先日友人と一緒にサザビーズに並ぶオークションハウス、
クリスティーズの下見会に行きました。
もともとはコンテンポラリーアートを観るのが目的でしたが、
ジュエリーコーナーにまばゆいばかりのダイヤモンドが出品されており、
吸い寄せられるように、真っ先に立ち寄りました。
私はコスチュームジュエリーと宝石を扱う仕事をしていたので、
商品企画をしていた時にはアールデコ期の
ヴァンクリフ&アーペル
カルティエ
ブシュロン・・・
などのメゾンのデザインを参考にコスチュームアクセサリーを制作していました。
なのでアクセサリーやジュエリーを観るのは大好きです。
上の写真・試着させていただいたのは、
18日にジュネーブのクリスティーズに出品される目玉
と呼ばれる14.62カラットのブルーダイヤモンド。
ダイヤモンド会社「デビアス」の経営者であったフィリップ・オッペンハイマー卿が所有していたことから、別名「オッペンハイマー・ブルー」呼ばれるようになったようです。
ちょうどNYのクリスティーズにお披露目されていました。
私も友人も特別にケースに入れられた、良さそうなダイヤだな~と思っていましたが、
今日ニュースに出ていたので、そんな目玉のものだったことを知り驚きました。
午前中の空いている時間帯というのもあったので、
ちょこっと試してみたいなという気持ちでお願いしたのですが、
さすがのクリスティーズ、恭しくエレガントな物腰で出してくれました。
普段から大きなリングが好きな私ですが、この色と輝きは格別に素晴らしかったです。
美術作品もそうですが、オークションの醍醐味は、
美術館や博物館に展示されているレベルのものが、
実際に売られているということ。
その作品の経歴などを知る面白さなど。。
落札予想価格、50億円くらいでしょうか。
18日、どなたの手に渡るのか?気になるところです。
※サイトを見ていたら、ヴァンクリフのミステリー・セッティングのルビーの花のブローチも出てました。 サイトを見るだけでも、楽しめます。