前回と同じサークルさんの過去作です。

「勇者になれなかった女の子の話」
CV:ysd.
※ネタバレあり
















こちらは、「勇者さまの受難」というシリーズ作の番外編みたいです。

簡単にストーリーを。
勇者さまに憧れたわたしは、少しでも彼女に近付く為に急いで後を追いかけると、1人の青年と出会います。
「この森は蜘蛛が支配しているから、君みたいな普通の女の子は早く帰った方がいい」と警告されますが、無視してそのまま進んでいくと、しばらくして再び先程の彼が。
わたしは彼の言っていた蜘蛛の仕掛けていた罠の所為でボロボロ。
やはり諦めて、村に帰ろうと彼に帰り道を聞くと「逃がさない」と。
そう、彼こそが森を支配している蜘蛛だった。
勇者さまのように強くもない、簡単な魔法しか使えないわたしには逃げられる筈もなく…。

巣に連れ帰られた理由は勿論エサとして。
でも、怖くて泣くわたしに「泣かれると困る。じゃあ死なない程度に血をもらう」と。

媚薬効果のある果物を口にしてしまい、彼と致す事になったりもする訳ですが、基本彼が淡々とした感じなのでそこまで怖くもありません。

途中まではね。あくまで、途中までは(笑)

そんな淡々とした彼ですが、ある時から「わたしの苦しそうな顔を見ると変な気持ちになる」と…。

わたしを探しに来た幼馴染みの腕を切り取って持ち帰り、それを見て泣き叫ぶわたしを見て、その気持ちが何なのか確信します。

うーん…確信した後の彼、すごく怖いです(笑)
淡々としたってのは大きく変わらないんですけど、わたしを追い詰めるのが楽しそうな感じはよーく伝わってきます。

しかも堕とす為の手段が鬼畜過ぎる!
性感帯の感覚を鋭くした上で、動けないようにして放置って…ドSとかそんなんじゃなく、鬼畜ですよ!!

最終的に彼の子を孕んでるんですけど、たくさん生まれたら最後は食べられちゃいます。
描写はないけど、彼の台詞でね。
わたしはもう壊れちゃってるし、これはメリーバッドエンドですかね。


普通の女の子って設定好きです!
だって、その方がより絶望を感じるじゃないですか。
そしてやっぱり、感情の起伏が乏しいキャラの方が何考えてるのか分からない分怖いですね。
徐々に追い詰められる所とか最高に萌えます。

結局勇者さまの受難シリーズもダウンロードしてしまいました(笑)

ってな感じで〆