鳩時計とか、土産物やさん。
鳩時計もかわいい(≧∇≦)
窓の扉が個性的。これはブティック。手前はシンプルな噴水。
出窓がおしゃれ~と思ったら、リンドワーム博物館。
どうりでドラゴンの絵と看板が。
13世紀の建物で、中には19世紀の市民の暮らしを再現した展示があるらしい。
旧市街の出口のウンター門が見えてきました。
シンプルな時計塔と出窓がステキ。おとぎの国の入り口みたい。
ここで旧市街のメインストリートはおわり。
門の前の噴水に、猫の彫像がちょこん。
スイス国旗のバンダナをして澄ましてるのが、なんとも愛らしい。
裏道にも壁画の家はぽつぽつあるのだけど、もう戻らなくちゃ。
足元をみると、家の入口の石畳にも絵が。
魚印はレストランの入り口。おっしゃれ~~。
市庁舎の裏側に、聖ゲオルグ修道院があって、ここの壁画も素晴らしいんだけど、
もうタイムアップ。戻らないと~。ざんねん~~。
橋のたもとの家もステキなのに、道が狭すぎて撮れない~
ライン川沿いの街並みもステキ。
こじんまりとして、落ち着いていて、でもおしゃれ~。
橋を渡って、駅へと戻ります。
旗の上の絵は、馬上の騎士がドラゴンを退治している絵。
なんか、町の由来とかんけいあるのかな。
★チューリッヒ空港駅経由、トゥーンへ
時刻はもう17時。これから今日の宿のトゥーンまで行かないと。
途中、チューリッヒ空港駅で降りて、コインロッカーから荷物をピックアップ。
そして2階建てのインターシティ列車に乗り、ベルンで乗り換えてトゥーンへ。
ちょうど通勤時間にあたり、列車は結構混んでいて、立っている人も。
スイスの列車にはちゃんと荷物置き場があるので、大きな荷物を持っていても
そんなにじゃまにはなりません。
トゥーンに着いたのは20時過ぎ。まだまだ明るい。
トゥーンは、ベルンからユングフラウへの途中にある、
列車でベルンから10分ほどのトゥーン湖のほとりの町。
日本ではあまり知られていないけど、
M子が以前訪れて、ひと目見て気に入ったから、今回ぜひ泊まりたいと切望した町。
どれどれ、そんなにステキな町なの?
街の様子を見がてら、メインストリートを歩いて15分ほどのホテルへ。
歩道が2階にある珍しい構造のメインストリート。おっしゃれ~。
町は翌日じっくり歩いたので、案内はそちらで。
★トゥーンのホテル・エメンタール
今日の宿は創業100年を誇るホテル・エメンタール。
ホテルはすぐわかったけど、メインエントランスが閉鎖されていて、入口がわからない。
仕方なく横から1階のメキシコ・レストランに入ってきいてみると、
レストランを横切って奥の階段から2階のフロントに通された
あとでよく聞くと、ホテルの出入りは、レストランと反対側の裏口からルームキーで入るらしい。
しらんがな、そんなん。
部屋は2階の角部屋で、結構広くて、清潔感もあり、いいお部屋。
ロビーの珈琲紅茶も飲み放題。ラッキー。
窓からトゥーン城も見える。
さて、もう21時近い。
レストランが21時閉店のところも多く、やばい。
★スイス料理ロシュティの夕食
町の広場をのぞむホテル・ツンフトハウス・ツー・メッツゲルンのレストランへ。
寒かったのでグーラッシュのスープ(12.5CHF)とサラダ(10CHF)、
それにロシュティのチーズ添え(18.5CHF)。
ドリンクはやっぱりビール(3.6CHF)。
画像がボケボケですみません
グーラッシュはパプリカの赤いスープで、
ロシュティはジャガイモの細切りを焼いたスイス料理。
もともとイモ類は得意ではないのに、チーズをかけたらいけるかと思いきや、
なかなかに重い。そして、味が単調で、おなかにたまる。そしてこの量!
ふたりでシェアしたにもかかわらず、半ばでギブアップ。
それでも全部で48.2CHF≒5500円くらい。高っ!!
ふつうにコースで頼んだら何万もするんだろうなあ~~
やっぱスイスの物価、半端ないわ。。。
(8/9につづく)