前回の公演を見逃し、今度こそは!と思い、
ブロードウェイ・ミュージカル The King and I 「王様と私」を観てきました。
上の写真は主演の渡辺謙さんに撮って頂いたものです
今回の公演直前に病気が見つかり、戻ってこれるのか?と心配しましたが、杞憂でした☆
謙さんが舞台に上がると場内の空気がガラっと変わり、観客のテンションが一気に上がったのが分かりました。
彼の存在感もそうですが、みんなが謙さんのKING (劇中ではMajestyと呼ばれていた)を待っていたのだなと感じました。
KINGとしての威厳、ユーモアたっぷりの表現や気持ちの変化など、ドラマティックな中にも気負いを感じさせない・それでいて感動を呼ぶ演技でした。
病み上がり後、期間を通して観客に満足させ続けることが出来るように自己管理を徹底し、
舞台に臨まれてるのはさすがプロフェッショナルだなと思いました。
今回の作品で最も際立っていたのは、家庭教師役のKelli O’Hara (ケリー・オハラ)。
滑らかで美しく伸びる声に驚きました。演技も役をやっている感がなく、それだけナチュラルに家庭教師をやってる人そのものになってました。
この役をやっていると感じさせないのはアラジンのジーニー役でトニー賞を獲ったJames Monroe Iglehart (ジェームズ・モンロー・アイグルハート)も同じでした。
歌や踊り、演技が突出して上手いのはもちろんのこと、役をやってるように見えない演技、
これがトニー賞レベルということなんだなと私は理解しました。
NYに来てまだ7作しか観てませんが、機会があればまた観たいです。
追伸ですが、一緒に撮ろうと思い私が撮った写真。
これを見て謙さんが
「顔が全然写ってないじゃないですか!僕が撮りますよ。」
と表紙の写真を撮ってくださいました。
サラリと紳士的なふるまいに、さらにファンになってしましました