2月、中学受験終わってすぐに
娘と一緒に読んだ本。
教育虐待を受けた娘が、母をバラバラに殺害した実話。
主人公のあかりは幼少期から学業優秀で中高一貫の進学校に通っており、20代中盤まで母娘で一緒にお風呂に入るほどの濃密な母娘関係を築いていた。
だがその間、実はあかりは常人の理解を超える執拗な干渉、暴言や拘束など、いわゆる“教育虐待”を母から長年受け続けていたのだ。
超難関の国立大医学部への進学を強要されて医学部を9浪の末、母からの妥協案として医大の看護学科へ進学する。
しかし母は、看護師よりさらに専門知識を要する助産師にさせようとあかりに助産師学校の受験を求めており、看護学科を卒業して手術室看護師になりたいとの希望を持っていたあかり自身は助産師学校の試験に失敗。
それに気づいた母から激しい叱責を受けていた。
あかりは、周到に用意した凶器で母親を刺殺した直後、「高揚感のようなものから」誰に見せるでも聞かせるでもなく、「モンスターを倒した。これで一安心だ」 とのツイートを残していたのである。
この本を読んだ娘が
「あ―――、この話、クラスメートの〇〇君を思い出す」
とクラスメートについての話をしてくれました。
「〇〇君、毎週の土日にお母さんから
『問題集3冊をやり切るように!』
と言われてずっと家の中で
勉強以外、何もできないんだって!」
「好きな読書もできないから、
学校の休憩時間はむさぼるように読んでるの」
「学校以外の時間はずっと勉強に驚いたよ~
これって、親からの押し付けじゃない?
〇〇君、合格したから
中学は自分のやりたいことやれたらいいよね」
こんな風に話してくれました。
この本ほどではないにしても、
子どもを完全に支配して
教育虐待に気づかずやってるケース
いくらでもあるんだろうな。
紙一重の世界なんだな。
と思ったものです。
ちょくちょく
「はよやれよ!」
とあまりにも進まない娘に
キレていた私ですが
「私はママで良かった~
ムリ!と思ったら、
すぐに受験方式切り替えてくれたし
本を読みたいだけできたし
押し付けずに受験やれたから…」
と言われたことに安堵しました。
無意識の教育虐待、
あなたは大丈夫ですか??