斛珠夫人~真珠の涙~ 第8話 師匠からの贈り物 あらすじ
海市は武挙の論文試験で、真珠税に苦しむ民の現状を論じ皇帝を批判した。
皇帝・褚仲旭は海市の論文を高く評価した。
真珠税を設けた目的は儀王の乱で乱れた国を立て直すためで、その税率は1/10のはずであった。官吏による不正があることを皇帝は知り、調査を行わせることにした。
方諸は海市を引き取ってからずっと真珠税に関する不正を調べていたという話を、海市は卓英から聞いた。
馬射の試験では、海市の馬に細工がしてあり馬が暴れたが海市はうまく御した。
方諸は調査に乗り出した。
海市は緹蘭に数珠とウサギを贈った。
海市の代わりに緹蘭に贈り物を届けた卓英は、ウサギをプレゼントされると女性は喜ぶという話を聞き、密かに鞠柘榴にウサギを贈った。
緹蘭はウサギを小乖と名付け可愛がっていたが、目を離した隙にウサギがどこかに行ってしまった。探しに行くと、緹蘭のウサギを皇帝が持っていた。
皇帝は海市が緹蘭にウサギと数珠を贈ったことを知り、それは罪であると緹蘭を問い詰めた。
皇帝は海市が殿選(皇帝臨席で行われる武力試験)で首席にならなければ命を奪うといった。
海市が試験の中で友達になった何冲は蘇鳴の配下の者だった。
蘇鳴は何冲に殿選での配置図を見せ、海市を暗殺するよう命じた。
感想
真珠税の不正がついに正されることになりそうです。
本当に良かった。
1話の官吏は胸糞悪かったですからね。
真珠がたくさんあるのを見て、全部着服するために税金を納められない村として焼き討ちにしましたからね。
あいつらを捕まえてください。
陛下は政治方面ではちゃんとしてる方みたいで少し安心しました。
陛下の周りにいる人たちはすごく大変そうだけど、民衆にとってはいい君主かもしれないと希望を抱きました。
今まで目が行き届いてなくて不正を放置したままになってしまっていたみたいですが、気づいてからは行動が早くて、そこは君主制のいい所だなぁと改めて認識しました。
海市は師匠のところで数年間修行しただけだと思うのですが、他の受験生を圧倒する神業を身につけています。
武挙を受けることができるだけでもすごいことだと思うのですが、そんな選ばれし人達の中でも頭一つ抜けてる感じです。
一体どんな修行をしたんだ!?
師匠が海市の巾着を腰につけて出かけていたのにはニマニマしました。
けれど、海市はその姿を見ることができなくて、気に入ってくれなかったんだってちょっと落ち込んでいた姿は可愛かったです。
そして師匠から指輪をもらって妄想が広がってる姿も可愛かったです。
海市の妄想力はなかなかだと思います。
かなりレベル高い。
卓英は今回も鞠柘榴に直接会う勇気がでませんでした。
一体いつになったら会えるんだ。
そして会ったらどんなふうに取り乱すんだ!?
挙動不審な卓英が見たい!
次回は海市が暗殺されそうになるみたいです。
師匠も出張って来るみたいなのでまた一波乱。
楽しみに1週間待ちます。