斛珠夫人~真珠の涙~ 第4話 許せない罪 あらすじ

 

 

 

援軍を頼んだ陳赫然ちんかくぜんが罠を張ったのだと気付いた海市かいしは、急いで緹蘭ていらん公主のもとに駆け付け公主を助けた。

 

大徴たいちょう皇帝・褚仲旭ちょちゅうきょくは、緹蘭ていらん公主を助けさせた方諸ほうしょに怒りをぶつけた。

 

海市かいしは初めて任務を与えられ隊列を離れることになった。

新しい任務とは霽風館せいふうかんの裏切者を追うというものだった。

 

 

皇帝は卓英たくえい方諸ほうしょを呼び出し、杖刑じょうけい200回の罰を与えた。

 

皇帝は、緹蘭ていらん公主を救った場に海市がいたことを知っており、海市を連れてこなかったことについて方諸に問いただした。

方諸は海市はすでに逃げたと言い、海市の罰を代わりに受けた。

 

裏切り者を追うという任務は嘘で、自分は逃がされていると気付いた海市かいしは、

急いで霽風館せいふうかんに戻った。

 

 

緹蘭ていらん公主は淑容妃しゅくようひという封号を与えられ入内することになった。

 

緹蘭ていらん公主は蔑ろに扱われたが、注輦ちゅうれんには大徴たいちょうの後ろ盾が必要であり、入内を受け入れた。

 

 

杖刑じょうけいを受け、清風観せいふうかんに帰ってきた方諸を海市は出迎えた。

 

方諸はめいを軽んずる海市に、出ていくよう言った。

 

 

婚礼の夜なのに皇帝からお召がない。

 

緹蘭ていらん公主は皇帝に会いに行った。

 

皇帝は皇后の位牌を隣に置き、苛立った様子で酒を飲んでいた。

 

怒りを抑えられない皇帝は、その場をすぐに立ち去ろうとした。

 

しかし緹蘭ていらん公主の首飾りに目を止めた。

 

首飾りは緹蘭ていらん公主の母方の一族に伝わり子供の頃から身につけているものだった。

 

緹蘭ていらん公主は紫簪しさんに瓜二つだった。

 

皇帝は出ていくよう緹蘭ていらん公主に命じた。

 

 

王の乱の際、方諸が無謀な戦いをしたことで、紫簪しさんが亡くなることになり、方諸は皇帝に対して後ろめたさを感じていた。

 

 

緹蘭ていらん公主が身につけていた首飾りは、紫簪しさんが嫁入りの際身につけていたものと同じものだった。

 

皇帝は紫簪との婚礼の日を思い出していた。

 

 

方諸は倒れ、海市は看病をした。

 

 

 

 

感想

 

 

緹蘭公主は紫簪さんの妹ということなのですが、瓜二つです。

そして、すごく可哀想な扱いを受けています。

 

陛下が紫簪さんを今でも大好きだというのは、すごくよく分かりました。

そして、それは乙女的には非常にポイントが高いです。

好感度大!

 

なのですが、だからと言って何の罪もない緹蘭公主に当たらないで欲しい。

…というか、割り切れないのならば弟にでも譲位して隠居すればいいんじゃないの?なんて思ってしまいました。

 

そうすれば嫌な結婚だってする必要ないだろうしね。

師匠や卓英さんに八つ当たりすることだってなかったわけですし。

 

やっぱり皇帝という立場である以上、ある程度私情を排してほしいというか…。

 

…書いていて気づいたのですが、恐らく、このお話が始まるまで見ていたドラマに賢帝が出てきていて、どうにも無意識のうちにその皇帝とこの皇帝を比べてしまっているみたいです。

そしてこの皇帝にダメ出ししたくなっちゃってるみたいです。

 

とにもかくにも、どうやら陛下がこうなってしまった原因=紫簪さんが亡くなった原因は師匠にあるみたいですね。

 

でも、緹蘭公主が紫簪さんと瓜二つだということもあり、緹蘭公主が陛下を変えてくれるんじゃないかなと期待しています。

 

とりあえず、残酷なことをしない人に変えてください。

本当にお願いします。

師匠が死んじゃうからぁえーん

 

そういえば、緹蘭公主と紫簪さんが身につけていたネックレスは人魚の形していましたよね。

1話にも人魚出てきていましたし。

 

今のところ、全く人魚が絡む気配がないのですけれど、これから人魚が絡んでファンタジーなお話になっていくんでしょうか。

楽しみです。

 

海市は師匠から出ていくように命じられました。

しかもそれは海市をかばおうとして言っているんじゃなくて、海市が無謀な行動をして命令も聞かないからだって言われてしまいました。

 

そして海市は出ていくと師匠に約束しました。

 

けれど、師匠がぶっ倒れたことで看病することに…。

海市はどうなるんでしょうか。

師匠といったん離れるの?

 

次回が楽しみです!