卿卿(きょうきょう)日常 #11 減量大作戦 あらすじ
李薇のことを好きだが、気持ちは尊重するし約束通り帰すと尹崢は言った。
李薇は考えてから返事をすると話した。
新川では、大晦日だけ夜も外出できる。
外食したあと夜市を見ようと、尹崢は李薇と出かけた。
尹岐は団圓酒楼に丹川の火鍋を用意し上官婧をもてなした。
丹川主から丹川の唐辛子や酒が届いたので、それを使ったのだ。
李薇と尹崢が部屋の前を通り、婧は声をかけた。
4人は一緒に食事をすることにした。
李薇は新居の準備はほぼ終わり、新居披露の祝宴では新川の料理を振る舞おうと考えていることを報告した。
最近尹嵩は郝葭の所に来ない。
郝葭は、なぜ趙芳如は懐妊しないのか侍女に尋ねた。
侍女は、6年前嫁いできたときは聡明で快活だった趙芳如が、正室を変えると尹嵩に言われ変わってしまったという話をした。
屋敷をもらえば外出は自由だ。
婧から早く屋敷を賜りたいと言われた尹岐は考えた。
仕官すれば宮中から出て屋敷をもらえるが、仕官すれば毎日決まった時間に参内しなければならない。
今のままなら朝寝坊できる。
屋敷の主になれば したいことができると婧に言われ 魅力を感じた尹岐たが、面倒だと感じる気持ちの方が大きかった。
李薇は郝葭や婧、菫海棠たちと新居披露の祝宴のための試食会をしている。
皆が夫の愚痴を言う中、李薇は尹崢はいい人だと言い、恋をしているのでは?と疑われた。
告白から半月経ったが、李薇からの返事はまだなかった。
李薇は郝葭にだけ、故郷に帰してもらう約束をしたことと尹崢に告白されたことを打ち明けた。
郝葭は、今も帰りたいのか李薇に尋ねた。
李薇は、尹崢といると安心することや、新居での日々を想像する自分がいることを話した。
話す李薇は春が来たように笑っていた。
郝葭に本心では尹崢を好きなのだと言われたが、李薇は不安だった。
一時の気持ちかもしれないし、後悔するかもしれない。
尹崢は李薇に一途だし、飛び込んでみてはどうかと郝葭は提案した。
尹嵩の気持ちを取り戻すため、郝葭は一計を案じた。
花の神に尹嵩の平穏無事を祈る姿を本人に見せつけたのだ。
花の神に祈るのは胭川の伝統で、郝葭は毎日祈っていると侍女が言い添えると尹嵩は郝葭の手を取った。
尹嵩は李薇に近づかないよう念を押すと、郝葭の腰に手を回した。
郝葭の腰回りが大きくなっているのを感じた尹嵩は、食事を節制するよう命じた。
”ほっといてよ 何様のつもり?”と内心郝葭は思うのだった。
翌日も試食会だった。
郝葭が減量中だと言うと、他の女性たちも李薇に出会ってから太った気がすると言い出した。
郝葭は主食を少なめに肉と野菜中心、汁物から食べ、食べ物を20回以上噛む、極力座らず立っていること、と減量法を伝授した。
尹岐は質に入れた婧の刀コレクションを買い戻した。
婧は礼を言った。
李薇が肉を絶った。
減量中だと知った尹崢は、腹八分目こそ健康の秘訣、衣がきついのは衣が悪いと言って李薇に食べさせた。
尹岸から絶食を命じられ、菫海棠は倒れた。
半紙で腰の幅を測り、鎖骨に銅銭を乗せ不合格だと絶食を命じるのだ。
婧は、節制するのは心身の健康を保つためで男に媚びるためではないと憤った。
李薇は衣を大きく作り替えていた。
すると尹崢が来て手伝ってくれた。
同情を引く作戦に出た尹崢は、蘇慎を使い話をさせた。
尹嵩が内務庁を仕切っていた頃、庶出の少主は支給金を減らされた。
尹崢は自分の食料を兄弟に分け与え、そのせいで胃を患った。
その話を聞いた李薇は、同情し もっと聞きたがった。
尹崢が針に糸を通そうとしているのを、李薇は見ていた。
その時ふと、”飛び込んでみたら?”という郝葭の言葉を思い出した。
李薇が残ることを伝えると、尹崢は生涯1人だけを愛すると誓った。
李薇が「私もです」と伝えると、尹崢は李薇を抱き寄せた。
初出仕の日、尹崢は尹嵩らに遮られ、発言できなかった。
借金を取り立てたことで官吏も味方してくれないようだった。
尹崢は川主に呼ばれた。
川主は尹崢のために金川の元英郡主を正室にすると言った。
尹崢は李薇を正室にすると約束したはずと断った。
川主は、約束などしていない、郡主を正室にする価値が分からないのかと諫めた。尹崢は、李薇を正室にできないなら何の価値もないと言い…?
感想
尹崢がついに李薇に想いを伝えた前回の終わり。
李薇が何と答えるのか とても気になっていたわけですが、李薇は保留にしました。
金川の問題で咎められて以降、尹嵩の足は郝葭から遠のいています。
郝葭はふと気になり、なぜ趙芳如に子ができないのか侍女に尋ねました。
そして尹嵩のせいで聡明だった趙芳如が変わってしまったという話を聞きました。
やな感じだった趙芳如は、尹崢に作り替えられた別人格で、本当は割といい人なのかもしれない。
9話でツンデレな趙芳如を見てしまってから、いつか郝葭と協力して尹嵩を倒して欲しいと期待してしまいます。
健気な姿を見せ、尹嵩の心を取り戻した郝葭でしたが、痩せるよう言われ内心毒づいていたのには笑いました。
新居の改装がほぼ終わり、新居披露の祝宴に向けて李薇は試食会を催しました。
そこで郝葭が減量中だというと、集まった女性皆、李薇と会ってから太った自覚がありました(笑)
女性陣はダイエットを開始することに。
李薇がダイエットをしていると知った尹崢の対応、完璧すぎません?
「全然太ってない」と最初に言ったのが、まず素晴らしいと思いました。
「衣がきついのは衣が悪い」という理屈も面白かった!
そして李薇に牛肉煮込みを取ってあげる尹崢を見た宋舞が、げんなりした顔で持ってた肉(?)を器に投げ戻したのも面白かった。
あの宋舞の顔、最高でした。何度でも見たい。本当に可愛かったです。
今回もまた、宋舞は李薇に突っかかり、本当は李薇のことが好きなのでは?と侍女の子にからかわれていましたね。
あのげんなりした顔は一体どっちに嫉妬してのものなのか。興味あります。
きっといつか絶対宋舞は2人のよき理解者になるはずだと思っています。
皆に恋心を見抜かれた李薇は、郝葭に恋愛相談をしました。
そこで李薇が語ったことは、一時的な気持ちかもしれないし後悔するかもしれないというもので、不安な恋心が初々しく語られていました。
あの話を聞いた感じ、やっぱり李薇はすでに尹崢が好きですよね。
話す李薇は、とてもかわいかったです。
腹黒い尹崢が同情を引く作戦に出ると、李薇はついに残ると決意を語りました。
この場面、今回一番良かったです。
お互いに1人だけを愛すと誓ってロマンチック
玉盞と玉瓶、蘇慎がのぞき見してたのも、蘇慎が泣いてたのもほっこりじんわりしました。
初参内の日、尹崢は尹嵩に邪魔され話せませんでした。
朝廷は尹嵩に牛耳られている上、借金の取り立てをしたことで官吏の反感を尹崢が買っているということもあり前途多難みたいです。
尹崢と協力して金川に行った尹岸も尹嵩は自分の陣営に取り込もうとしていました。
尹岸は尹嵩に迎合したような雰囲気を出していましたが、でも尹嵩が立ち去った後の顔を見ると尹嵩を嫌いなのでは?と期待してしまったり。
1人でも多く尹崢の味方になってくれる人がいて欲しいです。
さらに悪いことに、尹崢は金川の元英郡主を正室にするよう命じられてしまいました。
李薇だけを愛し抜くと誓った矢先に…
尹崢は李薇を正室にできないなら価値などないと、素晴らしい言葉を発していましたが、せっかく川主に気に入られ始めたところだったのに刃向かってしまうことになって大丈夫なんでしょうか。
心配なので、次話見てきます。