蒼蘭訣(そうらんけつ)~エターナル・ラブ~ #1 あらすじ
月族の月尊 東方青蒼は太古の秘術を修得しあらゆる感情を失った怪物となった。父を殺し月尊となり月族兵10万を従え殺戮と略奪を行った。
仙界の水雲天、月族の蒼鹽海、人間の雲夢澤に危機が訪れようとする中、3万年前、仙界の戦神赤地女子は三界を救うため元神(神仙の命の精髄)を犠牲にし東方青蒼を道連れにして月族兵10万を封印した。
しかし東方青蒼の元神は滅びなかった。
彼が蘇れば三界は地獄の業火に包まれることになる。
伝説によると、息山神女だけがその惨禍を阻止できる。
しかし息山神女は行方不明だった。
小蘭花は水雲天の司命殿で人の運命が記された命簿を管理し暮らす仙女である。
司命殿の主・司命は500年前人間界へ遊歴に行ったきり戻ってこない。
司命殿で働くのは小蘭花1人だけだ。
小蘭花がまだ蘭の花だった時、司命が酒をこぼし根が傷んだため小蘭花の霊力は誰より劣っている。
1500年前、蘭だった小蘭花は根が傷み司命に捨てられそうになった。
その時、長珩仙君が育てるよう司命に言ったため小蘭花は修行を経て人の形になれた。
以来小蘭花は長珩仙君に憧れ恩返しをしたいと思っている。
毎日50枚命簿を修繕し5万枚修復したら暇乞いをし涌泉宮で働くのが小蘭花の目標だった。
涌泉宮で働けば、長珩仙君に会える。
乱を起こした月族の巽風を倒し、 長珩仙君が帰還した。
長珩の兄 雲中君は、昊天塔の封印を補強するよう長珩に命じた。
昊天塔には昊天陣を用い東方青蒼の元神が封印されている。
東方青蒼の元神は日々荒れ狂うため封印は緩む。
陣を補強する必要があるのだ。
長珩仙君が戻ったという話を聞いた小蘭花は、着飾って花を持ち漱玉林に出かけた。
思惑通り長珩仙君に会えた小蘭花は、彼が自分の命の恩人であることを話した。
長珩は当時のことを覚えていなかったが、小蘭花の差し出した花束の中から蘭の花を抜き取って持っていった。
長珩は霊玉を落とした。
それは、いらなくなった霊玉で、処分するよう小蘭花に言った。
小蘭花は霊玉を贈られたのだと喜んだ。
涌泉宮で働くための試験に応募すると、集まったライバルたちは落ちこぼれのくせに応募した小蘭花を嘲笑った。
試験に受かるためには、まず根を治さなければならない。
小蘭花は友達の雑草の精たちにお金を借りようとした。
仲間たちは、丹音という水雲天一の美女がいる限り小蘭花の想いは届かないと諭した。
けれど爬山虎だけはお金を貸してくれて、仲間のへそくりの在処も教えてくれた。
お金を持って薬を買いに行こうとした時、長珩仙君の運名簿に異変が生じた。
長珩仙君の命の危険を察知した小蘭花は助けたいと思った。
しかし命簿の内容を本人に漏らしたり書き換えたりしたら天罰が下り小蘭花は消し去られる。
小蘭花は顔を隠し昊天陣を補強中の長珩仙君の前に飛び出した。
小蘭花は封印された昊天塔の中に落ちていった。
落ちる途中、胸に水色の光が輝き、小蘭花は浮遊したまま白髪の長髪男(東方青蒼)に近づいていき口づけをした。
意識を失い目覚めた小蘭花は、東方青蒼と中身が入れ替わっていることに気づいた。
小蘭花の姿をした東方青蒼は、昊天陣を破るよう小蘭花に命じて…?
感想
始まりました!
「蒼蘭訣(そうらんけつ)~エターナルラブ~」
がっつりファンタジーなドラマでございます。
「ツンデレ魔王&落ちこぼれ仙女の“極甘”物語」
「どハマりする視聴者続出のロマンスファンタジー時代劇」
「動画配信サイトiQIYI(アイチーイー)において、「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」に次ぐ歴代ランキング2位」
「本作の爆発的ヒットによって、主演2人も大ブレイク」
「身もだえ必至の胸キュン・ラブストーリー」
というような形で、紹介されています!
2月の終わりころ、蒼蘭訣がWOWOWで放送されることを知り、ツンデレが割と大好きな私は、ずっと楽しみにしていました。
かなりの期待を持ったまま1話を視聴。
結果、面白かった!
ファンタジーなお話なので前半は世界観や主人公の説明になっていました。
この世界は
・仙界の水雲天
・月族の蒼鹽海
・人間の雲夢澤
の3つの世界から成り立っている。
3万年前極悪な月族人・東方青蒼が封印された。
主人公は仙界の蘭の精である小蘭花。
師匠である司命のせいで根が傷んでおり霊力が弱い。
師匠は人間界に遊歴中で1人で司命殿を任されている。
命の恩人である長珩仙君に恩返しをしたい(恋心あり)。
こんな感じの設定です。
前半は初めて見る単語を覚えたりと、楽しむ暇はほとんどありませんでした。
けれど後半、物語が動き始めるとすごく面白かったです。
まずは、おめかしした小蘭花が漱玉林に出かけて行って長珩仙君を見つけた場面です。
仲間から受けたアドバイスを思い浮かべ、しとやかで華麗な仙女っぽく長珩仙君に近づくのですが、途中で木の蔦が首に絡まってしまい台無しになる場面。
あそこでまず笑いました。
次は、小蘭花と東方青蒼が入れ替わってしまった場面です。
殺戮と略奪を繰り返した怪物のはずの東方青蒼が、女の子ポーズで「助けて」とか「お化け」とか言っているのに大笑いしました。
ギャップすごっ!
それと同時に役者さんってすごーいともなりました。
小蘭花は幼くて可愛い感じの女の子で話し方も見た目の通り ふわふわ な感じなのに、中に東方青蒼が入っていると冷酷な目をしてめっちゃカッコいい女性になってました。
それから、小蘭花と東方青蒼の身長差もグッとくるものがありました。
この2人がどうやってサムネのような関係になるのか。
魔王様はどんなツンデレを見せてくれるのか。
小蘭花の胸が水色に光ったのはなぜ?
小蘭花はスーパーパワーの持ち主?
めちゃくちゃ楽しみです。
「蒼蘭訣」というタイトル、「蒼」は東方青蒼を示していて、「蘭」は小蘭花を示しているのだと思いますが、気になるのは「訣」という字。
「訣」という字を調べると、「別れる」と出てきました。
タイトルが割と不穏?
ただ、その後に「~エターナル・ラブ~」というサブタイトルが付いているので、「エターナル・ラブ」を信じ、全36話楽しんで行こうと思います!