海は、本当に綺麗だった。さっきまで僕らを脅していたあの脅威の海と、目の前に広がっている光輝く海が、同じものだとは、到底信じ難い事実だった。
波は、足元をくすぶり、ピチャピチャピチャと涼しい音色を奏でる。波が打ち寄せては引いての繰り返しをするだけなのに、この音がたまらなく心地良い。
時刻は、朝の4時半過ぎだ。
まだ浜辺にはバカンスに来た若者も、
散歩している地元人も、
恋人らしきものの姿すらなかった。
この広く、美しい浜辺は
僕ら4人だけのものになった。
やがて、レジャーシートを広げ
各自でそれぞれに泳ぐ。
朝の海の水温はまだ冷たかった。
泳ぐには体がついていけない。
なので、足元だけで海の良さを楽しみ
僕は眠ることにした。
野球部松下は、まだまだ体力的に元気らしく、一人で泳ぎまくっていた。
そんな松下を眺めることもなく、
僕は、砂浜の上で眠りについた。
目を覚ました時には、午前9時を回っていた。
この日記はあくまでも、僕を主観とした日記なので、僕が眠っている間に、
洋行が海で魚を捕まえた、とか、松下が冷たい海の中でずっと泳いでいたら風邪を引いたかもしれないらしい、とか、吉野が浮き輪を膨らますのに1時間以上かかった、とか、7時過ぎくらいに人がいっぱい流れてきた、とか
その辺の話は要約しようと思う。
とりあえず僕は5時間近く眠っていた。
目を覚ましたころには、浜辺で聞いたことのあるビートルズの曲が流れていて、朝はいなかった監視員が海を監視していたり、カップルや家族連れで海が賑やっていたりした。
(この写真は洋行が撮影した。)
僕は、洋行と松下と海を泳いだ。
ちなみに、俺は泳ぎが得意じゃない。
一度、海でガチで溺れた経験があり、
それ以降海の恐怖症で、
海で泳ぐ時は必ず浮き輪を
装着するようにしている。
なので、浮き輪をしながら海を泳ぐ
で、泳ぐ事に飽きる。
そのあとはずっと一人で
浜辺で足を伸ばして黄昏ていた。
犬は泳ぎがうまいと知った。
熱海はピチピチギャルが少ないと知った。
熱海は家族連れが多いと知った。
洋行は泳ぎがうまいと知った。
そんな感じで、黄昏ていたら
真っ黒に日焼けしてしまった。
で、再び、俺は、眠る。
起きる。
昼飯食おうって誘われて、
近くにあったジョナサンにいく。
松下が「ここのファミレス寒くね?!」
と、ずーーっと言っていた。
俺
「そうかな?ちょうどいいけど。」
松下
「むりむりむり。俺、先海戻ってるわ。」
多分、松下は、風邪を引いた。
で、この時には15時を回っていた
だから、予約していたホテルへいく。
熱海ホテル パイプのけむり
略して、「パイけむ」
熱海は、山だった。
浜辺から1km離れると、
標高が300m上がるらしい。
つまり、かなり急斜面の街。
地形図で熱海市を調べたら恐らく
たくさんの線が引かれるだろう。
山だから。
で、パイけむは、山の上にある。
標高227mと、ホテルのホームページに書かれていた。
で、パイけむは、熱海駅の隣の
木宮駅の裏の山を登ったとこにある
ってわかるので、
とりあえず、木宮駅を目指す。
木宮駅までは、
ずーーーーーっと坂道だった。
この坂も、急斜面過ぎる上に果てしないので、ヘルウェイと呼ばれる。
地図係りの俺が先頭を走ってたんだけど、途中、吉野がいない事に気づく。
一直線の道だったから、とりあえず吉野を待ってみる。しかし、いない。
吉野、迷子だ。
あーそうそう、かなり今更だけど、このチャリ熱海の企画には決まりごとがあって、
①マイナス発言をしない
②バカにする笑いは禁止
③困った時は助け合う
④携帯は一つ以外電源を切る
って決まりがあるのよ。
これ、守らないとイライラして
本気の喧嘩になる恐れがあるから
って事で、松下が決めたルール。
で、④の携帯の電源を切る
なんでかって、
携帯は俺らのログポースだから
携帯がなかったら、
熱海にたどり着けないかもしれない
って踏んだわけよ。
だから、ナビとして使用する携帯以外
電源を切ってカバンにしまうってルールがあったから、
洋行が茅ヶ崎で迷子になった時も
今回、吉野が迷子になった時も
連絡を取る術がなかったの。
んで、
もし、迷子が出た場合は、
多数派はその場から動かない
っていうルールも予め決めておいた
だから、俺と洋行と松下で
20分以上、吉野を待つ。
で、俺が考案する。
「俺、思うんだけどさ、もし、ここで吉野から俺の携帯に電話があっても、ここの地理を知らないから、この場所を説明する術が無いじゃん?だから、ここに来てくれとは言えないじゃん?わかりやすい場所と言ったら木宮駅じゃんか。もし、いきなり吉野が現れても、どっちにしろ木宮駅には向かうわけだからさ、ここは動いて、木宮駅行こうよ。吉野もとりあえず木宮駅を目指してる事は知ってるわけだから。」
と、誰でも考え付きそうなアイディアを超ドヤ顔で喋る俺に、ツッコミを入れる事もなく、「その通りだな」と賛同し、僕たち三人は木宮駅を目指す。
ちなみに、今更だけど、
木宮(きのみや)ね。
で、木宮駅に僕ら3人は着く。
まぁー坂が大変だった。
僕らはチャリに乗って坂を登る事を
登る前に諦めていた。
常時押して歩いていた。
斜面が急過ぎるもん。
で、リュックの中のペットボトルを取り出した時に気づく。
なぜか、吉野の携帯を俺が持っていた。
だめだこりゃ、吉野と連絡が取れない。
どうすっか、と話し合った結果
吉野も、向こうで迷ってるかもしれないけど、パイけむに来るんじゃないか?
と、想像を働かせ、
僕らは「パイけむ」を目指す。
途中、山を登っていると、
景色が綺麗だったので一枚
パシャり
で、坂道をはぁはぁ言いながら
自転車を押していると、
向こう側で、ドガッシャーン!!!
と音がした。
カーブの死角になっていたから、
何の音かはわからなかった
死角になっていたカーブを曲がると
青いTシャツを着た青年が
自転車を起こしていた。
よく見ると、吉野だった。
彼は「おお」とだけ言って
感動してる素振りや、
謝罪の言葉を述べる事など
ひとっっっつもしなかった。
なんやねんこいつ。笑
まあ、とりあえず、4人が揃う。
で、パイけむに到着。
チェックインを済ませ、
部屋に向かう。
その瞬間、4人の戦士たちは
眠りにつく。20分。
で、風呂にいく。
熱海温泉?!大浴場?!
僕はウキウキしていたが、
案外普通の風呂だったた。
てか、日焼けが物凄い痛かった。
けど、風呂はすごい。
チャリ旅でパンパンに張った筋肉を
たったの30分でほぐしてくれた。
いやぁーごくらくごくらく。
で、浴衣?? に着替える。
で、クーラーの効いた部屋に戻る。
浴衣は、暑い。
ってことで、全員浴衣を脱いで
各自用意してきた寝巻きに着替える
そして、1時間寝る。
僕らはホテルで夕飯を予約しなかった
なぜなら、熱海のどこかの飲食店に入って美味しいご飯を食べるつもりだったからだ。
だから、1時間寝ようとするが、
どうしても俺は眠れなかった。
恐らく、海で散々寝たからだろう。
だから、起きていても平気だったので
吉野を無理やり起こして付き合わせる
俺ら二人は部屋にあるテーブルを挟んで、タバコを吸いながら座っていた
すると、松下が眠っていたベッドからペットボトルを投げてくる
俺らの足元にゴミ箱があったから、そこを目掛けて狙ったようだ。
しかし、30cmほど外れて、
吉野の足元にペットボトルは転がる
松下
「あ、悪い、吉野、それゴミ箱の中入れといて。もう起き上がるのめんどくさいくらい疲れた」
吉野
「はぁ?めんどくせーよ自分でやれよ」
と、ほんとゴミ箱とペットボトルは吉野のすぐ足元にあるのに、拾おうとしない。
多分、これは吉野なりのギャグだ。
で、しばらく吉野と雑談を交わすが、吉野は結局ペットボトルを拾う事はなかった。
どうやらあれは、ガチでめんどくさかったらしい。
一時間が経つ。
で、晩ご飯を食べに行く。
つまり、必死な思いで登って来た坂道を降りて、また登ってくる。
クソだりい。
が、俺は熱海のサンビーチの夜のライトアップを一目見たかったので、結構元気だった。
とりあえず、登ってきた坂道が
神の下り坂に変わっていたので、
マッハ2のスピードで駆け下りる。
まずは、サンビーチ。
すごいよ!このライトアップ!
超すごいよ!このライトアップ!
めーっちゃくちゃきれい!
で、気づく。
松下が元気ない。
ブログには書かなかったが、
俺はこれまでに何度も何度も
「帰りは電車で帰ろうぜ」
と、松下にほんと何度も交渉した。
その度に
「はぁ?!本気で言ってんの?!」
「ゆうしろ、正気かよ!」
と、断られた。
いや、俺からしたら、
お前が正気かよって感じなんだけどな
とにかく、俺が何度もチャリで帰る危険を訴えても、松下は一向に聞く事をしなかった。
洋行も、電車で帰ろう!と説得する俺に何回か同意してくれていた。
しかし、松下は
何がなんでもチャリで帰りたいらしい。
そんな松下が元気がない。
どうした?
と、聞くと
彼は本格的に風邪を引いたらしい
だから、俺たちは、
メンバーの健康を優先に考えて
ジョナサンで晩ご飯を食べた。
...なんでだよ!!
なんで熱海まで来てジョナサンなんだよ!!
てか、さっき昼飯もジョナサンだったじゃんかよ!!!!
と、ブーイングを飛ばす俺に
「良いから黙って食え」
と、言ったのは俺自身だった。
は?意味わかんねー笑
まあ、とりあえず、夕飯を済ませる
松下が体調不良だから、
とりあえず早く寝かせよう
ってことで、晩ご飯を食べたら
すぐに「パイけむ」に戻る
俺が先頭を走る。
二番が洋行
三番が松下
四番が吉野。
で、振り返ると、
なぜか松下は上裸になっていた。
さっきまで服着てたのに。
風邪引いてんじゃないのかよ笑
「なんで裸なの?」
って聞くと
「これ、明日着てく服だから汗かきたくない」
と、返答。
「あ、松下はバカなんだ」
と知った。
で、途中、
街灯の着いていない100mがある。
ゆうしろ、暗くて何も見えないから手をつないで行こう
と、洋行に誘われる。
キモかったけど、やってみた。
タイヤが絡まってお互いにこけた。
で、ホテルに到着した。
とりあえず、部屋に戻る。
部屋に戻ると、
松下が速攻で全裸になり
部屋のシャワーを独占する。
俺も汗流したいのに。
とりあえず、俺と洋行は売店でペットボトルの飲み物を購入した。
で、部屋に戻ると、松下がビールを飲んでいた。しかも一気飲みしてた。
俺
「お前、頭どうかしちまったのか?」
松下
「俺はこうやって風邪治すんだよ」
俺
「なに、ビール飲むと風邪って治るわけ?」
なんて会話をしていると、
ペットボトルのドリンクまで
一気飲みし始めた。
だめだこりゃ、こいつ完全に頭いかれちまった。
なんて思ってる内に、
松下はペットボトル飲料を飲み干した
松下
「さんきゅーゆうしろ」
と、飲み干したペットボトルを
ゴミ箱に投げる。
よく見ると、ちょうど今俺が売店で買ってきたペットボトルだった。
だめだ こいつ風邪で、完全に頭がいっちゃってる。
続いて、
シャコシャコシャコシャコシャコ
と、歯磨きを始める。
で、うがいをして、着替えて
ベッドに飛び込んで、
5分後にはいびきをかき始めた。
この時のこいつの動きの手際の良さは
ハンパじゃなかった。
部屋に戻った瞬間に全裸になり、
その瞬間にシャワールームを独占し、
上がった瞬間にビールを一気飲みし、
部屋に入ってきた俺のペットボトルを奪って一気飲みをし、
んで、スピード歯磨きを始め、
その後速攻ベッドで眠る。
洋行が、この、無駄のない松下に
「アルティメット松下」
と、名前をつける
で、俺はと言うと、
松下がこのまま風邪引いてりゃ
明日電車で帰れんじゃねーの?
なんて期待して、
頼む、松下の風邪、治るな
と、念入りに神にお願いをした。
その後、洋行と二人で大浴場に行き
ボディーソープを使いまくり
恋バナをして
部屋に戻ってくる。
さっきまで、存在を消していた吉野も
いつの間にかベッドでいびきをかいていた。
だから、俺たちも眠る。
翌朝、目覚ましの時間に起きる。
皆はまだ寝ていたから、
俺が皆を起こす。
朝だぞ。朝食の時間だぞ。
松下からの第一声はこれだった。
松下
「っしゃああ!!風邪治ったあ!!」
俺
「え..治っちゃったの...?」
松下
「ぶっ殺すぞ!!!!」
iPhoneからの投稿
波は、足元をくすぶり、ピチャピチャピチャと涼しい音色を奏でる。波が打ち寄せては引いての繰り返しをするだけなのに、この音がたまらなく心地良い。
時刻は、朝の4時半過ぎだ。
まだ浜辺にはバカンスに来た若者も、
散歩している地元人も、
恋人らしきものの姿すらなかった。
この広く、美しい浜辺は
僕ら4人だけのものになった。
やがて、レジャーシートを広げ
各自でそれぞれに泳ぐ。
朝の海の水温はまだ冷たかった。
泳ぐには体がついていけない。
なので、足元だけで海の良さを楽しみ
僕は眠ることにした。
野球部松下は、まだまだ体力的に元気らしく、一人で泳ぎまくっていた。
そんな松下を眺めることもなく、
僕は、砂浜の上で眠りについた。
目を覚ました時には、午前9時を回っていた。
この日記はあくまでも、僕を主観とした日記なので、僕が眠っている間に、
洋行が海で魚を捕まえた、とか、松下が冷たい海の中でずっと泳いでいたら風邪を引いたかもしれないらしい、とか、吉野が浮き輪を膨らますのに1時間以上かかった、とか、7時過ぎくらいに人がいっぱい流れてきた、とか
その辺の話は要約しようと思う。
とりあえず僕は5時間近く眠っていた。
目を覚ましたころには、浜辺で聞いたことのあるビートルズの曲が流れていて、朝はいなかった監視員が海を監視していたり、カップルや家族連れで海が賑やっていたりした。
(この写真は洋行が撮影した。)
僕は、洋行と松下と海を泳いだ。
ちなみに、俺は泳ぎが得意じゃない。
一度、海でガチで溺れた経験があり、
それ以降海の恐怖症で、
海で泳ぐ時は必ず浮き輪を
装着するようにしている。
なので、浮き輪をしながら海を泳ぐ
で、泳ぐ事に飽きる。
そのあとはずっと一人で
浜辺で足を伸ばして黄昏ていた。
犬は泳ぎがうまいと知った。
熱海はピチピチギャルが少ないと知った。
熱海は家族連れが多いと知った。
洋行は泳ぎがうまいと知った。
そんな感じで、黄昏ていたら
真っ黒に日焼けしてしまった。
で、再び、俺は、眠る。
起きる。
昼飯食おうって誘われて、
近くにあったジョナサンにいく。
松下が「ここのファミレス寒くね?!」
と、ずーーっと言っていた。
俺
「そうかな?ちょうどいいけど。」
松下
「むりむりむり。俺、先海戻ってるわ。」
多分、松下は、風邪を引いた。
で、この時には15時を回っていた
だから、予約していたホテルへいく。
熱海ホテル パイプのけむり
略して、「パイけむ」
熱海は、山だった。
浜辺から1km離れると、
標高が300m上がるらしい。
つまり、かなり急斜面の街。
地形図で熱海市を調べたら恐らく
たくさんの線が引かれるだろう。
山だから。
で、パイけむは、山の上にある。
標高227mと、ホテルのホームページに書かれていた。
で、パイけむは、熱海駅の隣の
木宮駅の裏の山を登ったとこにある
ってわかるので、
とりあえず、木宮駅を目指す。
木宮駅までは、
ずーーーーーっと坂道だった。
この坂も、急斜面過ぎる上に果てしないので、ヘルウェイと呼ばれる。
地図係りの俺が先頭を走ってたんだけど、途中、吉野がいない事に気づく。
一直線の道だったから、とりあえず吉野を待ってみる。しかし、いない。
吉野、迷子だ。
あーそうそう、かなり今更だけど、このチャリ熱海の企画には決まりごとがあって、
①マイナス発言をしない
②バカにする笑いは禁止
③困った時は助け合う
④携帯は一つ以外電源を切る
って決まりがあるのよ。
これ、守らないとイライラして
本気の喧嘩になる恐れがあるから
って事で、松下が決めたルール。
で、④の携帯の電源を切る
なんでかって、
携帯は俺らのログポースだから
携帯がなかったら、
熱海にたどり着けないかもしれない
って踏んだわけよ。
だから、ナビとして使用する携帯以外
電源を切ってカバンにしまうってルールがあったから、
洋行が茅ヶ崎で迷子になった時も
今回、吉野が迷子になった時も
連絡を取る術がなかったの。
んで、
もし、迷子が出た場合は、
多数派はその場から動かない
っていうルールも予め決めておいた
だから、俺と洋行と松下で
20分以上、吉野を待つ。
で、俺が考案する。
「俺、思うんだけどさ、もし、ここで吉野から俺の携帯に電話があっても、ここの地理を知らないから、この場所を説明する術が無いじゃん?だから、ここに来てくれとは言えないじゃん?わかりやすい場所と言ったら木宮駅じゃんか。もし、いきなり吉野が現れても、どっちにしろ木宮駅には向かうわけだからさ、ここは動いて、木宮駅行こうよ。吉野もとりあえず木宮駅を目指してる事は知ってるわけだから。」
と、誰でも考え付きそうなアイディアを超ドヤ顔で喋る俺に、ツッコミを入れる事もなく、「その通りだな」と賛同し、僕たち三人は木宮駅を目指す。
ちなみに、今更だけど、
木宮(きのみや)ね。
で、木宮駅に僕ら3人は着く。
まぁー坂が大変だった。
僕らはチャリに乗って坂を登る事を
登る前に諦めていた。
常時押して歩いていた。
斜面が急過ぎるもん。
で、リュックの中のペットボトルを取り出した時に気づく。
なぜか、吉野の携帯を俺が持っていた。
だめだこりゃ、吉野と連絡が取れない。
どうすっか、と話し合った結果
吉野も、向こうで迷ってるかもしれないけど、パイけむに来るんじゃないか?
と、想像を働かせ、
僕らは「パイけむ」を目指す。
途中、山を登っていると、
景色が綺麗だったので一枚
パシャり
で、坂道をはぁはぁ言いながら
自転車を押していると、
向こう側で、ドガッシャーン!!!
と音がした。
カーブの死角になっていたから、
何の音かはわからなかった
死角になっていたカーブを曲がると
青いTシャツを着た青年が
自転車を起こしていた。
よく見ると、吉野だった。
彼は「おお」とだけ言って
感動してる素振りや、
謝罪の言葉を述べる事など
ひとっっっつもしなかった。
なんやねんこいつ。笑
まあ、とりあえず、4人が揃う。
で、パイけむに到着。
チェックインを済ませ、
部屋に向かう。
その瞬間、4人の戦士たちは
眠りにつく。20分。
で、風呂にいく。
熱海温泉?!大浴場?!
僕はウキウキしていたが、
案外普通の風呂だったた。
てか、日焼けが物凄い痛かった。
けど、風呂はすごい。
チャリ旅でパンパンに張った筋肉を
たったの30分でほぐしてくれた。
いやぁーごくらくごくらく。
で、浴衣?? に着替える。
で、クーラーの効いた部屋に戻る。
浴衣は、暑い。
ってことで、全員浴衣を脱いで
各自用意してきた寝巻きに着替える
そして、1時間寝る。
僕らはホテルで夕飯を予約しなかった
なぜなら、熱海のどこかの飲食店に入って美味しいご飯を食べるつもりだったからだ。
だから、1時間寝ようとするが、
どうしても俺は眠れなかった。
恐らく、海で散々寝たからだろう。
だから、起きていても平気だったので
吉野を無理やり起こして付き合わせる
俺ら二人は部屋にあるテーブルを挟んで、タバコを吸いながら座っていた
すると、松下が眠っていたベッドからペットボトルを投げてくる
俺らの足元にゴミ箱があったから、そこを目掛けて狙ったようだ。
しかし、30cmほど外れて、
吉野の足元にペットボトルは転がる
松下
「あ、悪い、吉野、それゴミ箱の中入れといて。もう起き上がるのめんどくさいくらい疲れた」
吉野
「はぁ?めんどくせーよ自分でやれよ」
と、ほんとゴミ箱とペットボトルは吉野のすぐ足元にあるのに、拾おうとしない。
多分、これは吉野なりのギャグだ。
で、しばらく吉野と雑談を交わすが、吉野は結局ペットボトルを拾う事はなかった。
どうやらあれは、ガチでめんどくさかったらしい。
一時間が経つ。
で、晩ご飯を食べに行く。
つまり、必死な思いで登って来た坂道を降りて、また登ってくる。
クソだりい。
が、俺は熱海のサンビーチの夜のライトアップを一目見たかったので、結構元気だった。
とりあえず、登ってきた坂道が
神の下り坂に変わっていたので、
マッハ2のスピードで駆け下りる。
まずは、サンビーチ。
すごいよ!このライトアップ!
超すごいよ!このライトアップ!
めーっちゃくちゃきれい!
で、気づく。
松下が元気ない。
ブログには書かなかったが、
俺はこれまでに何度も何度も
「帰りは電車で帰ろうぜ」
と、松下にほんと何度も交渉した。
その度に
「はぁ?!本気で言ってんの?!」
「ゆうしろ、正気かよ!」
と、断られた。
いや、俺からしたら、
お前が正気かよって感じなんだけどな
とにかく、俺が何度もチャリで帰る危険を訴えても、松下は一向に聞く事をしなかった。
洋行も、電車で帰ろう!と説得する俺に何回か同意してくれていた。
しかし、松下は
何がなんでもチャリで帰りたいらしい。
そんな松下が元気がない。
どうした?
と、聞くと
彼は本格的に風邪を引いたらしい
だから、俺たちは、
メンバーの健康を優先に考えて
ジョナサンで晩ご飯を食べた。
...なんでだよ!!
なんで熱海まで来てジョナサンなんだよ!!
てか、さっき昼飯もジョナサンだったじゃんかよ!!!!
と、ブーイングを飛ばす俺に
「良いから黙って食え」
と、言ったのは俺自身だった。
は?意味わかんねー笑
まあ、とりあえず、夕飯を済ませる
松下が体調不良だから、
とりあえず早く寝かせよう
ってことで、晩ご飯を食べたら
すぐに「パイけむ」に戻る
俺が先頭を走る。
二番が洋行
三番が松下
四番が吉野。
で、振り返ると、
なぜか松下は上裸になっていた。
さっきまで服着てたのに。
風邪引いてんじゃないのかよ笑
「なんで裸なの?」
って聞くと
「これ、明日着てく服だから汗かきたくない」
と、返答。
「あ、松下はバカなんだ」
と知った。
で、途中、
街灯の着いていない100mがある。
ゆうしろ、暗くて何も見えないから手をつないで行こう
と、洋行に誘われる。
キモかったけど、やってみた。
タイヤが絡まってお互いにこけた。
で、ホテルに到着した。
とりあえず、部屋に戻る。
部屋に戻ると、
松下が速攻で全裸になり
部屋のシャワーを独占する。
俺も汗流したいのに。
とりあえず、俺と洋行は売店でペットボトルの飲み物を購入した。
で、部屋に戻ると、松下がビールを飲んでいた。しかも一気飲みしてた。
俺
「お前、頭どうかしちまったのか?」
松下
「俺はこうやって風邪治すんだよ」
俺
「なに、ビール飲むと風邪って治るわけ?」
なんて会話をしていると、
ペットボトルのドリンクまで
一気飲みし始めた。
だめだこりゃ、こいつ完全に頭いかれちまった。
なんて思ってる内に、
松下はペットボトル飲料を飲み干した
松下
「さんきゅーゆうしろ」
と、飲み干したペットボトルを
ゴミ箱に投げる。
よく見ると、ちょうど今俺が売店で買ってきたペットボトルだった。
だめだ こいつ風邪で、完全に頭がいっちゃってる。
続いて、
シャコシャコシャコシャコシャコ
と、歯磨きを始める。
で、うがいをして、着替えて
ベッドに飛び込んで、
5分後にはいびきをかき始めた。
この時のこいつの動きの手際の良さは
ハンパじゃなかった。
部屋に戻った瞬間に全裸になり、
その瞬間にシャワールームを独占し、
上がった瞬間にビールを一気飲みし、
部屋に入ってきた俺のペットボトルを奪って一気飲みをし、
んで、スピード歯磨きを始め、
その後速攻ベッドで眠る。
洋行が、この、無駄のない松下に
「アルティメット松下」
と、名前をつける
で、俺はと言うと、
松下がこのまま風邪引いてりゃ
明日電車で帰れんじゃねーの?
なんて期待して、
頼む、松下の風邪、治るな
と、念入りに神にお願いをした。
その後、洋行と二人で大浴場に行き
ボディーソープを使いまくり
恋バナをして
部屋に戻ってくる。
さっきまで、存在を消していた吉野も
いつの間にかベッドでいびきをかいていた。
だから、俺たちも眠る。
翌朝、目覚ましの時間に起きる。
皆はまだ寝ていたから、
俺が皆を起こす。
朝だぞ。朝食の時間だぞ。
松下からの第一声はこれだった。
松下
「っしゃああ!!風邪治ったあ!!」
俺
「え..治っちゃったの...?」
松下
「ぶっ殺すぞ!!!!」
iPhoneからの投稿











