曳山まつり英語で解説 ユネスコ登録で観光協会がパンフ | 近江毎夕新聞

曳山まつり英語で解説 ユネスコ登録で観光協会がパンフ

 長浜観光協会はこのほど、英語版の長浜曳山まつりの紹介パンフ二千部を製作した=写真。
 A3サイズ二つ折りのフルカラーで、曳山まつりの歴史やまつりの概要、スケジュールを紹介している。既存の曳山まつり紹介パンフを英語に翻訳したもので、長浜市の(株)シバタプロセス印刷が制作した。経費は約四十五万円。英語化に伴い、日本語版と逆の右開きとし、長浜曳山祭ユネスコ無形文化遺産登録推進会議(山田富造会長)が制定した同まつりのシンボルマーク、ロゴマークを新たに追加している。
 曳山まつりを「曳山フェスティバル」、子ども歌舞伎を「チルドレンズカブキ」などと表記しているのは、平成六年に長浜観光協会が発刊した英語版の曳山まつり紹介冊子「長濱曳山祭」に準じた。著者は当時の学校ALT(英語指導助手)のサマンサ・フルトンさん。
 英語版パンフは、長浜市のインバウンド推進策の一つ。また同まつりを含む国内の 「山・鉾・屋台行事」三十二件が今秋、ユネスコ無形文化遺産に一括登録予定のため、外国人観光客らの注目が高まると予想されることから、通年で利用できる英語版パンフの需要を見込んで作った。市内の主要観光施設やホテル、旅館、観光案内所に置くほか、海外の旅行代理店などとの交渉に活用できるとしている。