菜の花マラソンに向けて、今朝からトレーニングを始めました。
今日はとりあえずは30分。いい感じで走れました。
あと1か月半。全力を尽くします。
可能なら、本番1週間前に、桜島を1周したいと思っています。
ちょうど40㎞なので。
僕が通っていた鹿児島中央高校は、桜島を1周するイベントが毎年あったんですね。
当然、高校を卒業してからは、そんなことするわけないんですが、予行練習としてはちょうどいいかなと。
ただですね、これをやるとなったら半日はかかるし、往復やら何やらで1日はかかるので、できるかどうかは難しいんですけどね。
仕事的に休みが取れないので。
本番の1週間前って言ったら、年末なので、それだったら休みは取れるかな。
ちょうど1年の締めくくりにいいかもですね。
で、ここから先はマニアックな話です。興味がある人だけ読んでください。
昨日言い忘れたこと。
僕が今回マラソン出場を決めたもう1つの理由を話します。
天龍源一郎というプロレスラーを知っていますか。
日本人でただ1人、ジャンアント馬場とアントニオ猪木の両方に勝ったことがあるレスラーです。
今年61歳にして現役。
僕がこの世で一番尊敬している人です。あとにも先にも、僕が一番尊敬する人はこの人です。
「こういう男になりたい」って心底憧れています。
小学5年生のころから、その闘い方、たたずまい、生き方、言葉にしびれ、ずっと追い続けています。
彼はずっとトップレスラーでした。
何十年も激しいファイトを繰り広げていたものですから、今ではさすがに体にガタがきて、あと、年齢的なこともあって、ボロボロの状態でリングに上がっています。それも第一線で。
膝も腰もガタガタ。
今はもう、チョップとパンチとラリアット位の技しか使えない。
それでも天龍はリングに上がり続ける。その生き様を見せるために。
実は先日、天龍源一郎のレスラー生活35周年の記念大会がありました。
天龍が主役のこの大会。こともあろうに天龍は61歳という年齢で、第1試合とメインの2試合に出場したんですね。
それでこのメインがあまりにも激しすぎて、激しすぎて。
3対3のタッグマッチだったんですが、天龍以外のメンバーは全員現役バリバリ。しかもチャンピオンクラス。
相手の1人は、北斗晶の夫、佐々木健介でした。
さっきも話したように、天龍はチョップとパンチとラリアットしかできない体で、相手チームに挑んでいった。
仲間の2人も現役バリバリだから、当然相手チームから標的にされるのは天龍。
相手の3人から延々激しい攻撃を受け、佐々木健介からは何十発ものチョップを浴びた。
天龍もボロボロになりながら、必死でチョップを打ち続ける。
最後は佐々木健介と1対1で、ずっとチョップを打ち合っていた。
ただひたすら。
61歳という年齢で。
お互い百発近く打ち合って、最後は佐々木健介のブレーンバスターに撃沈した。
僕もそうでしたが、観客のほぼ全員が絶句でした。そしてそのファイトに胸を打たれました。
61歳なのに・・・体がボロボロなのに・・・なんであそこまで闘うんだろう、闘う姿を見せつけるんだろう・・・
満足に闘えない身体ではあるけれど、天龍は今できることを必死に表現し、ファンにもそれがしっかりと届いた。
事実、この大会関連のツイートは、「感動した」「涙が出た」といったものばかりだった。
僕も胸を打たれた人間の1人です。
天龍という男は、色んな場面でよく「一体いくつまでレスラーをやるんですか?」と聞かれます。
先日、ダウンタウンDXにゲスト出演した時も、同じくゲストのテリー伊藤からそう聞かれていました。
天龍は言いました。
「辞めようと思ったら簡単ですよ。出来る限り一生懸命やるだけです。」
と。それもサラッと。
この人、まだまだ闘い続ける気なんです。
小5のころから憧れている男が、今もまだ必死に闘っている。
天龍源一郎の生き様をしっかりと見届けたことも、僕が今回マラソンに出ると決めた理由の1つでした。
心の底から、ああいう漢(おとこ)になりたいって思っています。
自分が61歳になった時も、ああいう漢(おとこ)でありたい。
37歳。
まだまだ若いですね。