Windows10では一応、NECのPC-9800配列USBキーボード"PK-KB002"または"PK-KB011"に対応してる。

(これ書いてるWindows10 Ver.1909では確実に使える)

 

自分がPC-9800と同様に使えると確認しているのは…

・[CTRL]+[XFER]で日本語FEPのon/off切り替えできる([vf5]でも可能)。

・[かな]キーでカタカナ/英数字入力切り替えできる。状態表示LEDも正常に光る。

・[ROLL UP]と[ROLL DOWN]キーで画面のスクロールがPC-9800と同じ動き。

・テンキー側の[=]と[,]が使える。

と言ったところ。

 

Windows98時代に発売され、WindowsXPにはWindowsにデバイスドライバーが標準で組み込まれていて、もうこのキーボードが販売終了してから久しいのに、最新のWindows10でもこのPK-KB002/011が使える事に我らがNEC社とmicrosoft社には感謝しかない。マジで。

WindowsでPCを本気の気分で使う時には"PC-9801配列キーボード + AtoK"は必須なので、自分が死ぬまでは続けて欲しいと思う。

普段のなんとなくな気分でPCを使うLinux環境の時は、標準的なDOS/V配列ならどうでも良い。

 

贅沢言うなら、ファンクションキーの大きさが小さいので、[ESC]キーと同じ大きさので作って欲しかったかな。

 

ところが、何かの拍子にDOS/V配列エミュレーションモードに切り替わって、ログアウトか再起動しないとPC-9800配列に戻らなくなる。

起動直後からDOS/V配列エミュレーションモードの時もあったりする。

…かなり高い確率で誤認識病は起こる。

 

何処でこの情報源を見つけたか忘れたが、PC-9800用キーボードをUSBキーボードとして使えるようにするアダプター(同人ハード)で同様の現象が起きるらしく、その解決方法を見つけた人の対応方法がこの"PK-KB002/011"にも有効だったので感謝。

 

と言う事で、この誤認識現象の対策。レジストリーをいじるので、要注意。

 

1) "regedit"でレジストリ編集

HKEY_LOCAL_MACHINE/SYSTEM/CurrentControlSet/Services/i8042prt/Parameters

の階層まで潜り、"LayerDriver JPN"の項目を探す。"kbd106.dll"になってるはず。

 

2) PK-KB002/011用に書き換える

"LayerDriver JPN"の値を"kbdnec.dll"に書き換える。

 

3) 編集後、PCを再起動。

ログイン画面の時点でちゃんとPC-9800配列で認識されてるし、二度とDOS/V配列エミュレーションモードにならないはず。

ただ、レジストリーを編集しちゃった訳なので、普通のDOS/Vキーボードにつなぎ替えた時にどのような挙動になるかは俺は知らないし、試した事ない。

 

以上。

 

※ 2020/11/13(木) 追記

Windows10 Ver.20H2(2020 October Update)が降ってきたので、システム更新した。

更新直後にDOS/V配列エミュレーションモードになっていて、うわーって思ったけど、再起動したら正常に"PC-98配列"として動作した。

そう言うことで、上記の処置でWindows 10 (Ver.20H2)でもPK-KB011が問題なく使える事を確認。