仕事の息抜きに、より詳細にまとめてみました。
お時間ある方、お付き合いいただければと思います。
まずは前回もお伝えしたデータのリンク↓
上記のクリニックのうち、私が通うクリニックとブログでよく名前をみるクリニック、そして気になっていたクリニックのデータを横並びにし、私なりに分析してみました。
見えますか??
見づらくて、すみません
見えないので、2分割しました。
■注意■
- 上記データは、クリニックが東京都に報告しているデータをそのまま利用。(自己申告であり、データの正確性は担保されていない)
- 入力ミスは無いようにチェックしているものの、ミスあればすみません。(ご指摘いただいたら、確認して修正します)
- 人員数は2022/3/1で、治療実績は2020年1月~12月(培養士1人当たり顕微授精数などは、時期が整合していないので、ほとんど意味のない数値である可能性もある)
- 受診者の分布は、体外受精・顕微授精・胚移植を行った患者数
★追記★(謝罪)
上記の胚移植総回数(C)~生殖分娩数(E)の数値は、35歳~40歳未満の方に絞ったデータだそうです。
(東京都の提出書類にもそのように記載がありました)
ですので、年齢ごとの区分は、移植全体ですが、生産率・妊娠率・流産率は35歳~40歳未満のデータとして御覧ください。
大変失礼いたしました!!!!
気になったデータを赤字にしてみました。
【生産率・流産率】
すごいですね、NACと夢クリ。
妊娠率高くて、妊娠した人がそのまま出産に至っています。素晴らしい
逆に、妊娠率が高いけど流産率も高いクリニックがあるのが気になりました。
流産すると気分も沈み、おやすみ周期を挟む必要があり、次に進むまでの時間がかかります。
不妊治療ではなるべくなら避けて通りたい道です。かといって、意識的に避けられるものではないのですが。
(もちろん、着床・妊娠さえしないのも落ち込みます。私もその1人です)
たまたまなのか、クリニックごとにこのような傾向にあるのか、複数年分ウォッチしていきたいです。(時間があるときに、また分析してみます)
なぜ、クリニックごとに生産率・流産率に大きな差が出てしまうのか、考えてみたのですが、
PGT-Aの存在があるのかな、と思いました。
PGT-Aやれば、初期流産の原因である遺伝子要因は排除できますが、PGT-Aの認可されていないクリニックではその手が打てないのでは?と仮説を立てていました(なので実施施設載せました)が、、、
しかしながら、NACよ・・・。
PGT-Aやってないはずなのに、この仮説では説明できない高い生産率だし、低い流産率なんですよね。
↓PGT-A参加施設 144施設(2021年12月31日現在)
https://www.jsog.or.jp/activity/pdf/PGT-A_rinshousankashisetsu_20211231.pdf
【培養士1人当たり顕微授精数】
これは、「培養士の手腕が生産率に影響を及ぼす」との仮説を立てて、1人の培養士が年間どの程度顕微授精をしているのかを概算してみたものです。多くの事例に当たる培養士の方が熟練度が高くなるだろうと想定して比較してみました。
相関はあまり見られませんでしたが・・・。
(上記の注意にも書きましたが、培養士の人員数算定時期と、顕微授精件数集計期間にズレがあるので、あまり意味のある数字ではないかもしれません。)
【受診者年齢分布】(追記に記載した通り、受診者の年齢分布と生産率・妊娠率・流産率は関係ないです)
高齢の受診者が多いクリニックは、おのずと生産率が低くなるであろうと考えられるため、比較のために載せました。
リプロは高齢妊活戦士が多いですね!
保険適用しないと決定した理由の一つかもしれないですね。頼ってくれる受診者に適切な治療は保険の範囲だとなかなか難しいのでしょうか。
一般的な治療で子供ができる人は、他に行けばいいんです。
私も、まだリプロのお世話になる段階ではない、と思っている一人です。
と思っていたら、意外と夢クリも多いんですよね、43歳以上の方々。
こんなに多くて、この生産率、、、ほんとさすがです
【治療価格】
4月からは、保険適用なので一律になるかもしれませんが、43歳以上の方や、保険適用枠を使い切ったら自費に切り替える必要があるので、治療費データは一定の需要があると思い、載せました。
上記クリニックに通う皆さん、これどう思いますか??
FCTに通っている者として、「こんなに安くないわよ!!」って思いました。
それこそ、顕微授精の価格なんて、採卵数によって違いますし、幅があるものですよね。
東京都にクリニックが提出するフォームには、以下の記載がありました。
「顕微授精は、採卵により得られた全ての卵子に対し、顕微授精を実施した場合の、卵巣 刺激、採卵/採精、前培養/媒精/胚培養までの一連の治療周期をさす。費用については、 これら一連の治療周期に係る総額(標準的な費用)を記載すること。」
長くなってしまったので、この辺で切ります。
次は、FCTで実際にかかった費用と上記のデータを比較します。