心のバリアフリーナビゲーター 魂の語り部 山出 光文(やまで みつふみ)です。


グランドに集合している仲間の方へ歩いて向う。

仲間の輪の中に入るとすぐに「集合」と号令がかかった。

慌て声の方向へ走り出す。

気持ちは走っているものの、みんなとの距離がどんどん遠くなっていく。

これは初めての体育の時間の様子。

準備運動をして説明を聞こうとした時

「お前はベンチで座って見学」と言われた。

「えっ、何で」と声が出そうになったが、「今日は初めてだから」と

自分に言い聞かせてベンチに向う。「また小学校に逆戻りか」

授業が終わり担当教師がやって来て

「悪いけど体育の授業は見学や。

出席、週一回の感想文、それと半期に一度のレポートで成績をつけるから」

とだけ言って去っていった。

彼の姿を見ながら「また小学校時代に逆戻りか」と呟いた。