「如懿伝」を見た後、同じ時代の話だと知らずに「瓔珞」を見ました。

 

視聴後「如懿伝」の公式サイトを見て、この2つのドラマが中国で同時期に放送され 視聴者は両方比較しながら楽しんでいたと知りました。

私も「両方見てよかった!」と心の底から思っています。

ぜひ両方見てください!

 

ただ、「如懿伝」と「瓔珞」両方見るなら「瓔珞」を先に見たほうが絶対にいいと思います!

乾隆帝の時代の歴史とか後宮事情とか全部頭に入っているという方はどちらを先に見ようが同じだと思うのですが、「特に詳しくないけど見てみようかな」という方は「瓔珞」を先に見るか、あるいは同時進行で両方一緒に見たほうがドラマをより楽しめると思います。

 

1話はYouTubeで無料公開されてましたので、気になる方は是非お試しください!

 

 

 

 

瓔珞 どんな話?

 

(全70話中、1話と2話序盤のネタバレを含みます。) 

 

今日は乾隆けんりゅう帝の秀女しゅうじょ選抜の日。

着飾った名門の令嬢たちが紫禁城に集まっている。

そのそばを新入りの女官候補生たちがほう女官に率いられ歩いていた。

 

候補生たちは皆初めての紫禁城や令嬢たちの美しい装いに興味津々だが、瓔珞えいらくは冷静な様子だった。

 

候補生の吉祥きっしょうは、誤って秀女しゅうじょ烏雅ウヤの着物を汚してしまった。

烏雅ウヤは怒り吉祥きっしょうの手を踏み付けた。

手の甲からは血がにじんでいる。

 

瓔珞えいらくが止めに入ると烏雅ウヤは足をどけたが、今度は靴に血がつき不愉快だと言う。

烏雅ウヤの靴裏に蓮の花の溝が刻まれているのに目をつけた瓔珞えいらくは、粉に香料を混ぜたもので靴の溝を埋めた。

 

烏雅ウヤが歩くと蓮の花の形に足跡が残り、烏雅ウヤは喜んだ。

南斉なんせい潘妃はんひは、その美しさを“金蓮歩きんれんぽ”とたたえられ寵愛を得たという話を瓔珞えいらくがすると、烏雅ウヤはすっかり機嫌を直し吉祥きっしょうを許した。

 

吉祥きっしょうが、なぜ悪辣な烏雅ウヤに手を貸したのか尋ねると、瓔珞えいらくは吉と出るか凶と出るかはわからないと言った。

 

秀女しゅうじょ選抜が始まった。

烏雅ウヤが歩くと模様の残ることに気づいた乾隆けんりゅう帝は烏雅ウヤに説明させた。

烏雅ウヤ金蓮歩きんれんぽだと言うと、乾隆けんりゅう帝は烏雅ウヤをつまみ出し父親も罰した。

 

乾隆帝は纏足を禁じていた。

それなのに名門の烏雅ウヤが纏足していたこと、君主を誑かした潘妃はんひを真似たことを乾隆帝は怒っていた。

 

女官候補生たちは刺繍の試験を受けていた。

線香が燃え尽きるまでに刺繍をしなければならない。

布に血がついてしまった吉祥きっしょうは、周囲に助けを求めた。

 

皆が自分のことで手いっぱいの中、瓔珞えいらくは自分の布を吉祥きっしょうのものと交換し、やりかけの牡丹の刺繍を完成させるよう言った。

 

試験時間が終了すると、総監が候補生たちの刺繍を確認に来た。

総監は吉祥きっしょう瓔珞えいらくの刺繍を褒めた。

すると1人の候補生が布を交換した経緯を話し不正だと訴えた。

 

瓔珞えいらくは2人で1つの図案を作ろうと話し合っただけだと説明し、刺繍を並べてみせた。

瓔珞えいらくの雉の刺繍と吉祥きっしょうの牡丹の刺繍は1枚の絵画のようになっていた。

総監は訴えた候補生を除名した。

瓔珞えいらく吉祥きっしょうは繍坊に置かれることになった。

 

乾隆帝の後宮には、 

・心優しく皇帝の寵愛を受けているが、第2皇子を亡くしてから意気消沈している皇后富察フチャ氏 

・皇后を目の敵にする傲慢な貴妃きひこう

 ・貴妃きひにすり寄る頭の切れる嘉嬪かひんきん氏 

・一族のために皇帝に懇願するよう頼まれても、皇帝を困らせたくないからと断る嫻妃かんひ輝発那拉ホイファナラ氏 

・病弱な純妃じゅんひ

 ・体調を崩している貴人 

などがいた。

 

瓔珞えいらくは9名の同期と同室になった。

誉められた瓔珞えいらくに嫉妬した錦繍きんしゅうは、瓔珞えいらくの布団を濡らした。

瓔珞は水を汲んできて錦繍きんしゅう錦繍きんしゅうの布団を水浸しにした。

そして騒ぎを起こせば部屋の全員が追い出されるはずだと警告した。

 

その夜瓔珞えいらくは、母親代わりの姉・瓔寧えいねいの棺を開けた日の夢を見ていた。

瓔寧えいねいは不貞を働いたとして皇宮を追放され、自ら命を断ったと言われていた。

しかし瓔寧えいねいの遺体には絞殺された痕があった。

 

瓔珞えいらく瓔寧えいねいの死の真相を突き止め、姉の汚名を雪ぐために皇宮に入ったのだった…!

 

 

 

見どころ

 

・瓔珞による紫禁城無双

 

1話ですでに烏雅ウヤと告げ口候補生を撃退した瓔珞えいらくですが、今後も立ちふさがる敵をバッタバッタとなぎ倒していきます。

「如懿伝」がじっくりコトコト煮込んでから敵を倒すタイプだとすると、瓔珞えいらくは悪即斬タイプです。

 

特に最初のころは敵も小物なのでサッサッサッとテンポよく敵を退場させていくので、視聴者もテンポよく見られると思います。

瓔珞えいらくが乱世を制していく姿をぜひご堪能ください。

 

・姉の死の真相は!?

 

瓔珞が紫禁城に入ったのは、姉の死の真相を探るためでした。

いったいなぜ姉は殺されることになったのか、誰が殺したのか、真相を知った瓔珞は!?

そんなところも見どころとなっております。

 

・紫禁城の恋模様

 

後宮の女性たちも出てくるので、皇帝を巡る女のどろどろした戦いを想像しがちですが、このドラマにはピュアな恋愛もあります。

赤く煮え立つドロドロの溶鉱炉の外でひっそりと恋の花が咲いていますので、そちらも楽しめると思います!

 

 

 

 

どんな方におススメ?

 

・ドロドロが苦手な方

 

このドラマは女の闘いをかなりマイルドに描いています。

生々しさや残酷さも控えめで見やすく、70話と話数は多いですがテンポがいいので長さを感じさせません。

 

ドロドロ苦手だけどトライしてみようかな、と思い立ったとき手初めに見るのにちょうどいいドラマではないかと思います。

 

・ザマァ系が好きな方

 

1話ですでに2人にザマァした瓔珞えいらくは、繍坊で働き出してからも性悪女たちから目をつけられてしまいます。

 

けれど安心してください、瓔珞えいらくが返り討ちにしてくれます。

テンポのいいザマァをたくさん楽しみたいという方におススメです。 

 

「瓔珞」を見終わったら、是非「如懿伝」も見てください!“あのエピソードをこう位置付けるか!”と、驚き感心すると思います。

瓔珞えいらくより残酷さ等がハードモードですが「如懿伝」も面白いので、是非。

 

 

 

 

 

どうしても感想を書きたかった

 

WARNING!!

ここからネタバレがありますので、未視聴の方は読まないでください!

WARNING!!

 

瓔珞えいらく、すっごく面白かったです!

だけど「如懿」を見終わって2分後くらいに見始めたため、すぐに瓔珞えいらくの未来が分かってしまいました。

そのため傅恒ふこうとの未来も分かってしまいました。

 

もしも知らなかったら34話とかでもっともっとショックを受けて、傅恒ふこうじゃなきゃヤダーと叫びながらわんわん泣けたと思います。

もっともっとショックを受けたかったのに、分かっていたことが起きただけだったので答え合わせのような心境になってしまい、そのことだけが残念でした。

泣きたかったのに、泣けなかった悔しさが残りました。

 

「~紫禁城に散る復讐の王妃~」という副題を見れば、如懿を見ていなくても瓔珞えいらくの正体に気づくと思うのですが、私は副題なんぞ見えていませんでした。

記憶を消してもう一度みたいドラマの1つになりました!

 

推しカプは明玉めいぎょく海蘭察ハイランチャでした。

神様、お願いだから明玉めいぎょく海蘭察ハイランチャだけは、この2人だけは幸せにしてください。

神様、お願いします。

と何度も何度も神様にお祈りしながら後半見てました。

可愛くて好きなカップルでした。

 

傅恒ふこうじゃなきゃヤダーとわんわん泣いた方、「来世」あります。

瓔珞えいらくと同じ製作スタッフが作った「尚食~ ~美味なる恋は紫禁城で~」!

時代は遡ってますが、「来世」あります!