夕方、ご利用者さまを自宅までお送りしている時、あるマンションを見ながらポツリ…



『ここのおばあちゃん、いつも来ていたのに、最近来んのう。』



私『………。』(絶句)



しばらく進むとある一軒家を見ながら、



『ここのおばあちゃんも来んのう。死んだんかのう。』



私『……………。』(さらに絶句)



この仕事を始めた時、私は先輩から、『死』を絶対に他言してはいけないと



言われてきた。亡くなった方を前に泣くことなんてタブーだった。



“プロなのだから”ということと共に、ご利用者さまは一人じゃない。



涙を見せたり、口にする事で周囲にまで、不安感を与えてはいけないということだ。



状況にもよるが、今は私は『事実』は伝えるようにしている。



不用意に不安感を与える必要はないとも思うが、『死』について誰よりも



解っていると思うから…隠す方が不自然ではないか…



でもこの時、私はとっさに言葉が出なかった。



不安を与えてはいけない?

いや。私自身がまだその方の『死』を受け入れていないから。



何年もこの仕事を続けてきて、何人もの人を見送っているのに…



私が強くならなくてどうする!



『まごのて ねこのて』-101211_1917~01.jpg



…こんなにキレイキレイなイルミネーションなのに…



今日はこの光キラキラ目に浸みるよ…汗