尚食(しょうしょく)~美味なる恋は紫禁城で~ #2 皇太孫の帰京 あらすじ

 

 

 

尚食しょうしょく孟紫澐もうしうんは、姚子衿ようしきんに どうしてスープや豆腐、薬膳肉を提案したのか質問した。

 

姚子衿ようしきんは、皇帝の行軍中の食事禄を見て、皇帝が歯か胃に不調を抱えているのではないかと気づいたことを話した。

答えを聞いた孟紫澐もうしうんは首位にふさわしい答えであると言い立ち去った。

 

喜ぶ姚子衿ようしきんだったが、そこに司膳・王遥清おうようせいが待ったをかけた。

 

王遥清おうようせいは、薬膳の心得のない姚子衿ようしきんが薬膳肉を出したことを非難した。

本来薬膳は食事をする者の症状を見てその症状に合わせた薬草を使い作らなければならない。万が一皇帝の体に何かあれば大変なことになっていたはずだというのだ。

 

姚子衿ようしきん宮正司きゅうせいしに連れて行かれ提鈴ていれいという罰(毎晩錘を両手にぶら下げ宮中を巡回する)を受けることになった。

 

雨の中 錘を提げ歩いている姚子衿ようしきんは、皇太孫・朱瞻基しゅせんきの輿の前で倒れた。朱瞻基しゅせんきは罰を免ずるよう命じた。

 

罰を免じてくれた皇太孫への恩返しとして、姚子衿ようしきんは献立にない料理を差し入れに加えた。

 

そのことを知った殷紫萍いんしへいを口止めするため、姚子衿ようしきんは内訓(礼儀作法の書物)を教えることにした。

女官になるには内訓を学び試験に合格しなければならない。学問の苦手な殷紫萍いんしへいは取引に応じた。

 

蘇月華そげっか孟紫澐もうしうんに実の娘であることを告げたが、孟紫澐もうしうんは娘のためを思って冷たくあしらった。

 

皇帝に命じられ乗馬に挑戦した皇太子だったが、乗った馬が暴走してしまった。皇太孫は助けに向かったが…?

 

 

 

 

感想

 

今回は、”登場人物紹介”のような回だったように思います。

なのでここでも登場人物をまとめていきたいと思います。

 

 

姚子衿ようしきん

主人公。

1話で「”飲食の道”とは」と怖い試験官に尋ねられて「結婚させられるのが嫌で宮中に入りたい」と言っていたので、怖いもの知らずの陽気なキャラなのかな、と思っていたのですが、かなり賢い子であるということが2話で判明しました。

皇帝の体調に誰よりも早く気付きました。

また、皇太孫が帰ってくるという噂を聞いて、皇太孫に罰を免じてもらおうと企んで行動し、彼女の計画通り事は運びました。内訓は暗記済みです。

 

 

・皇太子・朱高熾しゅこうし

ぽっちゃり系のおじさま。善良なのだけが取り柄。

ぽっちゃりのせいで馬に乗れない。

弟たちは兄である皇太子を馬鹿にしがち。

父・皇帝のことが怖い。苦手。

そんな彼がなぜ皇太子でいられるのかと言えば、今は亡き母が皇后だったことと、母が生前選んだ皇太子妃・ちょう氏がかなりやり手でしっかり者だから。

そして皇帝が皇太子の息子朱瞻基しゅせんきを溺愛しているから。

 

 

・皇太孫・朱瞻基しゅせんき

この物語のヒーローのはず。

皇太孫妃・胡善祥こぜんしょうとはうまく行っていない。

馬車から下りて押すのを手伝う等気さく。運動神経がよい。

 

 

殷紫萍いんしへい

姚子衿ようしきん蘇月華そげっかと共に技術の高さを1話で認められた。機転が利く。

文字を読むのが苦手で主人公との取引に応じた。

 

 

蘇月華そげっか 

孟紫澐もうしうんの実の娘。

家族からは孟紫澐もうしうんが権力者と密通し、それを暴いた伯父を孟紫澐もうしうんが殺したと聞かされており、真相を孟紫澐もうしうんから聞きたいと思っている。

孟紫澐もうしうんには妄言であると言われてしまい、実母と決別することにした(?)。

 

 

・主人公たちの働く尚食局について

尚食局とは、後宮の六局一司の1つ。

尚食…孟紫澐もうしうん もうすぐ辞めることになっている

司膳…胡善囲こぜんい(優しい&皇太孫妃の義姉)王遥清おうようせい(怖い)

司醞しうん

司饎しき

典膳…4名

掌膳…4名

大勢の下働き

主人公は下働きとして働いていて、女官になるのを目指している最中。

と理解しました。

 

 

まだ全然どんなお話になるのか分からないのですが、もしかして最初追放されそうになった姚子衿ようしきん蘇月華そげっか殷紫萍いんしへいの3人全員の物語みたいな感じになるのでしょうか?

来週を楽しみに待ちたいと思います。