4月28日宮城県石巻ボランティア活動 | 『みゃぁ汰の大人な時間』

4月28日宮城県石巻ボランティア活動

ボランティア活動最終日

前日と同じメンバーで活動しました。
2日目になるとメンバーの一体感もでます。

今日もパルプ混じりのヘドロの片付け作業。

大きな屋敷の庭一面に広がるヘドロ…

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夜中に雨が降ったので
地面がぬかるみ、水分を含んだパルプは重い…

でもみんな一生懸命頑張ります。

前回の記事で個人参加について少し書きました。

今回も個人参加について少し書きます。

僕が活動させていただいた組織が
アモーレ石巻といいます。

このアモーレ石巻とは、個人ボランティアが作った、個人ボランティアによる、個人ボランティアのための組織。

きっとまだ知名度は低いと思います。

でも点と点が線になって和が広がって、今では大きな活動になっているのは確かです。

28日も、ボランティアセンターから深夜から朝方に降った雨の影響で午前中の作業は中止と言う報告。

こうなるとバスも運行しません。

ところがアモーレ石巻のボランティア集団は予定通り集合時間・集合場所に集まり各自の車で移動します。

それが個人集団のいい所だと思いました。

もっとアモーレ石巻のような活動をしてる集団を知って欲しいと思います。


そして今回、ボランティアを通じて、とてもいい経験ができました。

お手伝いをさせていただき、被災者の方に

『ありがとう』と言われて

返す言葉が、

『こちらこそ、ありがとうございました』

と、なぜかお手伝いをしているにもかかわらず
みんなが返す言葉が感謝でした。

きっと、お手伝いをさせていただいてると言う気持ちなんでしょう。

そんな光景に、人間の本当の凄さと素晴らしさを感じました。

そしてボランティアの年齢層の高さにもビックリしました。

若い人達も多かったですが、
思ったより定年退職された方々が多くビックリしました。

また、滋賀、大阪、北九州や鹿児島から来てる方も居ました。

みんな本当に凄いです。



そしてこの日は、2班に別れ2件のお手伝いをさせていただきました。

終了時間の15時には、なんとか片付き
被災者の方に記念撮影がしたいと言われて、みんなで写真撮影。

何度も何度も『ありがとう』と感謝されて…
でも僕らがお手伝いできたのは、ほんの少しなんです。

家の中は、まだ片付いていません。

被災者の苦悩はまだまだ続きます。

これから東北も暖かくなります。
気温が上がれば、ヘドロが固まり、粉塵のように舞い上がります。

また固まったヘドロの撤去作業も困難になります。
だから一日でも早く終わらせないと…

でも現状は非常に厳しいです。

29日から2000人以上のボランティアが石巻に来ると聞きました。

本当に頑張って欲しいです。



あと、石巻専修大学のボランティアセンターでの事を書いておきます。

石巻専修大学の駐車場を拠点とし、生活しながらボランティアをされている方もたくさん居ます。

悲しい事に、中には酒盛りしたり、奇声を発したり、騒いだりする方も居るそうです。

また28日の深夜未明にボランティアセンターに救急車がくるというトラブルも…

車中泊のストレスや喧嘩、粗末な食事で疲れもあるでしょう。

原因はわかりませんが、せめて人助けが助けられる立場にならないようにしてもらいたいものです。



被災者の方に3月11日の状況を教えていただきまさた。

話によると、津波で2メートルほど浸水し、大きなパルプが流れて来て、
車が浮かび上がりぶつかり合って、
側溝のフタがポーン、ポーンと飛び上がり、悲鳴が聞こえてきたそうです。

水が引き、避難所から戻ってみれば
家の前に被害に遭われた方が居たり、
車が玄関に突き刺さっていたり…

それは地獄のような光景だったと教えていただきました。

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今までの写真は、道が片付いている写真ばかりです。
震災直後は、今までの写真からイメージしてもらえると思います。



ボランティアの方に石巻市が一望できる場所を教えていただきました。

日和山公園です。

そこから見た光景は、きっと死ぬまで忘れないでしょう。

僕が見た光景を写真ですが
これが震災から一ヶ月半が経った石巻港の状態です。

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見にくいかもしれませんが
簡単に言うと、


壊滅です。


この言葉しかみつかりません。


見た瞬間、自然の脅威を知らされました。


文章力がないのは、百も承知。
震災の現状をテレビや雑誌のように
伝える事は不可能でしょう。

ただ自分が見て来たものをそのまま伝えたい…
そこから見た方々が、何かを感じてくれさえすればいいのです。

長い記事になりましたが
石巻市の事、ボランティアの事、被災者の事、活動の事など
見て感じたままを書かせて頂きました。


最後にボランティアを考えてる方に朗報です。
石巻市では、ボランティア活動をした方に限り
帰りの高速道路の代金が無料になる手続きがあります。

遠方から来られた方は、高速代、ガソリン代、食事や宿泊費など
大変な負担になります。

でもこの制度を利用すれば、かなり楽になるはずです。

知らない方も意外と多かったです。
ぜひ利用してください。


長い記事を最後までありがとうございました。


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