サハリン残留韓国人って? | My Aim Is True

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またまた今日も韓国ネタになってしまいます(苦笑)。

菅直人談話にも、「これまで行ってきたいわゆる在サハリン韓国人支援、朝鮮半島出身者の遺骨返還支援といった人道的な協力を今後とも誠実に実施していきます」という言葉がありましたが、個人的には、これまで、「在サハリン韓国人支援」問題には、「またそんなおかしなことやってるのか」くらいで、それほど興味がありませんでした。

韓国との歴史「問題」は他にデタラメなことが多すぎて、そんなことに構っていられず、まあ、在日朝鮮人の「在日特権」くらいのものだろう程度の認識です(十分問題ですけど:苦笑)。


ただ、ちょうど、産経新聞(8月22日)に簡略な説明があったので、紹介しておきましょう。


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[記事]

<「菅談話」によってまた、亡霊が動き出した。現在進行形だから生霊というべきか。多くの国民が知らないまま、長年、巨額の血税がつぎ込まれてきた、「サハリン残留韓国人問題」への“デタラメ人道支援”のことである。

韓国・ソウルから南へ電車で約1時間の安山市に、サハリンから韓国への帰国者用の住居として日本が約27億円を拠出して建てたマンション群がある。2LDK、バス、トイレ付き。韓国語が読めないサハリン生まれの2世が多いから、ロシア語の掲示板は至る所にあるが、日本の支援に感謝する記念碑などは見当たらない。

住民に話を聞いてみると、しょっちゅう里帰りする(彼らのサハリン-韓国の往復渡航費も、滞在費も日本持ちだ)ためか、家財道具がまるでなく、“別荘代わり”に使っているとしか思えない人、関係のない一族郎党を堂々と住まわせている人。驚くべきことに戦後、北朝鮮や旧ソ連からサハリンへ移ってきた人(当然、日本とは何の関係もない※①)まで住んでいるという。

日本の支援はこれだけではない。療養院をはじめ、引き続きサハリン在住を希望する人たち用の文化センターの建設費。果てはヘルパー代や光熱費の支援まで。3年前には、「まだ帰国を希望する同胞が3千人以上もサハリンに残っている」とゴネられ、民間マンションの借り上げ代などとして約3億円の追加支援を余儀なくされた。

この問題で日本政府は「法的責任はない」と言い続けてきた。ところが、戦後30年もたって大ウソのプロパガンダをわめき立てる輩が出てくる。「日本は4万3千人もの朝鮮半島出身者をサハリンへ『強制連行』し、戦後は彼らだけを『置き去り』にしたんだ」と。日本人がそう言うのだから(※②)韓国側が飛びつかないはずがない

まあ、日本もアジアの大国だ。一万歩譲って「人道支援」はヨシとしてもいいが、それはもう“十分すぎるほど”やった。戦後65年、本当に故郷へ帰りたかった当事者は、もうほとんどいない。日本とほとんど関係のないサハリン生まれの2世、3世のために、人道支援が続けられているのだ。

夫の朴魯学さんとともに帰還運動に取り組んだ堀江和子さん(ともに故人)が憤然として言ったことがある。「本当に帰りたかった1世のときは助けてくれなかったのに、なぜ関係のない人にお金を出すのか」と。>


まず、この問題について、僕は詳細に調べたことはないことをお断りしておきます。僕同様、この件に関して知識のない人たちへの基礎知識程度の記事と思っていただければ幸いです。そのため、ウィキペディアごときで調べた(実は前回の議員紹介もそうだったのですが:苦笑)情報を書き記すだけにします。


簡単に言うと、「在サハリン韓国人」とは、戦前まで日本の領土であった南樺太(戦後は帰属権が未確定だが、ロシアが事実上「実効支配」)に、当時の日本国民である日本人や朝鮮人が滞在していたが、ソ連が日ソ中立条約を破って日本の領土である南樺太や北方領土を侵略し、日本の領土内に残された日本人や朝鮮人がいて、日本人は後に日ソの国境が正常化すると帰国が許されましたが、日本国民ではなくなった朝鮮人は帰国が許されず、そのまま残された人たちです。


ハッキリ言っておきますと、在サハリン韓国人」問題とは完全に韓国とロシアの問題です。

戦後、韓国がソ連(現ロシア)と国交がなかったから起きた問題ですが、1950年代初頭の段階で、その3分の1が戦後、北朝鮮から派遣された人だというから馬鹿馬鹿しい(※①参照)。

おまけに現在、韓国とロシアは国交が正常化されていて行き来は自由なので、何のための支援なのかサッパリわからない。

更に笑ってしまったのが、在サハリン韓国人は戦後韓国の「建国神話」(日本に苛酷な植民地支配を受けたが、誇り高き韓国人は常に独立のために戦い、ついに独立を勝ち取った)を植えつけられていないため、彼らの多くは日本国民としてのアイデンティティーを持ち続けて、「いつも日本のことを思っていた」というコメントが聞かれることです(笑)。


その程度のことが何故、問題となったのか?

1975年になって、高木健一弁護士らが裁判を起こしたからです(※②参照)。

また、この男か!!!!

仙谷由人官房長官(旧社会党→民主党)の「友人」のこいつは、いつも火のないところに火を起こし、ガソリンをばら撒いて大火事を起こす放火魔だ。

その後、1987年になって五十嵐広三議員(社会党)が中心となって、人道支援予算が組まれ、村山富市内閣で大幅に増加し、これまで70億円以上の「支援」が行われ、今では「日本とは関係のない人たちばかりなのに、菅直人は「今後も誠実に実施」と宣言したのである。


もちろん、この問題には自民党政権の責任もある。

いかにまだまだ左翼が強く、朝日新聞が「天の声」としてやりたい放題、言い散らかしてきて時代とはいえ(当時はネットがないから、一度、大メディア様が報道したら、それは全て「正論」「真実」とされる)、また、「誠意を見せれば、相手もわかってくれる」と日本式性善説で外交を行っていたとはいえ、あるいは、在日朝鮮人がニホン社会に浸透して朝鮮ロビー活動が力を発揮していたとはいえ、おそらくまだバブル期で「ジャパン・アズ・ナンバー1」という余裕があったから「払ってやるか」くらいの大盤振る舞いだったのだろう。

こうした問題にこそ、自民党も政治主導を発揮せねばならなかったのだ。

それができなかったが故に、まやかしの「政治主導」を唱えた民主党政権が誕生し、「政治主導」でこれを継続すると言い出しているのである。


ハッキリ言って、「難しいことはよくわからないけど、これまで取り組んできた左翼活動だけは詳しい」と、そうした点だけ、政治主導』で、時に良い意味で「抵抗」する官僚を排除して日本解体へと突き進もうとするのが民主党政権である。


そういえば、黄文雄氏が「ならず者国家の中国や韓国や北朝鮮を相手にする日本の外交官はエリートお坊ちゃまばかりで全く歯が立たない。いっそのこと日本は暴力団の組長を外交官にするべきだ」というようなことを言っていましたが、戦前世代がリタイアした外務省は「金持ち喧嘩せず」と全く喧嘩をしません。

麻生太郎が外相時代に、「お前らは優秀かもしれないが、喧嘩の仕方を知らない」と諭したそうですが、そもそも戦後の「エリート」とは「日教組教育のエリート」であるため、優秀であればあるほど、日教組イデオロギー(左翼思想&自虐史観など)を有している輩である。

更に、「スパイ天国」である日本は霞ヶ関にも大量の「スパイ」が潜伏していることでしょう(そもそも、「戦後エリート」は国家観が欠けていますし)。

大衆に選ばれる政治家となれば、「売国」を訴えても、「ハト派」「平和主義者」と支持を受ける始末です。そうした「政治家」が「政治主導」をしたら、恐ろしいことになることはわかっていたにも関わらず、民主党の「政治主導」に乗るとは・・・。


さて、この手の「デタラメ支援」で思いつくのが、中国への「『遺棄』化学兵器処理」支援でしょうか。

中国に完全屈服する外務省チャイナ・スクール(加藤紘一もここ出身)が、90年代後半から飛ぶ鳥を落とす勢いの経済成長を続ける中国に対して、近年になってもODAの継続を続け(中国共産党の工作機関である朝日新聞は「中国へのODAを止めるな」と社説で主張)、ODAが止められると、それの代替措置として始めたのが、この「デタラメ支援」である。

現在でもまだ続いているんでしょうか?


民主党は「無駄』の削減」を主張し、そうした主張はやけに大衆のウケが良いようです(それが実践されているかどうかは問わず)。

「無駄」って何ですか?

公共事業は本当に「無駄」なんですか?

民主党は必要なものまで「無駄」として削減し、「『無駄』を削減した!」と訴えれば、大衆の支持率が上がる有様で、本当の無駄は継続・強化する有様です。

日本にとって必要なものが削除され、日本の国益にとって害悪なものが削減されないのです。


そういえば、今日の「新報道2001」で菅内閣の支持率が微減したとはいえ、誤差値程度でほぼ横ばい、民主党の支持率は逆にアップしていました。

ハッキリ言って、菅内閣は完全にレームダック化し、民主党自体は政権与党の体を成していないと思いませんか?

何で支持するのかわからない。

せいぜい、「1年に3人の首相が誕生するのは世界の恥だ。それだけは止めてくれ・・・」という消極的な支持としか思えないのです。

もちろん、「首都圏の500人」に訊く、この「世論調査」ですが、どうせなら「菅内閣が『菅直人談話』を出したことを知っていますか?」「『菅直人談話』の中身を知っていますか?」「『菅直人談話』は史実に沿っていると思いますか?」なんて訊いても、「知らない」「知らない」「知らない」の答えが驚くべきパーセンテージになっていそうなものなんですけどね。

まあ、大部分の大衆には興味のない問題でしょう。

「知っている。支持する」なんていう人も、「韓国との商売がし易くなりそう」とか言い出しそうですし、韓国人に「あの談話じゃ不十分だ!」と言われたら、「そう思う!不十分だ!」(と主張するから契約してくれ)という国家観の喪失した利己的個人主義の輩でしょう。


「夏休み」が終り、おまけに夏風邪でグロッキー状態です・・・。