夕方、ご利用者さまを自宅までお送りしている時、あるマンションを見ながらポツリ…
『ここのおばあちゃん、いつも来ていたのに、最近来んのう。』
私『………。』(絶句)
しばらく進むとある一軒家を見ながら、
『ここのおばあちゃんも来んのう。死んだんかのう。』
私『……………。』(さらに絶句)
この仕事を始めた時、私は先輩から、『死』を絶対に他言してはいけないと
言われてきた。亡くなった方を前に泣くことなんてタブーだった。
“プロなのだから”ということと共に、ご利用者さまは一人じゃない。
涙を見せたり、口にする事で周囲にまで、不安感を与えてはいけないということだ。
状況にもよるが、今は私は『事実』は伝えるようにしている。
不用意に不安感を与える必要はないとも思うが、『死』について誰よりも
解っていると思うから…隠す方が不自然ではないか…
でもこの時、私はとっさに言葉が出なかった。
不安を与えてはいけない?
いや。私自身がまだその方の『死』を受け入れていないから。
何年もこの仕事を続けてきて、何人もの人を見送っているのに…
私が強くならなくてどうする!

…こんなにキレイキレイなイルミネーションなのに…
今日はこの光
目に浸みるよ…
『ここのおばあちゃん、いつも来ていたのに、最近来んのう。』
私『………。』(絶句)
しばらく進むとある一軒家を見ながら、
『ここのおばあちゃんも来んのう。死んだんかのう。』
私『……………。』(さらに絶句)
この仕事を始めた時、私は先輩から、『死』を絶対に他言してはいけないと
言われてきた。亡くなった方を前に泣くことなんてタブーだった。
“プロなのだから”ということと共に、ご利用者さまは一人じゃない。
涙を見せたり、口にする事で周囲にまで、不安感を与えてはいけないということだ。
状況にもよるが、今は私は『事実』は伝えるようにしている。
不用意に不安感を与える必要はないとも思うが、『死』について誰よりも
解っていると思うから…隠す方が不自然ではないか…
でもこの時、私はとっさに言葉が出なかった。
不安を与えてはいけない?
いや。私自身がまだその方の『死』を受け入れていないから。
何年もこの仕事を続けてきて、何人もの人を見送っているのに…
私が強くならなくてどうする!

…こんなにキレイキレイなイルミネーションなのに…
今日はこの光
目に浸みるよ…