赤い袖先 第15話 過ちの代償 あらすじ

 

 

 

 

サンはドギムに王宮を離れ二度と戻らぬよう命じた。 

サンを欺いた自分が悪いとドギムは感じ、言われた通り王宮を出て行った。

 

サンはドギムの部屋を訪れた。 

部屋には暎嬪ヨンビンの遺品である「女範ヨボム」だけが残されていた。 

許しを請うこともなく潔く出て行ったことを、”ドギムらしい”と思いつつ暎嬪ヨンビンの書をめくると、紙片(破られた「史記」)が挟まっていた。

 

 

――――1年後――――

ドギムは書を筆写して生計の足しにしていた。 

街に出たドギムは、官吏が文書を公示するのを見て内容を見ようとしたが、大勢の人が集まり見られなかった。 

押されたドギムを支えたのは、ホン・ドンノだった。 

ホン・ドンノは、王様が新たに側室を迎えるという公示だと教えてくれた。

 

狩りの日 雨が降り、サンは清衍郡主チョンヨンクンジュの家に泊まることにした。

するとそこにドギムがやってきた。

清衍郡主チョンヨンクンジュに頼まれた書を届けに来たのだ。

 

清衍郡主チョンヨンクンジュは王様に謝罪するようしきりにドギムに勧めたが、ドギムは拒絶した。

ドギムの様子を見た清衍郡主チョンヨンクンジュは 自分がドギムの面倒を見ているのは、サンに頼まれたからなのだと話した。

 

サンは文句を言いつつもドギムに近づき、女範ヨボムに挟まれていた紙片について尋ねようとしたが、考えを変えた。

 

次回は自分を無視してほしいとドギムが頼むと、サンは激昂し、ドギムは罰を与えるよう言った。サンは側室という位階を与えられずに寝所に侍るかと脅した。宮女に蔑まれ、死よりも恐ろしい罰だという。

 

結局、サンは何もせず立ち去り、清衍郡主チョンヨンクンジュの家には泊まらず王宮に帰っていった。

 

ドギムは新しくサンの側室となった和嬪ファビンに付いて王宮に戻ることになり、ホン・ドンノに挨拶に行き言葉を交わした。

ホン・ドンノの言葉は今から死ぬ人の言葉のようであった。

 

ドギムが宮中に戻ったことは、すぐにサンに知られた。

和嬪ファビンはサンとドギムの間に何かあると察しドギムに辛く当たった。

 

ホン・ドンノが自害したと言う報せが届いた。

残された手紙には、「史記」を破り幼いサンを救ったのは見習い宮女だったと記されていた。

 

和嬪ファビンを訪ねたサンは、ドギムが酷い扱いを受けているのを知り、和嬪ファビンを叱った。

 

恵慶宮ヘギョングンはサンに、自分がドギムを王宮に戻したことを話した。

母として、息子に幸せになってほしいのだ、と。

恵慶宮ヘギョングンの言葉を聞いたサンは、ドギムが手ごわすぎるのだと一人考えた。

 

ホン・ドンノが亡くなったと知り、ドギムは1人橋の上で涙を流した。

そこにサンがやってきて泣いている理由を尋ねた。

ドギムは和嬪ファビンのせいではなく、ホン・ドンノが亡くなったことを知り何もかも変わってしまったと思うと思わず涙が出たのだと話した。

 

サンは「史記」を破ったのはドギムかと尋ね、反応を見てドギムなのだと確信した。

 

ずっと守られていたことを知ったサンは感謝の言葉をかけ、ドギムの心がまだ自分にあるのだと知ると抱きしめた。

 

 

 

 

 

感想

 

前回、強引なキスで終わり、どうなるかとワクワクしていたら王宮から出ていくよう命じられてしまいました。

ドギムは王宮からあっさり出て行ってしまい…真顔

 

えー???2人はくっつくんですよね?

と気をもんでいたら、すぐに王宮に戻ってきました~。

とはいえ、1年は離れ離れになっていたのですけれど。

 

1年会わなければ、例え過去に好きだった人だとしても割とどーでも良くなってそうな気がしますが、この2人はそうではない。

サンはすぐにドギムに気づきました。

離れても好きな人でい続けたのでした。

 

ホン・ドンノが最後に残した手紙を見て、彼のことが少しわかった気がしました。

彼は、「史記」を破ってサンを救った手柄を少女から横取りしたことを ずっと心の底で気にし続けていたようです。

そのことに自分の中でこだわりすぎていて、ドギムをライバル視していたようでした。

 

この3人の関係性なら、3人で協力し合って新しい時代を作るという道もあったような気がしますが、そうはならなかった。

ちょっとしたボタンの掛け違いで少しずつ道がそれ、最後には大きな違いになってしまったように感じました。

ただ、ホン・ドンノは奴婢を解放したいというサンの考えには反対そうでしたので、そこで離反してしまったかもしれませんね。

 

妹を亡くし、最後には自害という道を選んでしまったというのは悲しかったです。

あれだけ強気で頭も回る人だったので、時機を待っていればまだワンチャンスあったのではないかと思ってしまいました。

 

 

今回、恵慶宮ヘギョングンとサンのシーンを見て泣いてしまいました。

母として息子に幸せになって欲しいという想いがあってドギムを呼び寄せたと話すシーンに、母の愛の強さを感じて号泣です。

 

恵慶宮ヘギョングンのおかげでドギムは和嬪ファビンのお供という形で宮中に戻りました。

 

その和嬪ファビンですが、彼女は悪役だと思います。が、彼女が出てきて安心しました。

韓国ドラマを見るのは今回2作目なのですが、実際に韓国ドラマを見る前に韓国ドラマに抱いていたイメージというのが、”和嬪ファビンみたいな人がいっぱいでてくる”とういものだったのです。

 

ところが実際に見てみたところ、お目にかかりませんでした。

しかし、今回ちゃんとそういう女性も出てくるんだと分かり、自分の先入観が必ずしも完全に誤りではなかったのだと知り安心しました(?)。

 

サンは和嬪ファビンを訪ね、水音がしたことから 夜に洗濯を命じられていたドギム(夜に洗濯させるのは規則違反)を見つけて助けました。

あの水音はサンが来たことを知ったドギムが、助けを求めてわざと大きくたてたのだと思います。

きっとそう。

 

宮中から出たドギムは、清衍郡主チョンヨンクンジュ(サンの妹)とソ尚宮サングンの話を聞いて、自分がサンに守られていたのだと知りました。

 

サンも「女範ヨボム」に挟まれていた紙片とホン・ドンノの手紙から、ドギムに幼い頃から助けられていたことを知りました。

 

サンは泣いているドギムを見つけ、自分の前だけで泣いて欲しいと言い、けれどもう遅すぎるのかもしれないとドギムから離れようとしました。

 

そんなサンの袖を引いて、ドギムは引き止めました。

そこに何も言葉はありませんでしたが、サンはドギムの気持ちが自分からまだ離れていないと気付き、ドギムを抱きしめ…飛び出すハート

 

2人はどうなるのでしょうか?

全17話と分かっていますので、残りあと2話。

2人が幸せになるところを見たいです。

よろしくお願いします。