「如懿伝」と同じ原作者様だと知って、ずっと見たかった「宮廷の諍い女」をやっと見ることができました。

とても有名な作品ですが、新参者の私はどうにも最近のドラマを優先して見てしまいがちで「宮廷の諍い女」は後回しになってしまっていました。

 

10年以上前の作品ですが、とても楽しめました!

見てよかったです。

 

現在、アマゾンプライムで見放題になっているので、見るハードルもとても低くなっていると思われます。

毎年7月だけアマゾンプライム会員になる私は、ずっと前から7月に「宮廷の諍い女」を見ようと決めてました(笑)

 

 

 

 

 

「宮廷の諍い女」 どんな話?

(※全76話中、2話前半までのネタバレになっています)

 

1722年、清の第4代皇帝康熙帝が崩御した。

激しい皇位争いの末、第4皇子胤稹いんしんが即位した(雍正ようせい帝)。

年羹堯ねん・こうぎょう隆科多ロンコド雍正ようせい帝の即位に貢献し、新政権で権勢を誇っていた。

 

雍正ようせい帝には皇子が3人しかいない。

皇太后は3年に1度の秀女しゅうじょ(皇帝の正室・側室候補)選出を行うことにした。

 

皇帝は秀女しゅうじょ選出は今回で最後にすることと、漢軍旗からも多く秀女しゅうじょを選ぶことを条件にした。

 

秀女しゅうじょ選抜の手配は、華妃に任された。

華妃には頌芝しょうしという実家から連れてきた侍女がいるが、頌芝しょうしは雑務には慣れぬ様子だ。

皇后は頌芝しょうしの下で使うようにと福子ふくしを華妃に与えた。

華妃は福子ふくしが気に入らないのを隠さなかった。

 

甄嬛しん・けいはお寺で“秀女しゅうじょに選ばれませんように”とお参りした帰り道、温実初おん・じつしょに出会った。

温実初おん・じつしょは宮廷の侍医だが、しん家にも診察に来ている。

 

自分の妻になってほしいと、温実初おん・じつしょ甄嬛しん・けいに頼んだ。

秀女しゅうじょ選抜期間は嫁いではいけない決まりだし、温実初おん・じつしょは自分にとって兄だと言って甄嬛しん・けいは断った。

 

皇帝は10日以上後宮に来ていない。

華妃は食事を用意して皇帝が来るのを待っていたが、今日は皇后のところで食事をとると連絡が来て落胆した。

 

皇后との食事を終えた皇帝は、華妃の様子を見にいった。

新入りの福子ふくしに気づいた皇帝は、福子ふくしの清らかさを褒め声をかけた。

華妃は福子ふくしをにらんだ。

 

皇帝と皇太后による秀女しゅうじょ選定の日、多くの秀女しゅうじょ候補が皇宮に集まっていた。

甄嬛しん・けいは幼なじみの沈眉荘しん・びそうの姿を見つけ、声をかけ話していた。

 

怒鳴り声が聞こえ、秀女しゅうじょたちは騒ぎの中心に目を向けた。

名門の娘・夏冬春か・とうしゅんが 地方の小役人の娘安陵容あん・りょうようにすごい剣幕で怒りをぶつけている。

安陵容あん・りょうようがお茶を夏冬春か・とうしゅんの衣装にかけてしまったようだ。

夏冬春か・とうしゅんは土下座するよう要求した。

 

安陵容あん・りょうよう秀女しゅうじょに選ばれる可能性は低いが、夏冬春か・とうしゅんなら選ばれるかもしれない。

誰も口出しできずにいた。

 

甄嬛しん・けいは、騒ぎを起こしたことが皇帝の耳に入れば父親に迷惑がかかると言って夏冬春か・とうしゅんを止めた。

怒りは収まらないものの、まずいと思ったのか夏冬春か・とうしゅんは去っていった。

 

安陵容あん・りょうよう甄嬛しん・けいに礼を言った。

甄嬛しん・けいは、質素な装いでは足元を見られると言って安陵容あん・りょうようの髪に秋海棠の花を飾り、耳飾りを贈った。

 

皇帝の前に並んだ時、安陵容あん・りょうようの秋海棠に蝶が止まった。

安陵容あん・りょうよう秀女しゅうじょに選ばれた。

夏冬春か・とうしゅん沈眉荘しん・びそうも選ばれた。

 

甄嬛しん・けいを見た皇帝と皇太后は息を飲み、甄嬛しん・けいを呼び寄せた。

歩き出すと水がまかれ、猫が飛び出してきたが甄嬛しん・けいは動じなかった。

甄嬛しん・けいも選ばれた。

 

皇帝と皇后は秀女しゅうじょ選抜の首尾について話した。

皇帝は特に美しい甄嬛しん・けいを気に入ったようで、いくぶん似ていると皇后に話した。

 

皇帝は甄嬛しん・けいを貴人(第6位の側室)にしようとしたが、満軍旗、蒙古軍旗ともに貴人は1人なのに漢軍旗は貴人が2人になってしまうと皇后から指摘され、甄嬛しん・けいを常在(第7位の側室)にして“かん”という封号を与えることにした。

 

華妃の髪を整えていた福子ふくしは、急に華妃が動いたことで髪を引っ張ってしまった。

皇帝が常在のところに泊まったとの報告を受け不機嫌な華妃は、福子ふくしを罰するよう命じた。

 

華妃の太監たいかん周寧海しゅう・ねいかい福子ふくしを気絶させた。

周寧海しゅう・ねいかいの視線の先には井戸があった…。

 

 

見どころ

 

・心優しく、賢く、愛を求める女性の生きざま

 

主人公の甄嬛しん・けいは、心優しい女性ですが、秀女しゅうじょに選ばれたことで後宮の争いに巻き込まれることになります。

序盤から悪役丸出しの華妃を始め、後宮には色々なタイプの女狐が勢ぞろい。

 

外の世界にいれば、きっと幸せな日々を過ごせただろう甄嬛しん・けいは、後宮で様々な経験をし、優しいだけではいられない現実を突きつけられます。

美しく賢い甄嬛しん・けいがどんな道を選ぶのか、目の離せないドラマとなっております。

 

 

・衝撃&納得のラスト

 

ラスト、甄嬛しん・けいの決断はかなり衝撃的です。

けれどその決断をした過程については、ドラマの中で丁寧に描かれるので納得できました。

 

甄嬛しん・けいがどんな決断をしたのか、まだドラマをご覧になっていない方は、是非確かめてみてください。

 

 

 

どんな方におススメ?

 

・計画的な方か時間のある方

 

覚悟していたことですが、見事に寝不足になりました。

 

「少しだけ時間があるから寝る前に1話だけ見ちゃお」

と思って見始めたら いつのまにか2時間経過してしまった、なんて日もありました。

 

そして「明日完全に寝不足だから午後昼寝しよう」と思って寝た翌日、昼寝せずにドラマを見てしまうという有様でした。

 

翌日に備えて計画的な生活をできる自信のない方で忙しい方は、時間ができるまで手を出さない方がいいかもしれません(笑)

時間がある方や、規則正しい生活を送れる方は、今すぐ見てください!

 

 

・スリルとサスペンスだらけの後宮生活を楽しみたい方

 

そろった駒をいつ使うのかというワクワク感、バレるんじゃないかというハラハラ感、皇帝の心1つで最上の扱いをされもするし、どん底に突き落とされもする、そんな後宮生活を楽しみたい方におススメです。